コラム

Criteoとは?基本知識から広告配信の注意点まで詳しく解説

ディスプレイ広告 基礎知識 広告運用
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Criteo(クリテオ)とは、フランスのパリに本社を置くCriteo社が提供するリターゲティング広告サービスです。独自アルゴリズムでユーザーの行動を解析して、パーソナライズされたディスプレイ広告を配信します。

日本では、インターネットユーザーの88%がCriteo の広告を目にしていると言われるほど大きなシェアを獲得しているため、Web広告の運用者にとって、Criteoに関する知識は欠かせません。そこで今回は、Criteo広告の仕組みやメリット、導入方法などを詳しく解説していきます。Web広告の運用に慣れていないという方も、ぜひ参考にしてください。

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1.Criteoとは

Criteoとは:
リターゲティング型のダイナミック(動的)ディスプレイ広告配信サービス。

Criteo社はフランスのパリに本社を置いてグローバル展開をしており、日本でもインターネットユーザーの88%がCriteoの広告を目にしているほど、高いシェアを獲得しています。

1-1.Criteoの仕組み

Criteoで配信している「ダイナミック広告」とは、ユーザーの商品閲覧履歴を基に広告を表示するリターゲティング手法です。ユーザーがサイトを離脱して別サイトに移ると、各ユーザーに最適化したディスプレイ広告が表示されます。

ユーザーが閲覧していた商品だけでなく、関連商品やおすすめ商品なども含めた下記のようなバナーが自動生成されるのもCriteoの特徴です。

参考記事

ダイナミック広告の基本から改善方法まで詳しく解説【初心者必見】

1-2.Criteoの配信先

Criteoの主な配信先は、下記となります。

  • goo
  • msn
  • 食べログ
  • Facebook
  • はてなブックマーク

なお、CriteoはYahoo!のネットワーク「Yahoo Display Ads(YDA)」と提携しているため、Yahoo!ニュースのトップ画面を含めた主要サイトへの配信も可能です。

すでにYDAへの広告配信をしていても、Criteo独自の枠を利用して配信先を拡大できるため、新たに導入する価値は十分にあるでしょう。なお、現時点でYDAに配信できる第三者媒体はCriteoのみとなっています。

また、Criteoは次のようなネットワークとも提携しています。

  • Google
  • Microsoft Advertising

2.Criteoのメリット

Criteoの主なメリットは、次の3つです。

  • 精度の高い広告配信を実現する
  • バナーを作成する必要がない
  • 商品詳細ページにワンクリックで移動する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1.精度の高い広告配信を実現する

Criteoは、膨大なデータを活用してコンバージョンに至る確率の高さを判断し、独自のアルゴリズムが枠とタイミングを選んで広告を配信しています。また、表示されるバナーはユーザーごとに最適化されるため、従来の画一的なバナー広告よりも高いクリック率が期待できます。

2-2.バナーを作成する必要がない

Criteoは、RTCO (Real Time Creative Optimization)によってリアルタイムにクリエイティブを最適化します。そのため、配信先や商材に合わせてバナーを作成する必要はありません。

バナーのレイアウトだけではなく、クリック率を高めるカラーやブランドの情報などを瞬時に判断して、クリックにつながるクリエイティブを構成しているのも特徴です。組み合わせ可能なクリエイティブの要素は17兆通りも用意されているため、確実にコンバージョンへとつなげます。

2-3.商品詳細ページにワンクリックで移動する

広告をクリックするだけで商品詳細ページに遷移するため、ユーザーの購買意欲を維持したまま購入まで誘導することができます。また、ユーザーの利便性を高められるというメリットもあるでしょう。

3.Criteo広告の配信方法

Criteoで広告を配信する手順は、次のとおりです。

3-1.データフィードを作成する

Criteoで広告を配信するには、商品の価格や画像、説明文などをリスト化した「データフィード」を作成する必要があります。表示されるクリエイティブはデータフィードに基づいて自動生成されるので、内容を充実させて配信効果を最大化できるようにしましょう。

なお、商品の在庫切れや価格の変動といった情報を正しく反映させるために、フィードは常に最新の情報に更新しておく必要があります。誤った情報を配信してしまうと、パフォーマンスの大幅な低下を招く恐れがあるので注意しましょう。

3-2.タグを設定する

自社のサイト内にタグを設置してユーザー行動を把握し、リターゲティングを行ないます。詳細なデータを蓄積するためにも、サイト内の全階層にタグを設置しましょう。取得できるデータが増えるほど、機械学習の精度が高まり、コンバージョン率の向上につながります。

4.Criteo広告配信の注意点

Criteoで広告を配信する際には、次の3点に注意する必要があります。

  • 出稿最低条件が決められている
  • タグの実装が難しい
  • 機械学習に時間がかかる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

4-1.出稿最低条件が決められている

Criteoで広告を配信するには、次の条件をクリアする必要があります。

・最低予算
Criteo広告配信の最低予算は50万円からです。月額ではなく「50万円配信するまでは中止できない」という意味になります。50万円を使い切る期間は問いません。

・サイト訪問者数
サイトの訪問者数は最低1,500/日、または、月間4万UU以上となります。訪問者数を申請する際には「Google Analytics」か「Website Informer」のキャプチャが必要です。

参考記事

Google Analyticsとは?デジタルマーケティング戦略に欠かせないツールを解説

4-2.タグの実装が難しい

Criteoの広告配信で最大限の効果を得るためには、タグをサイトに最適化したうえで、ほぼすべてのページに設置しなければいけません。

タグの設置には、htmlやJava Scriptの知識も求められます。社内にエンジニアがいない場合は、代理店への依頼を検討する必要もあるでしょう。

参考記事

タグとは?広告運用に欠かせない基本的な知識を解説!

4-3.機械学習に時間がかかる

機械学習の成果が見えるようになるまでには、広告を配信してから1か月前後かかります。そのため、即効性を求めている場合は、他の広告配信手段を選択した方がいいでしょう。

まとめ

今回の内容をまとめると、以下になります。

  • Criteoは、リターゲティング型の動的ディスプレイ広告
  • 各ユーザーに最適化されたバナーが自動生成されるため、コンバージョン率の向上が見込める
  • 配信準備や運用には手間がかかるので注意が必要

多くの配信先と提携しているCriteoを利用すれば、従来の方法ではリーチできなかったユーザーへの訴求も実現するでしょう。データフィードの用意や更新などの手間はかかりますが、宣伝効果の高さを考慮すれば、導入する価値は十分にあります。

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アドフレックス編集部

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