コラム

Google 広告の審査基準と不承認になった際の対処法を解説

Google 広告
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Google 広告を出稿するためには、審査を得て承認される必要があります。しかし、どのような仕組みで審査が行われるのか、審査が終了するまでにかかる日数などはご存知でしょうか。

Google 広告の審査を通過するためにも、審査項目や基準などを理解しておく必要があります。本記事では、Google 広告の審査基準や仕組み、不承認になった場合の対処法を解説します。ぜひ記事を参考に、審査に通過するGoogle 広告を制作してください。

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1.Google 広告の審査の仕組み

まずは、Google 広告の審査対象となる項目や審査にかかる日数などの基本知識をご紹介します。

1-1.審査項目

Googe 広告の審査では、広告内の以下の項目が審査されます。

  • 見出し
  • 説明文
  • キーワード
  • リンク先のコンテンツ(ランディングページなど)
  • 使用画像や動画など

上の画像は、キーワード「マルチビタミン サプリ」で検索した際に表示されたリスティング広告です。画像中のリスティング広告のように、検索ワードと関連性が高く、後ほど紹介するポリシーに反していなければ、審査に通過します。

広告審査を受けるために、特別な手続きは必要ありません。広告もしくは広告表示オプションの作成が終了すると、自動的に広告審査が開始され、コンテンツが評価されます。

1-2.広告審査にかかる日数

Google 広告の審査は通常1営業日以内に終了します。込み入った審査が必要な広告だと、1営業日以上かかる可能性があります。2営業日を過ぎても審査が終了しない場合は、審査状況の問い合わせをしましょう。

また、現在は新型コロナウイルスの影響で感染予防対策が適用されているため、動画広告やレスポンシブ・ディスプレイ広告、アプリ広告などのテキストフォーマット「以外」の広告審査は、通常よりも時間がかかっています。

パフォーマンスの高い承認済みの広告は編集しないで利用する、またはテキストフォーマットの広告を新たに作成することが推奨されている。

1-3.審査状況の確認方法

Google 広告の審査状況の確認手順は、以下の通りです。

  1. Google 広告にログイン
  2.  [広告と広告表示オプション] をクリック
  3. 「ステータス」欄で審査状況を確認

主な広告ステータスの意味は次の通りです。

  • 審査中:審査中であり、広告は掲載されない
  • 有効:全てのユーザーに広告掲載が可能
  • 有効(制限付き):広告掲載できるものの、ポリシーに基づいて掲載が制限される
  • 不承認:広告やリンク先がポリシーに違反しているため、広告は掲載されない

2.Google 広告とYahoo!広告の審査比較表

本記事では、Google 広告審査をメインに解説していますが、Yahoo!広告への出稿も考えている方はいるでしょう。そこで、Google 広告とYahoo!広告の審査比較表を作成しましたので、ぜひ参考にしてください。

Google 広告 Yahoo!広告
審査項目 広告内の見出しや説明文、キーワードなど 広告内の見出しや説明文、キーワードなど
審査の仕組み システムと目視 システムと目視
審査日数 約1営業日 約3営業日

3.Google 広告の審査基準

Google 広告で審査に通るためには、以下5つの審査基準について理解し、適切な広告を作成する必要があります。

  1. 広告ポリシー
  2. キーワードと広告の関連性
  3. リンク先のページ内容
  4. 誇張表現
  5. 入稿規定違反

以下では、それぞれの基準について解説します。

3-1.広告ポリシー

広告ポリシーとは、広告やウェブサイト、キーワードに関するガイドラインです。広告ポリシーに違反していると、広告は承認されません。広告掲載のポリシーは、大きく以下の4つに分類されます。

ポリシー 概要
禁止コンテンツ 偽造品や危険な商品、不正行為を助長する商品などの掲載を禁止
禁止行為 広告ネットワークの不正利用やデータの収集および使用などを禁止
制限付きコンテンツと機能 性的コンテンツやアルコール、ヘルスケアなどの広告は配信が制限される
編集基準と技術要件 あいまいな表現を使っていたり、十分な技術品質を満たしていなかったりするサイトは認められない

Google 広告のポリシーは、ユーザーに安全で快適な広告を届けることを目的にしています。高品質の広告を作成するためにも、広告作成前には、以下のリンクからGoogle 広告のポリシーを確認しておきましょう。

3-2.キーワードと広告の関連性

Googleは、ユーザーに最適なコンテンツを届けることを目標にしています。この目標を達成するために、キーワードと関連性の高い広告を配信しており、関連性が低い場合は審査に落ちる可能性があります。

関連性の低い広告とは:

たとえば「マルチビタミン」をキーワード設定しているにも関わらず、見出しや広告文で「マルチビタミン」という単語を1つも含めていない広告など。

逆に言えば、キーワードとの関連性が高い広告を作成すれば、広告審査に通過するだけではなく、広告が上位表示される可能性が高くなります。

広告運用で成果を出すためにも、検索ワードの意図を把握し、関連性の高い広告を制作するようにしましょう。

3-3.リンク先のページ内容

キーワードとの関連性の高さが問われるのは、広告だけではありません。ランディングページなどのリンク先のページ内容も、キーワードと関連性が高い必要があります。

リンク先ページが読み込めなかったり、404エラーが発生したりするのも審査に落ちる原因となる。

リンク先のページも広告と同様に、キーワードとの関連性を高くしましょう。

3-4.誇張表現

根拠のない誇張表現を広告やリンク先ページで使用すると、審査に落ちる可能性が高いです。

誇張表現とは:

「誰でも稼げる」や「絶対に1ヶ月で10キロ痩せる」などの表現を示す。

信頼できない文言現実味のない効果を記すことは、Googleによって明確に禁じられています。

3-5.入稿規定違反

Google 広告では、使用できない文字や記号があります。たとえば、「??」などの連続使用や半角カタカナなどは使用できません。入稿規定違反の文字や記号を使用しないように注意しましょう。

4.Google 広告の審査に落ちた際の対処手順

Google 広告の審査に落ちた場合、広告の修正をしなければ、いつまでたっても広告は配信されません。以下では、Google 広告の審査に落ちた場合の対処手順を解説します。

4-1.審査に落ちた理由の確認

まずは審査に落ちた理由を以下の手順で把握します。

  1. Google 広告にログイン
  2. 「ステータス」で広告一覧を開く
  3. 「不承認」と表示されている広告にカーソルを合わせて理由を確認

具体的なポリシーの接触箇所が分からない場合は、チャットやメール、電話で問い合わせをしましょう。

4-2.広告を編集する

審査に落ちた具体的な原因が判明したら、広告を編集します。ポリシーに違反している箇所はないか、広告やリンク先はキーワードとの関連性が高いかなどを意識して広告を編集し、上書きします。

4-3.広告を再提出する

編集した広告を上書きすると、自動的に再審査が実施されます。まれにGoogle側のミスで、広告審査が通らないことがあります。広告に問題がないと判断した場合は、詳細にある [再審査請求] をクリックして再審査を申し込みましょう。

5.まとめ

Google 広告を運用するためには、まずは審査に通過しなければいけません。審査に通過する広告を制作するポイントは、次の2つです。

  • ポリシーに違反しない
  • キーワードと広告・URL先のページの関連度を高める

Googleが広告審査をする目的は、全てのユーザーに安全で適切な広告を表示するためです。この目的を意識しながら広告制作をすれば、承認率は高くなります。もし不承認となった場合は、原因を特定してから、修正するようにしてください。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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