Web広告におけるコンバージョンポイントの選び方と考え方【マーケター必見】
広告主が運用型広告を出稿する大きな目的は、ずばり「コンバージョン」の達成でしょう。コンバージョンの定義を、Googleでは「広告主にとって価値ある特定の行動に至ること」、Yahoo!では「広告主が定めた『成果』となる行動をとること」としています。
コンバージョンにはさまざまありますが、具体例としては、「商品の購入」や「会員登録」、「問い合わせ」「資料請求」など、数値で計測できるものが挙げられます。今回は、最適なコンバージョンの選び方や考え方について、詳しくご紹介していきます。
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目次
1.最適なコンバージョンポイントの選び方
コンバージョンポイントは、業態に合わせて選ぶのが基本です。サービス業であれば「資料請求」や「問い合わせ」になるでしょう。小売業なら「商品購入」か「サンプル請求」になります。
ただし、「メルマガの登録」や「見積もりの依頼」などに設定するのが妥当なケースもあるため、迷ったときには下記の3つを参考にしてコンバージョンポイントを選んでみてください。
1-1.Webサイトの最終目的に合わせる
Webサイトで設定した「ゴール」を、そのままコンバージョンポイントにする方法です。サイトの目的が「問い合わせ数の拡大」であれば、コンバージョンは「問い合わせ」になります。
サイトのアクセス数に対してコンバージョンに至るユーザーが少ない場合は、コンテンツの方向性を再検討する必要があるでしょう。
1-2.ビジネスのゴールから逆算する
ビジネスにおけるゴールから逆算して、コンバージョンポイントを設定する方法もあります。売り上げ(利益)の向上を最終目標とした場合、遡ると「売り上げ向上」→「申し込み」→「資料ダウンロード」や「見積もりの依頼」となります。ここから、コンバージョンは「資料ダウンロード」や「見積もりの依頼」に設定するのが最適と考えられます。
1-3.競合サイトを参考に決める
競合他社のWebサイトをチェックするのも、ひとつの方法です。ユーザーのニーズや行動は類似するため、コンバージョンポイントが同じになる場合が多いです。競合のサイト導線から、何をコンバージョンに設定しているのかを考察してみましょう。
例えば、トップページの最下部に「役立つ無料ガイドダウンロード」などのCTAボタンが設置されている場合は、ホワイトペーパーのダウンロード数がコンバージョンになっていると考えていいでしょう。
2.コンバージョン率を改善する方法
適切と思われるコンバージョンポイントを設定しているにもかかわらず、成果につながらない場合は、次のような改善策を検討する必要があります。
- Webサイトの構成の見直し
- セールスライティングの見直し
- 各種フォームの改善
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.Webサイトの構成の見直し
コンバージョン率が極端に低い場合は、ユーザーにとって利便性の低いサイト構成になっている可能性があります。最優先で検討したいのは、コンバージョンにつながるCTAボタンなどの設置場所を見直すことです。
リスティング広告のランディングページで、スムーズにCTAボタンをクリックできる設置場所として、下記が考えられます。
- 流入ページの最上部
- 商品説明の最後
- 口コミの最後
- FAQの最後
商材によっても異なりますが、検証を繰り返しながら最適な設置場所を検討していきましょう。
参考記事
2-2.セールスライティングの見直し
Webサイトやランディングページのセールスライティングも、コンバージョンに影響する重要ポイントです。コンバージョン率を高めるには、ユーザーのアクションにつながるセールスコピーにする必要があります。
例えば、下記のように「今すぐアクションをするべき理由」を明確にすると効果的です。
「今だけ半額」
「先着50名様限定」
「1分で完了!無料見積もりはこちら」
2-3.各種フォームの改善
資料請求や会員登録の入力フォームが煩雑に設計されていると、ユーザーが入力の途中で離脱しやすくなるので注意しましょう。
改善ポイントとしては、大きく2つが考えられます。
- 入力必須項目を減らす
すべての入力項目が必須になっていると、それだけで離脱される可能性が高まります。入力フォームの項目を設ける際、「必須」は最低限にとどめ、他は「任意」にしてユーザーに判断を委ねましょう。 - エラーになる理由を明確にする
入力ミスなどのエラーが生じた場合、エラーの箇所を分かりやすく明示することも大切です。「入力されていない項目があります」の表示だけでは、ユーザーはストレスに感じて離脱しやすくなります。
まとめ
今回の内容をまとめると、以下になります。
- コンバージョンポイントは業態やビジネスゴールに合わせて設定することが大切である
- コンバージョン率が低い場合は、Webサイトの構成や入力フォームの見直しを検討する
適切なコンバージョンポイントの設定も重要ですが、本来のゴールから離れないよう注意したいところです。ユーザーニーズを常に意識しながら、コンバージョンの改善を目指しましょう。
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