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Web広告のインプレッションとは?意味と費用対効果を高めるポイントについて

ンプレッションは、配信した広告がユーザーにどの程度見られているのかを判断するための指標です。Web広告の効果的な運用にも関わってくるため、数値の正しい見方と分析方法を理解しておきましょう。

 

設定した目標や予算によっては、インプレッションだけを気にしていると、逆に効率が悪くなることもあります。

 

今回はインプレッションの意味や数値の捉え方、インプレッションを増やす方法などについて、詳しく解説していきます。

1.Web広告のインプレッションとは

インプレッションとは:

広告の表示回数のこと。出稿した広告がユーザーに届いた数の目安。

なお、媒体の管理画面上では、Yahoo!広告「インプレッション」、Google 広告は「表示回数」と表記されます。

1-1.インプレッションの数え方

広告が1回表示されると1インプレッション(1impカウントします。ただし、「広告の表示」に関する定義は媒体によって異なります

【例】

  • Facebook広告:広告の全体が表示されると1インプレッションとカウント。
  • Yahoo!広告:広告の一部が表示された段階で1インプレッションとカウント。

広告の表示割合によってインプレッションの価値も変わってくるため、出稿する際には各メディアの定義を確認しておきましょう。

1-2.インプレッションとPV・リーチ・エンゲージメントとの違い

インプレッションと似た言葉に、「PVPage View)」「リーチ」「エンゲージメント」があります。各用語の意味を混同しないように、違いをチェックしておきましょう。

PVとは:

特定のページが表示された回数を表す数値。広告の有無を問わず「ページが表示された回数」だけをカウントする。

リーチとは:

広告を閲覧したユーザー数のこと。特定のユーザーに同じ広告が2回表示された場合のインプレッション数は2になるが、リーチは1となる。

エンゲージメントとは:

SNSの投稿に対するユーザーのアクション数を表す。以下のように、アクションの内容はSNSによって異なる。

  • Facebook:シェア、コメント、いいね!など
  • Twitter:いいね、リツイートなど

なお、1つの投稿に対して得たエンゲージメントの割合を「エンゲージメント率」と呼び、エンゲージメント率は投稿のインプレッションに影響するとされています。

2.Web広告運用におけるインプレッション課金とクリック課金の選び方

運用型Web広告の主な課金方法には、広告表示1,000回に対して課金される「インプレッション課金(CPM)」と、広告がクリックされるごとに費用が発生する「クリック課金(CPC)」があります。

 

どちらの課金方式を選ぶべきか迷った場合は、広告配信の目的とコストの面から検討してみてください。

2-1.広告の配信目的で選ぶ

販促が目的の場合は、クリック数が最大になるように配信されるクリック課金選択しましょう。

 

ブランディング目的の場合は、少しでも多くのユーザーに広告を見てもらう必要があります。そのため、インプレッション数の増加が最適化されるインプレッション課金がベストです。

2-2.コストで選ぶ

インプレッション課金はクリック率やクリック単価が影響して広告費が変動することはありません。そのため、クリック数が期待できる広告であれば、インプレッション課金を選択した方が割安になります。

 

例えば、クリック単価とインプレッション単価がどちらも100円で、クリック率0.2%、インプレッション数5万回の場合、広告費用は以下のようになります。

クリック課金の場合

50,000imp × 0.002 × 100 = 10,000円

・インプレッション課金の場合

50,000imp ÷ 1,000imp × 100 = 5,000円

3.ビューアブルインプレッションとは

ビューアブルインプレッションとは:

ユーザーに視認されたインプレッションのこと。Google 広告では「視認範囲の表示回数」、Yahoo!広告では「ビューアブルインプレッション数」と表記される。

ビューアブルインプレッションのカウント方法は、媒体によって以下のように異なります。

Google 広告

静止画:広告面積の50%以上が画面に1秒以上表示されたとき

動画:広告面積の50%以上が表示され、2秒以上再生されたとき

・Yahoo! 広告

静止画、動画を問わず広告面積の50%以上が画面に1秒以上表示されたとき

ビューアブルインプレッションを見れば、ユーザーが実際に目にした回数に近い数値が分かります。

上図の例ではインプレッションが4となりますが、広告面積の50%以上が表示されているのは「広告1」と「広告2」だけであるため、ビューアブルインプレッションは2となります。

