コラム

LINE広告の費用相場はいくら?課金形態や目的別クリック単価を詳しく解説

広告運用 SNS広告
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LINE広告は多くのユーザーにアプローチでき、ターゲティング精度も高いため、大きな配信効果が期待できます。しかし、運用を成功させるには、費用や課金形態について正しく理解しておくことが大切です。

本記事では、LINE広告の費用相場や出稿金額などについて、詳しく解説していきます。費用対効果を高める方法やLINE広告が注目されている理由も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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1.LINE広告が注目されている理由

LINE広告が注目されている主な理由は、以下の3つです。

  • 圧倒的なユーザー数
  • 豊富な配信先
  • 高精度なターゲティング

1-1.圧倒的なユーザー数

国内8,900万人(2021年6月時点)が利用する大規模プラットフォームに広告を出稿できるのは、LINE広告の大きな特徴です。ユーザー層の幅が広いため、他のSNS広告ではリーチが難しいターゲットに訴求することもできます。

広告に対する反応が良い35歳以上の利用者が多いのも特徴です。

1-2.豊富な配信先

LINE広告は、LINEアプリやサービス内のさまざまな箇所に広告を配信できます。広告の配信先は以下のとおりです。

広告配信先 概要
トークリスト LINEアプリのトークリスト最上部
LINE NEWS LINEアプリのニュースページ
LINE VOOM ショート動画などが楽しめるプラットフォーム
ウォレット LINEが提供する金融サービス
LINEマンガ スマホ向け電子コミックサービス
LINE BLOG 有名人をはじめ幅広いユーザーが利用するブログサービス
LINEポイント 特定の条件に応じてポイントがもらえるサービス
LINEクーポン 飲食店や小売店、レジャー施設などで利用できるクーポンサービス
LINEチラシ 地域の特売情報やお得情報を閲覧できるチラシサービス
LINEマイカード ポイントカードや会員証を一括管理できるサービス
LINEショッピング LINEアプリ上でショッピングが楽しめるECモール
LINE広告ネットワーク LINEや関連サービスへ配信できる広告ネットワーク

1-3.高精度なターゲティング

年齢・性別・地域・興味関⼼などでターゲットを指定し、配信対象との掛け合わせによるきめ細やかな広告配信を実現します。

ユーザーの属性や興味を推測してターゲティングすることもできるため、従来の方法では難しかったターゲットへのアプローチも可能。

2.LINE広告にかかる初期費用

LINE広告を配信するにはアカウントの開設が必要ですが、開設費用は無料なので初期費用は0円と考えていいでしょう。配信効果を確認できる各種レポート機能も充実しているので、有料の解析ツールなどの導入も不要です。

ただし、代理店に運用代行を依頼する場合は、別途手数料などがかかります。

3.LINE広告の課金形態

LINE広告の課金形態は、「クリック課金」「インプレッション課金」「友だち追加課金」に分けられます。

1.クリック課金(CPC)

ユーザーが広告をクリックしてリンク先のページに遷移すると、費用が発生。広告が表示されるだけでは、費用は発生しない。

2.インプレッション課金(CPM)

スマホの画面上に動画画面が100%表示されるのを1とカウントし、1,000回表示されるごとに費用が発生。

3.友だち追加課金(CPF)

広告を経由したユーザーが、LINE公式アカウントを友だちに追加すると費用が発生。

4.LINE広告の費用相場

    LINE広告の費用相場

  • クリック課金:24~200円程度
  • インプレッション課金:400~650円程度
  • 友だち追加(1人あたり):150~200円程度

配信当初は予算感が掴みにくいので、複数の配信手法を組み合わせながら調整していきましょう。

商材や業種によっても異なりますが、月30万円前後の出稿を3カ月程度続けると、適切な配信設計と成果を両立できるようになります。

5.LINE広告の入札方式

LINE広告の入札方式には、「自動入札」と「手動入札」の2種類があります。

5-1.自動入札

機械学習を利用して、設定したイベント単価や予算の範囲内で入札額が自動調整される方法です。自動入札を利用すると、広告グループ単位で以下の最適化ができます。

  • クリック数の最大化
  • コンバージョン数の最大化
  • アプリのインストール数の最大化
  • オープンイベントの最大化
  • 友だち追加の最大化
  • 動画3秒再生、再生完了の最大化

