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リスティング広告の“良いアカウント構造”とは?重要性や作成手順を解説

スティング広告の運用において、アカウント構造は重要な役割を担います。アカウント構造を適切に作成すれば、狙ったユーザーに広告配信できるようになり、コンバージョン率の向上や費用の最適化など、成果の向上が見込めます。

 

リスティング広告のアカウント構造は、基本でありながらも理解が難しいです。しかし、適切に構造を理解しておけば、今後の広告運用で大いに役立ちます。本記事では、リスティング広告の構成要素や良いアカウント条件、作成手順を解説します。

1.リスティング広告のアカウント構成が重要な理由

リスティング広告とは:

ユーザーの検索語句に関連して表示される広告。

 

リスティング広告の掲載順位は、広告ランク(広告品質×入札単価)で決まります。

広告名広告品質入札価格掲載順位
A9300円1位
B7300円3位
C5500円2位

 

表を見ると分かるように、入札単価が低くても、広告品質が高ければ、広告は検索結果の上位に掲載されます。そして、広告品質を高めるためには、アカウント構造が重要となります適切にアカウントを整理することで、ターゲットユーザーに広告を表示できるようになり、リスティング広告の運用で費用対効果を最大化することができるのです。

2.リスティング広告アカウントの構造と要素

GoogleYahoo!ともに、リスティング広告のアカウントは以下の要素で構成されています。

  • アカウント
  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • 広告
  • キーワード

    リスティング広告のアカウント構造は、パソコンをイメージすると理解しやすいです。

    1つのアカウント(パソコン)内に複数のフォルダ(キャンペーン)があり、各フォルダの中にキーワードと広告文をまとめた小さなフォルダ(広告グループ)があるイメージになります。

     

    以下では、それぞれの要素について解説します。

    2-1.アカウント

    アカウントはリスティング広告運用における最上層に位置します。アカウントの下に、キャンペーンや広告グループなどが続きます。1つの企業につき1つのアカウントを運用するのが一般的です。

     

    アカウントで設定できる主な項目は以下の通りです。

    • ログインできるユーザー
    • 支払い情報
    • パスワード
    • 言語
    • 数値の表示形式

      2-2.キャンペーン

      キャンペーンでは1つ以上の広告グループを管理します。広告予算や配信するネットワークなどの設定が可能です。異なる商品やサービスの広告を扱う場合は、キャンペーンを複数に分けます

       

      例えば、プロテインとビタミン剤の広告を出稿する場合は、プロテイン用のキャンペーンとビタミン剤用のキャンペーンを作成します。

       

      キャンペーンで設定する主な項目は以下の通りです。

      • 広告予算
      • 配信スケジュール
      • 広告を配信するネットワークと地域
      • 広告を配信する端末
      • 広告の掲載方式
      • 除外キーワード

        2-3.広告グループ

        広告グループは、同じテーマの広告やキーワードをまとめたものです。

         

        プロテイン用のキャンペーンの場合、「プロテインの広告」や「ダイエット用プロテインの広告」、「プロテインバーの広告」などの広告グループを作成します。

         

        また、各広告グループに広告文と関連性が高いキーワードを設定することで、キーワードに紐付いた広告表示がされます

         

        広告グループで設定する項目は以下の通りです。    

        • グループ名
        • 広告グループ単位の上限クリック単価

          2-4.広告

          広告とは、実際に検索画面に表示される見出しや説明文などです。広告では、以下の項目を作成します。    

          • 見出し
          • 説明文
          • リンク先URL
          • パス
          • 画像(ディスプレイ広告のみ)

            2-5.キーワード

            キーワードとは、ユーザーの検索ワードと広告をマッチングさせるための語句やフレーズです。登録したキーワードと検索ワードが一致したときに、広告が配信されます

             

            例えば、「プロテイン安い」とキーワード登録をした場合、ユーザーが「プロテイン安い」で検索すると、検索結果に広告が表示される可能性があります。適切なユーザーに広告配信をするためにも、関連性の高いキーワードを選定しなければいけません

             

            キーワードで設定できる項目は以下の通りです。    

            • マッチタイプ
            • キーワード単位の入札価格
            • カスタムURL

              3.Googleが推奨するリスティング広告アカウント構造「hagakure」とは

              リスティング広告のアカウント構造が成果に与える影響は大きいです。「優れたアカウント構造」を定義することは難しいのですが、Googleが推奨しているアカウント構造があります。それが、可能な限りアカウント構造をシンプルにした「hagakure」です

               

              Yahoo!もシンプルなアカウント構造を推奨していることからも、現在はhagakureが成果につながりやすいと考えられます。

               