4.インプレッションシェアとは

インプレッションシェアとは:

オークションに勝って広告を表示できた割合。0%から100%で表示され、「IS」と略されることもある。

インプレッションシェアは、インプレッションの増加余地を知るうえで重要な指標です。

【例】

  • インプレッションシェアが50%の場合は、広告の表示回数を最大で2倍まで増やせる可能性がある。
  • インプレッションシェアが90%なら、ほぼ計画どおりに広告が表示されているため、それ以上インプレッション数を増やすのは難しい。

なお、インプレッションシェアは、Google 広告、Yahoo!広告ともに広告管理画面の「表示項目」で設定すると確認できます。

5.Web広告のインプレッション数を増やす方法

Web広告のインプレッションを増やす方法は、以下の3つです。

  • ターゲットの幅を広げる
  • 予算を増やす
  • 広告ランクを上げる

5-1.ターゲットの幅を広げる

ターゲットの幅が狭いと、Web広告のインプレッション数も限られます。ターゲットの幅を広げる手軽で効果の高い方法としては、「検索広告のキーワード追加」や「マッチタイプの拡張」などが考えられるでしょう。

配信先のデバイスや地域をセグメントしている場合は、すべての設定を解除してみるのも方法のひとつ。

5-2.予算を増やす

予算設定を引き上げるだけでも、オークションの参加機会と表示回数の増加が期待できます。

予算設定が低すぎると配信が制限される可能性が高くなるため注意が必要。

5-3.広告ランクを上げる

広告の表示は、予算の高さだけではなく「広告ランク」によっても左右されます。

 

例えば、Google 広告の場合は、以下の3つを改善すると広告ランクを上げることができます。

  • 広告の推定クリック率:過去のクリック数や表示回数などによって算出
  • 広告と検索の関連性:広告と検索内容との関連性
  • ランディングページの品質:ページと広告の関連性やページ内の操作性など

6.インプレッションを活用してWeb広告運用の費用対効果を高めるポイント

インプレッションを活用してWeb広告運用の費用対効果を高めるポイント、以下の2つです。

  • フリークエンシーを調節する
  • ビュースルーCVも意識する

6-1.フリークエンシーを調節する

フリークエンシーとは:

広告が同じユーザーに表示される回数。

フリークエンシーが高いとユーザーが同じ広告への接触機会が増えるため、認知拡大効果があると判断できます。ただし、フリークエンシーが高すぎると「しつこい」というイメージを与えて逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。

 

なお、Yahoo!広告やGoogle 広告には、同一ユーザーに表示される回数の上限を設定できる「フリークエンシーキャップ」という機能があります。

最適なフリークエンシーキャップの値は商材や広告配信の目的によっても異なるため、データを分析しながら継続的に設定を変えることが重要。

6-2.ビュースルーCVも意識する

ビュースルーCV(コンバージョン)とは:

広告をクリックしなかったユーザーが、その後、別のルートでコンバージョンに至った数を表す数値。

クリック率を見ているだけでは、広告表示がユーザーに与える影響を正しく判断できません。

上図のように、表示された広告がユーザーに強い印象を残し、別ルートでコンバージョンに至ったとしたなら、インプレッションの評価は高くなります。

そのため、ビュースルーCVを計測すれば、広告がユーザーに与えた間接的な効果とインプレッションの正しい価値を評価できるようになる。

7.まとめ

今回の内容をまとめると、以下になります。

  • インプレッションとは広告が表示された回数のことである
  • PVやリーチ、エンゲージメントとの違いを把握しておくことも重要である
  • 広告の配信目的によって重視すべき指標は異なる

インプレッションはweb広告の運用において重要な指標ですが、数だけで広告の配信効果を見ようとすると正しい判断ができなくなるので注意しましょう。

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アドフレックス編集部

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