キーワード選びや配信方法を解説!WEB広告運用者必見のサーチターゲティングとは?
サーチターゲティングとは、ユーザーの検索履歴を基にしてディスプレイ広告を配信する仕組みのことです。購買意欲の高いユーザーに限定した訴求ができるため、効率的なWeb広告の運用にはサーチターゲティングの知識が欠かせません。
そこで今回は、サーチターゲティングの特徴や配信までの仕組み、設定方法などを詳しく解説していきます。成果につなげるためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
1.サーチターゲティングとは
サーチターゲティングとは:
ユーザーの検索履歴を基にしたターゲティングでディスプレイ広告を配信する仕組み。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)特有のメニューで、データはYahoo! JAPAN のものを参照します。
出典:Yahoo!広告 公式ラーニングポータル「サーチターゲティング」とは
サーチターゲティングは、スポンサードサーチとサイトリターゲティングのメリットを併せ持つ手法であるため、活用次第ではCPA(顧客獲得単価)を下げながらコンバージョン率を向上させることもできます。
他の広告メニュー「サイトリターゲティング」と「リスティング」との主な違いは、下記のとおりです。
広告メニュー | ターゲティングの方法 | 広告の表示箇所 | 広告タイプ |
---|---|---|---|
サーチターゲティング | 検索履歴 | ディスプレイ枠 | 画像とテキスト |
サイトリターゲティング | サイトの訪問履歴 | ディスプレイ枠 | 画像とテキスト |
リスティング | 検索キーワード | 検索結果画面 | テキスト |
2.サーチターゲティングのメリット
サーチターゲティングの主なメリットは、次の4つです。
- アプローチできる顕在層の範囲が拡大する
- 購買意欲の高いユーザーを絞り込める
- デバイスを超えて同一ユーザーに配信できる
- 検索連動型広告をクリックしなかったユーザーにもアプローチ可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.アプローチできる顕在層の範囲が拡大する
Yahoo!広告を使って顕在層にアプローチする方法には、「サイトリターゲティング」があります。しかし、サイトリターゲティングのターゲットは「サイトへの訪問歴があるユーザー」に限定されるため、アプローチできる範囲は限定的です。
一方、サーチターゲティングはキーワードの検索履歴を基にしてターゲティングをするため、サイトを訪問していないユーザーにアプローチすることができます。設定次第では、競合サイトを訪問したユーザーに向けて広告を配信することも可能です。
また、検索連動型広告のアプローチは、検索行動をしているユーザーに限られますが、サーチターゲティングは、ユーザーがコンテンツを閲覧している際にも広告が表示されるため、接点の増加にもつながります。
2-2.購買意欲の高いユーザーを絞り込める
サーチターゲティングは、検索回数や過去の検索期間でもターゲットを絞り込めるため、購買意欲の高いユーザーへの広告配信が実現します。
・キーワードの検索回数
「〇回以上検索したユーザー」のように、検索回数を細かく設定することが可能です。検索回数は「1回以上」「2回以上」「3回以上」の3種類から選択できます。
・検索期間の設定
「過去◯日以内に検索したユーザー」に限定した配信も実現します。指定できる期間は「1日以内」「3日以内」「7日以内」「14日以内」「30日以内」の5種類です。
2-3.デバイスを超えて同一ユーザーに配信できる
サーチターゲティングの基になる検索履歴は、ユーザーがデバイスを変えても引き継がれます。そのため、PCで検索したキーワードを基に、同一ユーザーのスマートフォンへ広告を配信することも可能です。時間や場所を問わず継続的にアプローチできれば、コンバージョン率の大幅な向上も期待できるでしょう。
2-4.検索連動型広告をクリックしなかったユーザーにもアプローチが可能
検索連動型広告の場合、ユーザーが広告をクリックしなければ、同じキーワードで検索されない限りアプローチすることはできません。しかし、サーチターゲティングは検索履歴を基にして広告が配信されるため、検索連動型広告をクリックしなかったユーザーに対してもアプローチできるようになります。
3.サーチターゲティングの注意点
サーチターゲティングを活用する際には、次の2点に注意する必要があります。
- 選択できるキーワードは限られている
- 緊急性の高い商材は効果が期待できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1.選択できるキーワードは限られている
サーチターゲティングで選択できるのは、原則として過去30日間の検索数が1,000回以上のキーワードに限られます。検索数が1,000回未満でも選択できるキーワードはありますが、広告配信量は少なくなるので注意が必要です。なお、選択できるキーワードは、Yahoo!広告 ディスプレイ広告のサーチキーワードリスト作成画面で事前に確認できます。
3-2.緊急性の高い商材は効果が期待できない
サーチターゲティングは検索履歴を基にして広告が配信されるため、コンバージョンまでの検討期間が短い商材には向いていません。水道管の修理や鍵のトラブルなどのように緊急性の高い商材は、検索連動型広告を利用した方がいいでしょう。
4.サーチターゲティングで成果を上げるためのポイント
サーチターゲティングで成果を上げるための主なポイントは、次の2つです。
- ターゲットの行動を想像してサーチキーワードを設定する
- 運用開始後も配信設定や入札価格を調整する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1.ターゲットの行動を想像してサーチキーワードを設定する
サーチターゲティングの精度を高めるためにも、ターゲットの人物像や行動を想像しながら、キーワードの候補と配信対象を広げていきましょう。例えば、紅茶関連の広告を運用している場合には、「どのような人が紅茶を買おうとしているか」を想像します。サーチキーワードの例としては「ケーキ」や「ギフト」、「ティーカップ」などが考えられるでしょう。
「検索しそうなキーワード」をリストに設定しておけば、配信対象が拡大した際、リストの作成時点では想定していなかった未知のターゲット層に、リーチの幅を広げられます。キーワードが思い浮かばない場合は、広告をクリックした際に遷移するURLを入力するとキーワードが自動提案される「キーワード提案機能」の利用がおすすめです。
出典:Yahoo!広告 公式ラーニングポータル「サーチターゲティング」とは
4-2.運用開始後も配信設定や入札価格を調整する
サーチターゲティングは、デバイスを超えて同一ユーザーに広告を配信できます。そのため、曜日や時間帯など、ユーザーの利用シーンを意識した設定をしましょう。デバイスごとに入札価格を調整できる「キャンペーン」を複数設定して活用すれば、費用を抑えながら広告の表示機会を増やすこともできます。入札価格をこまめに調整して、費用対効果を高めることも大切です
5.サーチターゲティングの設定方法
サーチターゲティングの設定方法は、下記のとおりです。
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告にログインして、管理画面右上の「ツール」を選択
- 「共有ライブラリー」から「サーチキーワードリスト」を選択
- 左上の「+サーチキーワードリスト作成」を選択
- 「サーチキーワードリストを作成する」という画面が表示されたら、リスト名を入力
- 「キーワードから探す」または「URL から探す」から、サーチキーワードの候補を検索
- 検索時間と検索回数を設定
- キャンペーンを作成する
- 後日、審査結果を確認する
6.まとめ
今回の内容をまとめると、以下になります。
- サーチターゲティングはユーザーの検索履歴を基にしたターゲティングができる
- 購買意欲の高いユーザーに限定したアプローチも可能
- 多彩なキーワードを設定してユーザー層の幅を広げられる
キーワードの選定に関する考え方などが難しく感じられるかもしれませんが、活用次第では大きな成果を狙えます。これまでサーチターゲティングを敬遠していた方も、この機会に本格的な取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。
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アドフレックス編集部
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