

すでにGoogle 広告を運用している方でも、Google 広告認定資格のメリットや取得方法が気になっている方は意外と多いのではないのでしょうか?Google 広告認定資格を取得しておけば、実力を客観的に示せるため、Web広告の運用に携わるのであれば、ぜひ取得しておきたいところです。
そこで今回は、Google 広告認定資格の概要や難易度、受験方法などについて詳しく解説していきます。
1.Google 広告認定資格とは
Google 広告の認定資格とは、Google 広告の知識を持つ個人にGoogleが授与している認定基準です。認定資格があれば、Google 公認のオンライン広告エキスパートであると証明することができます。
1-1.Google 広告認定資格の種類
Google 広告の認定資格は次の6種類です。
資格名 | 問題数 | 出題内容 |
検索広告 | 50 | 検索キャンペーンの作成や最適化、入札方法、マッチタイプなど |
ディスプレイ広告 | 49 | ユーザーへのリーチやキャンペーンタイプ、ターゲティングなど |
動画広告 | 50 | YouTube 広告の配信方法やクリエイティブなど |
ショッピング広告 | 46 | 宣伝方法や店舗への誘導、パフォーマンスプランナーなど |
アプリ広告 | 49 | アプリキャンペーンの作成方法や目標設定、計測など |
広告測定 | 50 | トラッキングや計測ツール、戦略の立案など |
回答方式は選択式で試験時間は75分。受験料は無料です。各科目の合格ラインは80%とされています。オンライン上で24時間365日受験できますが、受験できるのは1日1回のみです。資格の有効期限は取得後12か月なので、資格を保持するには1年ごとに受験する必要があります。
2.Google広告認定資格を取得するメリット


Google広告認定資格を取得する主なメリットは、次の3つです。
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.専門知識があることを示せる
Google 広告認定資格は媒体が実施している試験なので、合格すれば一定水準以上の知識があることを示せます。Web広告運用に関する実績やスキルは、客観的に表しづらいもの。こうした認定資格を取得することで、信頼性にもつながります。個人でWebマーケティングの代行をしている方も、資格取得をクライアントにアピールすれば受注の増加につなげられるでしょう。
2-2.Google Partnerになれる
Googleの正規代理店「Google Partners」になるためには、最上位のエンティティであるMCC アカウントに紐づいたユーザーの50%が認定資格者でなければいけません。キャンペーン費用が発生する検索広告・ディスプレイ広告・動画広告などは、広告ごとに1人以上の認定資格者が必要です。
正規代理店になると、運用スキルと専門知識を証明する「Google Partners認定バッジ」も取得できるため、専門性の高さを顧客に強くアピールできます。
2-3.最新情報を確認できる
Google 広告認定資格の問題内容は常にブラッシュアップされているため、受験をしながら最新情報を確認できます。Google広告の仕様や配信方法、キャンペーンの種類などは頻繁にアップデートされるので、新しい情報をキャッチしておけばマーケティング戦略の改善に役立つでしょう。
3.Google広告認定資格の受験方法
Google広告認定資格の受験手順は、次のとおりです。
1.Googleのスキルショップにアクセスして「Google広告」を選択


2.「Google広告の認定資格」を選択


3.受験したい認定資格を選択


4.選択した認定資格の「開始」をクリック


5.免責事項を確認


6.「開始する」をクリック


4.Google広告認定資格受験の注意点
Google広告認定資格を受験する前に、次の2点を確認しておきましょう。
4-1.受験開始後の一時停止は不可
受験を開始したら、一時停止はできません。また、次の問題に進むと元の問題には戻れません。受験結果は、すべての問題を終えると自動的に表示されます。
4-2.タイマーを用意しておくと安心
試験中は経過時間が表示されないので、タイマーや時計をセットしてから受験しましょう。50問ほどの問題を制限時間75分で解くには、スピードも求められます。なお、ブラウザの終了やインターネット接続の切断が発生すると、制限時間が0になるので注意してください。
5.Google広告認定資格に合格するための勉強方法


ここからは、Google広告認定資格に合格するための勉強方法をご紹介していきます。
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
5-1.学習コンテンツを利用する
Googleのスキルショップには、認定試験の受験に向けて利用できる学習コンテンツが用意されています。セクションごとに学習時間の目安が表示されているので、空き時間を利用して効率的に学ぶことも可能です。
学習コンテンツは、各認定資格の最下部に用意されています。


得意分野によっても異なりますが、2回程度セクションを勉強してから受験するのが理想です。そのため、勉強時間は各セクションに要する時間×2と考えておけばいいでしょう。
5-2.理解度チェックを受ける
学習コンテンツで知識を習得したら、理解度チェックを受けます。理解度チェックはオプションですが、出題の傾向や自分の弱点を把握するのに役立つので、受けておくといいでしょう。


5-3.学習コンテンツで復習する
理解度チェックを終えたら、分からなかった部分を学習コンテンツで復習します。単語の意味をヘルプページで確認することも大切です。
5-4.理解度テストを受験する
復習を終えて弱点が克服できたら、認定試験である「理解度テスト」を受験します。受験後に回答内容を確認することはできないので、問題をキャプチャしながら解答して見直しに活用しましょう。
5-5.繰り返し何度も受験する
認定試験は24時間後に再受験できるため、不合格になっても諦めずに何度でも受験しましょう。出題傾向や時間配分に慣れながら繰り返し受験すれば、合格が見えてくるはずです。
6.おすすめの受験順


Google広告認定資格の6種類には出題傾向が似ている資格があるので、受験する順番を工夫すると効率的に全資格の合格を目指せます。
おすすめの受験順は、下記のとおりです。
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アプリと測定は広告運用の知識もある程度必要になるため、最初に受けたい4種類に合格していないと問題の内容の理解が難しく感じてしまいます。動画広告は問題の傾向が異なりますが、各広告フォーマットの特徴などを事前に確認しておけば対応可能です。
7.まとめ
今回の内容をまとめると、以下になります。
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新たにGoogle広告認定資格を取得していれば、知識と運用能力があることを公的に示すことができます。すでに取得している方や、Web広告の運用に携わっている方も、最新情報のキャッチするために定期的な受験を心掛けてみてはいかがでしょうか。