コラム

基本的なターゲティング広告の考え方と種類

基礎知識 広告運用
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費用をかけてWeb広告を配信するからには、よりコンバージョンする見込みがあるユーザーにリーチしたいもの。そこでおすすめなのが、ターゲティング広告です。配信する対象を絞ることで、より高い成果が見込めます。

この記事では、ターゲティング広告の基本的な考え方や種類、メリット・デメリットについてご紹介します。

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1.ターゲティング広告とは

ターゲティング広告は、相手を絞って広告を配信する手法を指し、ターゲティングには「標的にする」という意味があります。

Web広告で効率よく結果を出すには、購買やダウンロードといったコンバージョン(成果)につながりそうな人を見つけ、配信することがカギとなります。ターゲティング広告では、特定の行動などを基にターゲティングすることで、より見込みがあるユーザーへアプローチしていきます。

例えば「ソファを新調したい」と思ってソファについて検索すると、しばらくの間ソファに関する広告が表示されます。その後全く関連のないキーワードを検索しても、しばらくはソファに関する広告が表示され続けるはずです。

これは広告配信者が、ソファについて検索した人をターゲティングしているためです。ソファへの関心がある人=見込みがある人と判断して、集中的に広告を配信します。

ターゲットの対象は人以外にも、コンテンツやデバイス、位置情報などがあります。ターゲティング手法の種類については、後ほど詳しくご紹介します。

2.代表的なターゲティング広告を4つご紹介

ターゲティング広告には、以下の4つの種類があります。

  • オーディエンスターゲティング
  • コンテンツターゲティング
  • デバイスターゲティング
  • ジオ(位置情報)ターゲティング

順番に解説していきます。

2-1.オーディエンスターゲティング

「オーディエンス」とは聴衆や視聴者という意味で、Web上では受け手を総称する言葉です。オーディエンスターゲティングは、媒体が用意した広告枠ではなく「人」をターゲットにして広告を配信する点が特徴です。

オーディエンスターゲティングは、オーディエンスデータを基に広告を配信します。オーディエンスデータとはCookie情報を基にした個人情報を含まないデータのことで、サイトの閲覧履歴や行動履歴といったデータが含まれます。

オーディエンスターゲティングのメリットは、ユーザーをオーディエンスデータで絞り込める点。さらに社内で保有している年齢や性別といった顧客情報を紐づけることで、より効果の見込める層へアプローチできます。ターゲット広告の中でも種類が多く、最も活用されている手法です。

2-2.コンテンツターゲティング

コンテンツをターゲットとする配信方法を、コンテンツターゲティングといいます。サイト内にあるテキスト情報(コンテンツ)を元にプログラムが内容を分析し、その内容に合わせて広告を配信する仕組みです。

記事の中に「パソコン」というテキストが多ければ、パソコン関連の広告を配信します。これはユーザーがパソコンに関するコンテンツを閲覧していることで、「パソコンに興味がある=見込み客である」と判断しているためです。

コンテンツと親和性のある広告を配信できる点が、コンテンツターゲティングのメリットです。コンテンツターゲティングにはアプリやサイトを指定できる「プレイスメントターゲティング」と、健康やアパレルといったカテゴリを指定できる「サイトカテゴリーターゲティング」の2種類があります。

2-3.デバイスターゲティング

PCやスマートフォン、タブレットといったデバイスを指定できる手法です。デバイスターゲティングは、スマホアプリやPC向けのウイルス対策ソフトなど、使用デバイスが限定されているサービスの広告に向いています

例えばスマホアプリのインストールを促したいなら、PCやタブレットで広告を配信してもあまり意味はありません。ユーザーが今見ているスマホ上だけでアプリの広告を配信したほうが、高い効果を期待できるでしょう。

さらにデバイスターゲティングでは、OSやバージョンが指定できる場合もあります。アプリ自体にOSやバージョンの指定があるなら、広告配信時に設定しておくことでよりターゲットを絞られます。

