MARKETING COLUMN マーケティングコラム

Google 広告で効果が出ない原因と8つの改善策

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Google 広告は適切に運用すれば、購入や問い合わせなどのビジネスの目的達成を支援してくれる強力なツールです。

 

しかし、運用開始したばかりだと効果が出ないどころか、改善のための原因特定もできないと悩む方は多いでしょう。

 

そこで本記事では、Googleのリスティング広告で効果が出ないとお悩みの担当者に向けて、効果を出すために知っておくべき知識とすぐに取り組める改善策を解説します。

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1.Google 広告で効果を出すために知っておくべき知識

Google 広告で成果を出すために、まずは広告掲載順位が決まる仕組みを理解しなければいけません。リスティング広告の場合、検索画面の上位に掲載されるほどクリック率は高くなります。

 

Google 広告では、上限クリック単価と広告品質のかけ合わせで掲載順位が決まります。

広告主

上限クリック単価

広告品質

広告ランク

掲載順位

A社

130円

9

130円×9=1,170

1位

B社

140円

7

140×7=980

2位

C社

150円

6

150×6=900

3位

表を見ても分かる通り、上限クリック単価が高くとも、広告品質が低ければ広告の上位表示は難しいです。

 

つまり、Google 広告で成果を出すためには、広告品質の向上とクリック単価の最適化が欠かせません。

広告品質とは:

キーワードと広告やランディングページとの関連性の高さを10段階で評価した数値(指標)。

2.Google 広告で効果を出す8つのポイント

Google 広告の運用で効果が出ない原因はさまざまです。以下では、Google 広告運用で重要な8つのポイントを解説します。

 

8つのポイントに取り組めば、クリック率やコンバージョン率に大きな改善が見られるでしょう。

  1. ランディングページの関連性を高める
  2.  マッチタイプを活用する
  3.  除外キーワードを設定する
  4.  定期的にマッチタイプを変更する
  5.  広告表示オプションを設定する
  6.  ロングテールキーワードを狙う
  7.  AIを活用する
  8.  販売戦略を見直す

2-1.ランディングページの関連性を高める

ランディングページとキーワードの関連性を高めれば、クリック率やコンバージョン率が大きく改善します。前項で解説したように、広告品質を高めると、掲載順位が上がる可能性が十分にあります。

Googleは広告品質の判断材料として、ランディングページも使用している。

Googleリスティング広告運用における最終ゴールは、購買や問い合わせなどのコンバージョンにつなげることです。どれほど多くのアクセスを得られたとしても、コンバージョンを得られなければ、ビジネスの成功とは言えません。

 

最適なランディングページを制作すると、Google 広告で集客した見込み客を顧客へと変えられます。ランディングページに訪問した顧客は、広告に興味があると判明しているため、広告と同じメッセージやCTAをランディングページでも繰り返しましょう。

広告と関連性が高く、適切に価値を届けられるランディングページを作成すれば、クリック率とコンバージョン率の大幅な改善を見込める。

2-2.マッチタイプを活用する

マッチタイプとは、登録したキーワードに対する検索語句の一致範囲を制限する機能です。マッチタイプには以下3種類があります。

  • 完全一致:設定キーワードと検索語句が完全に一致した場合にのみ広告を配信
  • フレーズ一致:設定キーワードと同じ意味の検索語句が表示対象
  • 部分一致:設定キーワードに関連する内容の検索語句が表示対象

    広告の表示回数を多くしたい場合は一致率の低い部分一致が最適です。しかし、自社ビジネスと無関係な検索ワードにも広告表示されるため、余計なコストがかかる可能性もあります。

     

    広告の表示回数こそ少なくなりますが、完全一致は自社ビジネスと関連性の高いユーザーに広告が配信されるため、高いクリック率が見込めます。各マッチタイプの特徴を理解したうえで、最適なマッチタイプを設定しましょう。

     

    マッチタイプについては下記記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください

    2-3.除外キーワードを設定する

    除外キーワードとは:

    特定の検索ワードを広告の配信対象から外す機能。

    除外キーワードを設定すると、自社サービスと一致しないキーワード検索への広告配信を防げるため、無駄な費用の支出を抑えられます。

    【例】

    冷蔵庫の販売メーカーが除外キーワードを設定せずに広告運用すると、「冷蔵庫 修理業者」などのコンバージョンにつながらないキーワード検索で広告配信されてしまう。

    そこで「修理」や「業者」などを除外キーワードに設定し、最適なターゲットにのみ広告配信する。

    しかし、除外キーワードは強力な機能であるがゆえ、適切に設定しないと機会損失につながります以下の記事で除外キーワードのマッチタイプや選定方法などを解説しているので、参考にしてください。