機械学習による最適化の精度を高めるには、以下のようなデータが必要です。

  • Webサイトへのアクセス数
  • Webサイトのコンバージョン数
  • LINE公式アカウントの友だち追加数 など

精度の高さは、広告の配信期間よりもイベント数に影響されます。そのため、イベント数が少ない場合は、広告アカウントの情報や類似した他の広告情報を使って自動入札が行われます。

なお、自動入札では以下の3種類から入札戦略を選択できます。

1.バランス型

イベント単価の上限を設定する戦略。上限を超えないように単価の調整が行われる。通常運用におけるイベントの最大化を目指す場合に利用するといいでしょう。

2.効率重視型

入札額の上限を設定する戦略。予算消化よりも効率を重視したいときに役立つ。

3.予算消化重視型

単価の上限を設定しないで、1日の予算消化を最大化する戦略。短期間でイベントを最大化したいときなどに活用できる。

5-2.手動入札

あらかじめ設定したCPC(クリック単価)またはCPM(インプレッション単価)をもとに入札が行われます。

配信状況を確認しながら手動で入札価格を調整する必要があるため、広告運用の知識と経験が浅い場合は自動入札を選択した方がいいでしょう。

6.LINE広告の最低設定金額

LINE広告の最低設定金額は、キャンペーンの目的や入札方法、最適化の対象などによって以下のように異なります。

  • キャンペーンの目的:Webサイトへのアクセス
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPC 24円/クリック
CPM 200円/1,000インプレッション
自動 クリック数 CPC 36円/クリック
  • キャンペーンの目的:Webサイトコンバージョン
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPC 24円/クリック
CPM 200円/1,000インプレッション
自動 コンバージョン数 CPM 1,200円/コンバージョン
クリック数 CPC 36円/クリック
  • キャンペーンの目的:アプリのインストール
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPC 24円/クリック
CPM 200円/1,000インプレッション
自動 インストール数 CPM 100円/インストール
CPC 100円/インストール
クリック数 CPC 36円/クリック
  • キャンペーンの目的:アプリのエンゲージメント
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPC 24円/クリック
CPM 200円/1,000インプレッション
自動 オープンイベント数 CPC 200円/オープン
CPM 200円/オープン
  • キャンペーンの目的:動画の再生
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPM 200円/1,000インプレッション
自動 100%再生数 CPM 2円/動画の100%再生
3秒再生数 CPM 1円/動画の3秒再生
  • キャンペーンの目的:友だち追加
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 課金タイプ
手動 - 友だち追加単価 50円/友だち追加
自動 友だち追加数 友だち追加単価 75円/友だち追加
  • キャンペーンの目的:商品フィードから販売
入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
手動 - CPC 24円/クリック
自動 コンバージョン数 CPM 1,200円/コンバージョン
クリック数 CPC 36円/クリック

7.LINE広告の費用対効果を高める方法

LINE広告の費用対効果を高める主な方法は、以下の2つです。

  • クリエイティブを改善する
  • 入札戦略を活用する

7-1.クリエイティブを改善する

LINE広告の費用対効果を高めるには、複数のクリエイティブを配信して、各広告の効果を比較検証することが大切です。検証結果を基にしてPDCAを回していけば、最適なクリエイティブが明確になってきます。

ただし、質の高いクリエイティブでも、繰り返し配信しているとユーザーに飽きられてしまうため、クリエイティブは定期的に更新するようにしましょう。

7-2.入札戦略を活用する

キャンペーンの目的や予算などに適した入札戦略を選ぶことも重要です。活用次第では、広告効果を最大化してビジネスの成長につなげることもできます。

LINE広告では入札設定の戦略早見表を公開しているので、戦略の選択で迷ったときは参考にしてみてください。

出典:アップデートされた「入札戦略」を活用して、広告効果の最大化を目指す|LINE for Business

8.まとめ

今回の内容をまとめると、以下になります。

  • クリック課金型のLINE広告は、50円~150円程度が費用の相場である
  • インプレッション課金型のLINE広告は、400円~650円程度が費用の相場である
  • LINE広告を活用すれば、他のSNS広告ではアプローチが難しいユーザー層への訴求も実現する

LINE広告は初期費用がかからず、以前と比べて運用額も低く抑えられるので、この機会に配信を検討してみてはいかがでしょうか。

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アドフレックス編集部

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