Yahoo!広告「アトリビューションモデル比較レポート」の提供開始
Yahoo!広告の検索広告(MCCアカウント利用のみ)とディスプレイ広告にて、「アトリビューションモデル比較レポート」が2022年3月16日(水)より提供が開始されます。
※日程は変更になる場合があります。
【追記】2022年3月16日(水)に実施完了しました。
アトリビューションモデル比較レポートでは、ユーザーとの接点になったキャンペーンや広告グループのコンバージョン貢献度を確認することができます。
適切に予算を配分するための大事な指標となりますので、この記事を参考に事前に活用方法をイメージしてみてください。
リスティング広告を世界標準のAIで改善させる
マーケティング活動で重要なリスティング広告。現状実績を改善し、さらに成果を伸ばすことに苦戦しているマーケティング担当者は多いです。弊社ではリスティングAIを活用した、まったく新しいご提案が可能です。
- リスティング広告のコンバージョン数を確実に改善させたい
- 人の手で実績を改善し続けるのが困難
- リスティング広告のプロフェッショナルに課題解決の相談をしたい
こちらから
目次
1.サービス提供の背景
今回のサービス提供開始について、ヤフー株式会社は下記のように述べています。
一般的にウェブ広告では、コンバージョンに至る直前に接触した広告(直接効果)が重視されがちです。しかし、ユーザーはコンバージョンに至るまでに、さまざまな広告との接点を持っています。
従来通り直接効果だけの評価で広告への投資を決めてしまうと、それ以外の広告(例えば、商品を知ってもらう「きっかけ」となった広告)への投資を抑えてしまい、いつの間にかユーザーとの接点がなくなり、結果として全体のコンバージョン数が減るという事態になりかねません。
そのため、さまざまな視点から広告の貢献度を評価・分析することが重要です。
引用:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
2.「アトリビューションモデル比較レポート」とは
現在のレポートでは、コンバージョンに至った直前の接点のみ評価することが可能です。
「アトリビューションモデル比較レポート」を活用すればコンバージョンに至る直前の広告だけでなく、その過程の広告の貢献度も可視化することができます。
引用:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDF(アドフレックスで一部加工)より
この貢献度を参考に、どの広告に予算を配分するべきなのか、どの広告を改善するべきなのか等、最適な予算配分とマーケティング戦略を立てるためにも役立てることができます。
2–1.アトリビューションモデルとは
Yahoo!広告で提供しているアトリビューションモデルは4種類あります。
- ラストタッチ
- 線形
- 接点ベース
- ファーストタッチ
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- ラストタッチ
ラストタッチとは:
コンバージョンに繋がった最後の広告だけに貢献度を割り当てるモデル。コンバージョンに直接貢献する広告のみに貢献度が与えられるため、評価の仕組みがシンプルで分かりやすいことがメリット。反対に、間接的に貢献した広告は評価されないため注意が必要です。ユーザーの検討期間が短い製品などのコンバージョンを測定する際におすすめのモデルです。
- 線形
線形とは:
ユーザーが接点をもった全ての広告に、均等に貢献度を割り当てるモデル。全ての接点を均等に評価できるため全体像を把握しやすいですが、重要度を測ることは難しいです。保険、人材、金融など検討期間が長く、どの接点も重要である商品やサービスに有効です。
- 接点ベース
接点ベースとは:
最初と最後の接点に40%の貢献度を、残り20%を中間に均等に割り当てるモデル。認知と獲得の両方を評価できる一方で、検討期間の接点である中間広告の評価が低くなります。ファッションブランドなど、ブランドのイメージや好感度がコンバージョンに繋がりやすい商品やサービスにおすすめのモデルです。
- ファーストタッチ
ファーストタッチとは:
最初に接点を持った広告だけに貢献度を割り当てるモデル。認知の段階で接触した広告を評価できますが、コンバージョンに近い広告は評価されないため、最初の印象がより重要となる高級車やラグジュアリーブランドなどに最適です。
出典:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
3.利用における注意事項
利用の際は下記ポイントに注意してください。
3–1.予約型、運用型
集計できる期間
コンバージョン数とコンバージョンの価値(ビュースルーを含む)は2020年9月1日以降のデータ集計が可能です。尚、ルックバック期間については2020年8月1日以降が対象となります。
コンバージョン関連の項目
キャンペーンの「最適化に使用するコンバージョン」の設定により計上方法が変更になります。
対象データ
前日までのデータが対象となり、当日のデータも対象とする「パフォーマンスレポート」とは数値が異なる場合があります。
3–2.予約型
広告グループ単位でのレポートを取得する場合、予約型の時間帯ジャック購入型の商品は広告グループのコストの値を提供していないため、コスト欄の表記は「—」となりますのでご注意ください。
3–3.MCCアカウント
集計できる期間
コンバージョン数とコンバージョンの価値(ビュースルーを含む)は2021年3月1日以降のデータ修正が可能です。検索広告のアカウントのみを指定する場合も同様であり、集計期間は最大30日間です。
検索広告のアカウントを含めて集計する場合の制限
- 検索広告で計測されるインプレッションはビューアブルインプレッションではないため、ビューアブルインプレッションではなくインプレッションが評価対象
- コストはレポートを作成した時点でのコスト
- コンバージョンタグで「初回のみ」を設定している場合も、アトリビューションモデル比較レポートではすべてのコンバージョンが集計される
出典:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
4.活用例
アトリビューションモデル比較レポートの活用例として下記3パターンが紹介されています。
- ディスプレイ広告の面とフォーマット間の評価
- ディスプレイ広告のターゲット間の評価
- タッチポイント(ディスプレイ広告・検索広告)間の評価
それぞれのパターンを自身の活用イメージの参考にしてみてください。
4–1.ディスプレイ広告の面とフォーマット間の評価
認知目的で配信した広告の中で、どのフォーマットが非認知層・潜在層へのアプローチに効果的だったか確認できます。
引用:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
4–2.ディスプレイ広告のターゲット間の評価
認知、興味関心、獲得と各段階のターゲティングを均等に評価するため、コンバージョンから遠いユーザーに関しても貢献度を可視化することができます。
引用:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
4–3.タッチポイント(ディスプレイ広告・検索広告)間の評価
検索広告やディスプレイ広告など複数の広告を配信している場合、それぞれの効果を可視化することができます。
引用:アトリビューションモデル比較レポートの提供開始についてのPDFより
まとめ
今回は、新しく提供される「アトリビューションモデル比較レポート」についてご紹介しました。
ユーザーがコンバージョンに至った直前の接点だけでなく、最初や途中の接点の貢献度を可視化することで、広告戦略の幅が広がり本当に効果があった広告が判断できます。適切に予算を配分するためにも、ぜひ活用を検討してみてください。
リスティング広告を世界標準のAIで改善させる
マーケティング活動で重要なリスティング広告。現状実績を改善し、さらに成果を伸ばすことに苦戦しているマーケティング担当者は多いです。弊社ではリスティングAIを活用した、まったく新しいご提案が可能です。
- リスティング広告のコンバージョン数を確実に改善させたい
- 人の手で実績を改善し続けるのが困難
- リスティング広告のプロフェッショナルに課題解決の相談をしたい
こちらから
アドフレックス編集部
アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。
アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。