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Instagram広告のターゲティングは4種類!詳細設定と活用方法をご紹介

あるSNS広告の中でも、ターゲティング精度が高いと言われているのが、Facebook広告とInstagram広告です。特にこの2つの媒体は、ターゲティングによって成果が左右すると言っても過言ではありません。

 

しかし、初めてターゲティング設定をする際にはどこまで設定すればいいのか迷いやすいですよね。

 

本記事では、Instagram広告のターゲティング設定の内容や設定時のコツについて解説します。

 

現役の運用担当者が、運用しながら積み上げてきたノウハウもご紹介しますので、ぜひ効果を最大化したい方は参考にしてください。

1.Instagram広告のターゲティング精度はなぜ高いのか?

Instagram広告は、Facebook広告の一部として取り扱われています。

 

実名制のSNSでもあるFacebookとも連携しているため、細分化されたユーザー属性に応じてターゲットを絞った広告展開が可能です。

 

また、ユーザーの行動やInstagramの利用状況などさまざまなデータをもとに展開できるため、自社商材やサービスに応じて興味・関心度が高いユーザーに対してアプローチすることができます。

2.Instagram広告のターゲティング手法は4種類

このように精度の高いInstagram広告には、以下4つのターゲティング手法が用意されています。

  • ユーザー属性ターゲティング
  • インタレストターゲティング
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

自社の目的を明確化し、用途に応じて最適なターゲティング手法を選択すると効果的です。

 

それぞれのターゲティング手法における特徴についてご紹介していきます。

2-1.ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性ターゲティングとは:

ユーザーの性別や年齢、地域など基本的な登録情報をもとにターゲットを絞り込むターゲティングのこと。

Web広告全般でターゲット配信を行う際に活用されるケースが多く、最も一般的なターゲティングです。

利用者データ(性別・年齢・言語)

利用者データでは、性別や年齢、言語などからターゲットを絞り込むことが可能です。

Instagram広告では、実名登録が必要なFacebookのプロフィール情報を活用しているため、非常に精度が高い点が特徴。

設定可能な条件、以下の通りです

年齢13~65歳の範囲から、1歳ごとに設定することが可能です。

12歳以下は選択できず、65歳以上は「65+」と一括りで選択することができます。

 

一般的には決定権や支払い能力がある18歳以上を選択することが多くなりますが、商品やサービスによっては18歳以下をターゲットにする場合もあります。

性別性別は、男性・女性・すべての3種類から選択することが可能です。

女性限定の商材や男性限定のサービスであれば別ですが、そうでなければ女性向け商材を男性が購入する場合や、男性向けサービスを女性がプレゼントとして申し込むケースもあり得ますので、配信対象を広くとれるよう「すべて」を選択するとよいでしょう。

言語日本語、英語などの言語を指定したターゲティングが可能です。

言語を絞ったターゲティングは、ユーザーがプロフィール欄に言語を設定していなければ配信対象にはなりません。

 

この設定を行っているユーザーは少ない傾向にあり、広告配信数が減ってしまう恐れもあるため、基本的には言語でのターゲティングは行わなくても問題ありません。

ユーザーの位置情報

また、ユーザーの位置情報をもとにしたターゲティングも可能です。

 

国や都道府県、市区町村、郵便番号、住所などをもとにターゲットを絞り込み、特定の地域に向けた広告配信を行うだけでなく、逆に特定エリアを除外した配信もできます。

 

国や都道府県、市区町村などの具体的な場所からキロ単位で指定できます。年齢は1歳単位から絞り込むことが可能です。

 

さらに、住所としてのエリア指定以外にも、指定の期間そのエリアに滞在していたユーザーに対してもターゲティングを絞った展開が可能です。

リアルイベントを絡めたアプローチなども位置情報をもとに訴求することができる。

設定できる属性一覧

Instagram広告のユーザー属性は、他にも学歴や勤務先、役職、世帯年収、子供の有無などで絞り込むことが可能です。

 

例えば、「基礎化粧品」の商材を扱い、Instagram広告を出稿しようとした場合、以下のような属性をもとにターゲティング設定が可能です。

性別女性
年齢25歳~39
地域全国
最終学歴大学卒
職業OL(正社員、派遣社員、パート)
家族構成既婚、子供有り無し両方
世帯年収300万円以上
興味関心ファッション、美容、コスメ

2-2.インタレストターゲティング

インタレストターゲティングとは:

Instagramの中でユーザーがいいね!を行った情報や行動など、ユーザーの利用状況をもとに絞り込むターゲティングのこと。

興味関心度合いと行動履歴の2つの軸をもとにユーザーの状況を分類し、アプローチすることができますので、よりコンバージョンにつながりやすいターゲティングです。

興味・関心ターゲティング

Instagram広告では、Facebook上の趣味や興味関心、いいね!やシェア、コメントなどを行った情報をもとにターゲティング可能です。

 

その中で、興味関心によるターゲティングは関連する商品やサービスを上手く訴求することで、コンバージョンにもつながりやすくなります。

 