              以下では、hagakureを採用するメリットを解説します。

              3-1.多くのデータを蓄積できる

              hagakureが推奨される背景に、機械学習の発展が挙げられます。現在、GoogleYahoo!ともに機械学習の精度が高まり、リスティング広告運用の自動化が進んでいます。機械学習の精度を高めるには、多くのデータを収集する必要があるのです。

               

              以前の「1キーワード1広告グループ」という細分化したアカウント構造では、広告の表示回数が分散され、十分な量のデータの蓄積に時間がかかりました。一方、hagakureのようなシンプルなアカウント構造だと、広告表示回数が集約されるため、効率よくデータの蓄積ができますそれが結果的に、自動入札制度の向上や品質スコアの改善へとつながるのです。

              3-2.高速でPDCAを回せる

              リスティング広告の運用では、PDCAを回して、広告費の最適化に努めなければいけません。広告品質が悪い状態のまま運用すると、CPC(クリック単価)やCPA(顧客獲得単価)が割高になり、費用対効果が下がってしまいます

               

              以前のアカウント構造では、広告グループが細分化されており、PDCAを回すのに時間がかかりました。しかし、シンプルなアカウント構造だと高速でPDCAを回せるようになります。

              4.効果的なリスティング広告のアカウント作成手順

              リスティング広告アカウントについて理解を深めたところで、成果につながるリスティング広告アカウントの作成手順を紹介していきます。

              4-1.キーワード選定とグルーピング

              まずはユーザーが検索しそうなキーワード選定を行います。例えば、アパレルブランドがリスティング広告の出稿をするなら、「メンズファッション」や「レディースファッション」、「キッズウェア」などが軸となります。

               

              になるキーワードが決まったら、以下のように、さらに具体的なキーワードの洗い出しをします。    

              • メンズファッション夏
              • メンズファッション 2021
              • メンズファッションブランド
              • メンズファッション 40代
              • レディース ファッション 通販 人気 30代
              • レディース ファッション 秋
              • レディースファッション カジュアル

                キーワード選定の際は、ラッコキーワードやキーワードプランナーなどのツールを使うと便利です。しかし、ツールだけで全てのキーワードを網羅することはできません。

                 

                LP(ランディングページ)の熟読や自社でのブレインストーミング、顧客の声収集などから、キーワード候補を考えていきましょう。あくまでも、キーワードアドバイスツールは漏れ防止目的に活用すべきです。

                 

                リスティング広告のキーワード選定については、下記記事で詳しく解説しておりますので、こちらもご覧ください。

                4-2.キャンペーンを分類

                キーワード選定を終えたら、キャンペーンの分類をします。キャンペーンの分類方法は、大きく2つです。

                 

                1つめが、同じリンク先でまとめる分類方法です。設定する広告のリンク先が異なると、当然ながら取り扱う製品やサービスも異なります。例えば、アパレルブランドがリスティング広告で商品宣伝を行う場合、「メンズファッション」や「レディースファッション」にグループ分けできます。

                 

                2つめが、訴求内容で分類する方法です。ブランド名や価格、ペルソナ、機能性など訴求内容に応じてキャンペーンを分類しますただし、訴求内容を細分化しすぎると、データの蓄積が難しくなるため、シンプルなキャンペーンの分類を心がけます。

                4-3.広告グループを作成

                キーワードと広告を商品ごとにグルーピングして、広告グループを作成します。例えば、「メンズファッション」というキャンペーン内には、「メンズTシャツ」や「メンズスニーカー」などの広告グループを作成します。

                4-4.最低3つの広告を用意

                広告グループごとに広告を作成します。Googleは、広告の質とシステムによる掲載結果を高めるためにも、広告グループごとに3つ以上の広告作成を推奨していますまた、広告を3つ以上作成することで、広告の関連性が高まります。

                 

                例えば、Tシャツを探している男性ユーザーには、「メンズファッション」よりも「メンズTシャツ」に関する広告のクリック率が高まります。コンバージョンを高めるためにも、最低3つ以上の広告を作成するようにしてください。

                4-5.広告表示オプションを設定

                広告表示オプションとは、通常の広告に住所や電話番号、サイトリンクなどの追加情報を掲載する機能です

                 

                広告表示オプションを設定することで、検索結果画面に表示される広告情報が多くなるため、コンバージョン率の増加を見込めます広告表示オプションは追加料金なしで利用できるため、可能な限り設定するようにしましょう。

                5.まとめ

                リスティング広告の最適なアカウント構造は、自社ビジネスや目標などによって異なります。ただ、GoogleとYahoo!が推奨している「シンプルなアカウント構造」を作成するのが賢明です。

                 

                アカウント構造を最適化することで、適切なユーザーに広告配信できるようになります。ぜひ記事を参考に、リスティング広告のアカウントを作成してください。



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                アドフレックス編集部

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