    2-4.定期的にマッチタイプを変更する

    キーワードマッチタイプは、広告運用の段階に応じて変更するべきです。

     

    たとえば、Google 広告運用を開始したばかりなら、キーワードマッチタイプを利用しない、もしくは部分一致がいいでしょう。広告の配信範囲を狭めなければ、多くのユーザーに広告を配信してデータを蓄積できるからです。

     

    データが蓄積されたら、コンバージョンにつながるキーワードとつながらないキーワードが判明します。この段階でキーワードマッチタイプを利用し、費用対効果を高める施策に注力するといいでしょう。

     

    広告パフォーマンスを分析し、状況に応じて最適なマッチタイプを選択してください。

    2-5.関連する広告表示オプションを全て設定する

    すぐにできる改善策が、広告表示オプションの設定です。広告表示オプションは任意設定のため、未設定にしている方は多いです。しかし、自社ビジネスに関連する広告表示オプションを設定すれば、クリック率の増加を見込めます。

     

    広告表示オプションがクリック率アップにつながる理由は、広告の下にサイトリンクや店舗住所などが表示され、広告全体の視認性が高まるためです。

     

    Google 広告で利用できる広告表示オプションは下記の通りになります。

    • サイトリンク表示オプション:広告下にサイトリンクを表示
    • 住所表示オプション:店舗などの住所を表示
    • アフィリエイト住所表示オプション:ユーザーの最寄りの店舗情報を表示
    • コールアウト表示オプション:商材に関する情報を表示
    • 構造化スニペット表示オプション:商品の分類を表示
    • 価格表示オプション:カテゴリ別の価格を表示
    • アプリリンク表示オプション:アプリのダウンロードページへ遷移
    • プロモーション表示オプション:期間限定情報を表示
    • 電話番号表示オプション:店舗の電話番号を表示
    • 販売者評価の広告表示オプション:利用者による評価を表示
    • 画像表示オプション:広告文に画像を追加

      自社ビジネスと関連のある広告表示オプションは全て設定して、クリック率を高めましょう。広告表示オプションについては、以下記事で詳しく解説していますので、参考にしてください

      2-6.ロングテールキーワードを狙う

      ロングテールキーワードとは:

      「美白 化粧水 安い メンズ」のように3〜4語で組み合わされた具体性のあるキーワードを示す。

      ロングテールキーワードを狙うメリットは、クリック単価が低い傾向にあり、コンバージョンに直結しやすいことです。

       

      競合数が多いキーワードで上位表示を達成できれば、高いコンバージョン率が見込めます。一方で、競合数が多いために上位表示をするのが難しく、クリック単価が高いデメリットもあるのです。

       

      特にリスティング広告で効果が出ていない期間は、ニッチなロングテールキーワードを中心に狙う方がおすすめです。Googleキーワードプランナーでキーワードボリュームを調査し、ボリュームの少ないキーワードを確実におさえましょう。

      2-7.AIを活用する

      近年のトレンドとして、Google 広告の運用にAIを用いる企業が増えています。AIを導入すれば、キャンペーンの可視化、入札と予算配分の管理化や最適化などが可能です。

      【例】

      AIが広告の上位掲載が高いと判断したら入札額を引き上げ、競合の勝率が高いときには入札額を引き下げるなどの施策を取れる。

      広告運用業務の効率化とパフォーマンスの最適化ができるため、AI導入はコストパフォーマンスが高いです。

       

      株式会社アドフレックス・コミュニケーションズが提供している「Optmyzr(オプティマイザー)」も、AIを活用しGoogleリスティング広告を最適化できるツールです。元Google 広告のエバンジェリストが開発しているため、親和性も高いでしょう。

      2-8.販売戦略を見直す

      Google 広告の運用法ではなく、販売戦略に問題があるかもしれません。

       

      Google 広告では、BtoBのような高額商材は販売に直結しにくいです。高額商材に関する広告を出稿する場合、製品自体のプロモーションをするよりも、事例集ダウンロードや無料トライアル提供などの顧客との接点作りをする施策が有効になります。

      コンバージョンにつながった顧客には、メールマーケティングなどの施策に取り組み、徐々に購買意欲を醸成していく。

      また、高額商材ではなくとも、普通にプロモーションするだけではクリックやコンバージョンには結びつきません。自社ならではの価値の訴求や試供品の提供などの工夫を凝らし、競合との差異化を図りましょう。

      3.まとめ

      Google 広告は適切に運用すれば、集客や購入、問い合わせ数増加などの目的達成を支援してくれる強力なチャネルです。Google 広告で効果が出ない原因はさまざまあります。まずは、本記事で紹介した改善策に取り組んでみてください。

       

      また、Google 広告のアナリティクスを確認し、パフォーマンスの分析と改善の繰り返しが、Google 広告で効果を出すために重要です。

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