この興味・関心には、スポーツやレジャー、ファッション、ビジネス、フィットネス、アクティブなど、ユーザーの興味・関心事項についてInstagram広告側で多くの項目が用意されています。

【例】

「基礎化粧品」商材の場合、「買い物・ファッション」から「美容」を選ぶと、「化粧品」をはじめ「ヘアケア商品」や「香水」などを選択可能。


ここで「化粧品」を選択すると、ユーザーが化粧品に関連するページを閲覧する、またはいいね!をした情報をもとに広告配信することができる。

行動ターゲティング

行動ターゲティングとは:

ユーザーの閲覧履歴やクリック、購入・申し込みといった過去のコンバージョンなどの行動データをもとにターゲティングする方法。

こちらも興味・関心と同じくコンバージョンにつながりやすいターゲティングの一つとなります。

2-3.カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは:

Instagram広告のターゲット設定におけるオプションの一つ。Instagramを利用しているユーザーの中から、既存の顧客を見つけ出すことができる。

ユーザーの電話番号やメールアドレスなどをもとに、過去にホームページに訪れたことがあるユーザーやアプリをダウンロードしたユーザー、自社の商材を購入したことがあるユーザーなどを照らし合わせ、オーディエンスとなるリストを作成することが可能です。

 

このデータをもとに広告配信する手法がカスタムオーディエンスとなります。

既に自社に興味のあるユーザーに対してアプローチできるため、コンバージョンにもつながりやすくなる。

Instagram広告におけるカスタムオーディエンスは、主に以下の5つです。

  • カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
  • ウェブサイトカスタムオーディエンス
  • エンゲージメントカスタムオーディエンス
  • モバイルアプリカスタムオーディエンス
  • オフラインアクティビティカスタムオーディエンス

カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス

自社でメールアドレスなどの情報を保有しているユーザーを対象にターゲティングを行うことができます。

過去に資料請求などがあり、メールアドレスは取得しているもののコンバージョンまで至っていないユーザーリストに対してアプローチを行い、見込み顧客の集客を図る際に効果的な手法。

ウェブサイトカスタムオーディエンス

自社のホームページに訪問したユーザーを対象にターゲティングを行うことができます。

 

1回以上ホームページに訪れたことのあるユーザーに対して広告を配信する、リターゲティング広告のような展開が可能です。

URL やリーセンシー(最後に訪問した日からの経過日数)以外にも、ユーザーの滞在時間やイベントなどを条件として絞り込みを行うこともできる。

エンゲージメントカスタムオーディエンス

自社のInstagramに対し何かしらのアクションを行ったユーザーに対してターゲティングを行うことができます。

 

このアクションは、コメントやシェア、リアクション、動画の再生、リード獲得フォームへのクリックなどが挙げられます。

すでに自社と接点を持っている点ではリターゲティングに近くなりるが、新規ユーザーへの広告配信に比べてコンバージョンにつながる可能性は高まる。

モバイルアプリカスタムオーディエンス

自社のアプリに対しアクションを行ったユーザーに対してターゲティングを行うことができます。

 

このアクションには、アプリのインストールや起動、アプリ内で商品やアイテムを購入などが挙げられます。

オフラインアクティビティカスタムオーディエンス

実店舗での購入や電話注文、予約など自社とオフライン上で接点を持ったユーザーに対してターゲティングを行うことができます。

店舗ビジネスを行っている場合や、O2Oマーケティングを行っている場合には、設定しておきたいターゲティング設定。

2-4.類似オーディエンス 

類似オーディエンスとは:

カスタムオーディエンスを元に、類似するユーザーを絞り込むターゲティング方法。

どのくらいカスタムオーディエンスと類似しているかは、1%から10%の範囲で指定することが可能です。1%が最もカスタムオーディエンスに類似するユーザーとなります。

 

Instagram広告にてターゲティングを軸に広告出稿を検討していたとしても、自社商材やサービスにあった最適なターゲット層が分からない場合や、ターゲットが明確であるものの、そのターゲットにフィットした絞り込みができない場合も存在します。

 

このような場合には、この類似オーディエンスが効果的です。

カスタムオーディエンスの情報があれば、Instagram広告側にて自動的にマッチしたターゲットに対してアプローチすることができる。

類似オーディエンスの作成には、主に以下の手法が用意されています。

ピクセルを用いた作成

自社のInstagramページに埋め込んだピクセル(ピクセルタグ)を活用し、訪問やコンバージョンにつながったユーザーの情報を分析し、その特徴に似たユーザーに対してターゲティングを行って広告配信することができます。

カスタムオーディエンスのもととなるリストがなかったとしても、一から収集する中でターゲットを見つけ出すことが可能。

カスタムオーディエンスを活用した作成

既に顧客リストが存在する場合には、カスタムオーディエンスの情報をもとに、類似するユーザーに対して広告配信を行うことができます。

ターゲットを選定する上で参考となる情報が既にあり、その情報をもとに類似するユーザーを探し出すため、一から収集するよりも早く訴求を行うことが可能。

また、1つの広告セットの中で、複数の類似オーディエンスを同時に使用することもできます。

3.Instagram広告のターゲティング設定時の注意点

Instagram広告では、さまざまなターゲティング手法が用意されていますが、いずれも単にターゲティング設定を行えば良いというわけではありません。

 