2-4.ジオ(位置情報)ターゲティング

パソコンやスマートフォンの位置情報をターゲットとして、広告を配信する手法です。ジオターゲティングではWi-FiやGPS、近距離無線技術を使ったビーコンといったデータから位置情報を取得しており、個人情報を特定できないよう、秘匿性を持たせるケースがほとんどです。

外出先でスマートフォンを使うと、現在の位置情報を利用する旨のメッセージが表示されることがあります。そこで「OK」を押すと、プラットフォーム業者やアプリ運営会社に位置情報が共有されるのです。ジオターゲティングでは、このGPS情報などを元に位置情報を把握しています。

ジオターゲティングの場合、特定の地域における広告情報配信に向いています。例えば羽田空港周辺にあるサービスのWeb広告を配信したい場合、「羽田空港周辺にいるユーザー」というターゲティングが可能です。今大阪や北海道にいるユーザーに配信するよりも、高い成果が期待できます。

そのほか特定の地域で認知度を上げたり地域限定のキャンペーン情報を配信したりする場合にも、ジオターゲティングはおすすめです。

3.ターゲティング広告のメリットとデメリット

では、ターゲティング広告のメリットとデメリットについても触れておきましょう。

3-1.ターゲティング広告のメリット

ターゲティング広告のメリットは、以下の2つです。

  • 成果が出やすくなる
  • 広告配信コストを抑えられる

ターゲティング広告は、見込みがありそうな対象を絞って広告を狙い撃ちできます。そのため、ターゲティングをしない広告よりも成果が出やすい点が最大のメリットです。

例えば、「ソファ」と検索したユーザーは、検索しないユーザーよりもソファに関心があります。そのユーザーをターゲットとしてソファカバーやソファのセール広告を集中的に配信すれば、より成果が出やすくなります。

ユーザーの行動以外にもコンテンツやデバイス、位置情報で戦略的にターゲットを絞れば、単純に広告を配信するよりも、より多くの見込み客へアプローチできるでしょう。

またターゲティングをすると、見込みのないユーザーへ広告を配信する機会が減らせます。より効率的にマーケティングを行うことで、広告配信コストや一人当たりの顧客獲得単価(CPA)を抑えることにもつながるのです。

3-2.ターゲティング広告のデメリット

ターゲティング広告のデメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • ユーザーが不快感を抱くリスクがある
  • 配信方法が多い

ターゲティング広告は特定の行動などを標的として、時に繰り返し広告を表示させます。その結果、「しつこい」「監視されているようだ」と不快感を抱くユーザーも少なくありません。成果を上げるために繰り返し広告を配信した結果、企業への印象が悪くなるリスクもあります。

またターゲティング広告は配信方法が多種多様で、媒体によって使い分けが必要です。Web広告に関する知識やノウハウがないと難航しやすく、適切な運用ができないリスクがあります。ノウハウがなければ試行錯誤しながら進める必要があり、その結果無駄な広告費が発生するケースも少なくありません。

社内での運用が難しいと判断したら、早めに広告代理店に代行を依頼するなどの対策を検討しましょう。

まとめ

ターゲティング広告の種類やメリット・デメリットをご紹介しました。この記事をまとめます。

  • ターゲティング広告は、特定のユーザーに向けて配信できる手法である
  • ターゲットとするのは人だけではなく、コンテンツやデバイス、位置情報もある
  • 見込み客に効率的に配信することで、高い効果や費用対効果が期待できる
  • 特定のユーザーをターゲットにするので、不快に思われるリスクはある

ターゲティング広告では、何をターゲットとするのかが大きなポイントです。人はもちろん、コンテンツやデバイス、位置情報までターゲットとできるので、社内でしっかり戦略を練る必要があります。ターゲットとするものを吟味して、ぜひ広告運用の成果を高めてください。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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