ターゲティングを細かく設定することで、逆にマイナスに作用してしまう可能性もあります。

 

最後にターゲティング設定時の注意点についてもご紹介していきます。

3-1.ターゲティングが狭すぎるとCPMが高騰しやすい

まず、ターゲティングを細かく設定しすぎることで、CPMが高騰してしまうリスクがあります。

 

ターゲットを絞った運用は、どの企業も実施する傾向にあり、その結果競合他社との入札争いが激化し、CPMの高騰につながる可能性が高まります。

広告運用時にはあまりターゲットを絞りすぎず、広めにアプローチすることでCPMを調整することも重要。

ターゲティングの幅に関しては、広告管理画面のインジゲーターで確認することができます。

広告セットの編集画面においてターゲットの設定を行うと、画面の右側にオーディエンスボリュームが分かるインジゲーターが表示されます。

 

このインジゲーターで針が赤い位置を指している場合にはオーディエンスボリュームが少なく、黄色の場合には多いことを表しています。

 

一方で、緑の位置を指していると、オーディエンスボリュームも期待でき、つ競合性も低い可能性があるため優先的に配信を検討してみるとよいでしょう。

3-2.自社の顧客リストもターゲティングに活用する

カスタムオーディエンスでご紹介したように、Instagram広告のターゲティングには自社の顧客リストを活用することも可能です。

新規ユーザーにばかり目を向けるのではなく、既存顧客にリテンションしていくことも重要です。

自社の顧客リストは識別情報とも呼ばれ、具体的には住所や電話番号、メールアドレスなどの情報が対象となります。

 

カスタムオーディエンスをもとにターゲティング対象とのマッチ度合いを高めるためには、出来る限りカスタマーリストの識別情報を多く集めることが重要になります。

【例】

メールアドレスのみカスタマーリストにあった場合、Instagram上のユーザー情報に登録されたメールアドレスが異なる、またはメールアドレスは同じでも住所や電話番号が異なると、そのユーザーがカスタマーリストと同一人物か判別しにくい。

出来る限り顧客リストは細かく収集したものを活用すると効果的です。

3-3.広告セット間でのターゲット重複を避ける

広告配信の際にはターゲットの重複に注意する必要があります。

 

Instagram広告では、ターゲティングは広告セットごとに設定を行います。この広告セット間でオーディエンスが重複していると配信数が少なくなる場合があり、それらの広告セットは同じオークションに出されることで競合関係となってしまいます。

パフォーマンスが低い方の広告は、同じ広告アカウント内であってもオークションに負けて表示されなくなり、配信数も減少してしまうため注意が必要。

3-4.配置面・デバイスも重要な設定になる

Instagram広告におけるターゲティングの設定は、ユーザー属性や興味・関心だけではありません。

 

広告を配信する配置面(スペース・枠)やデバイスも、ターゲティングの有効な手段になります。

 

広告枠やデバイスに応じたクリエイティブを用意しアプローチすることで、ターゲティングを細かく設定しなくても効果改善につなげることも可能です。

【例】

ストーリーズを見ているユーザーと、フィード画面を見ているユーザーの状態や情報収集段階は異なる。

各配信面に適したコンテンツを作成し設計することが重要。

特に、ユーザーがPCとスマートフォンのどちらで閲覧しているのかによってクリエイティブを変えることは、コンバージョンも大きく影響してきます。

デバイスによってバナーやキャッチコピーを用意するなど、ユーザー目線での広告アプローチを行うと効果的。

3-5.出稿後の情報収集期間中にターゲットの編集を繰り返さない

Instagram広告では、機械学習をもとに広告効果を高める運用を行っています。

 

そのため、情報収集期間中にターゲットを変更してしまうと、十分な機械学習ができずに効果を高めることができなくなります。

広告セットが情報収集期間中となっている、または成果が安定するまではターゲティングの設定編集を固定して運用するのがおすすめ。

4.まとめ

Instagram広告では、Facebookの情報を活用することで精度の高いターゲティングが可能です。

 

ターゲティング方法も豊富に用意されているため、自社の目的を明確化し、適切に広告出稿していくことで効果を高める運用につなげることができます。

 

一方で、ターゲットを細かく設定しすぎることは、配信面で注意も必要になります。

 

闇雲にターゲティングを設定することは、Instagram広告の機械学習を妨げ効果につながりにくい可能性もあるからです。

 

Facebookビジネスマネージャをもとに広告効果を確認しながら、PDCAを回していくことが求められます。

 

今回ご紹介した内容も参考に、Instagram広告のターゲティング手法を効果的に活用していきましょう。

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アドフレックス編集部

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