コラム

Yahoo!リスティング広告の基礎!特徴やGoogle 広告との違いを解説

Yahoo!広告 基礎知識 リスティング広告
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Yahoo!リスティング広告とは、Yahoo! JAPANのユーザーが検索した際、検索ワードに応じて配信される広告のことです。

PCユーザーや40歳以上の方、ビジネス層、主婦層にアプローチできるという特徴があります。また、無料のサポート制度が充実しているため、初めてリスティング広告運用をする方でも安心です。

しかし、Yahoo!リスティング広告を運用する前には、その特徴やGoogleのリスティング広告との違いなどを理解したうえで、自社に最適なのかどうか検討しなければいけません。

本記事では、Yahoo!リスティング広告の特徴や費用の仕組みGoogleのリスティング広告との違いおすすめの広告主などを網羅的に説明します。

※掲載内容は記事執筆時点の情報をもとにしています。

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1.Yahoo!広告の種類

Yahoo!広告には、リスティング広告ディスプレイ広告の2種類があります。

それぞれの広告種類の特徴を理解したうえで、自社に最適な広告媒体を選択することが、成果への近道です。

以下では、Yahoo!のリスティング広告とディスプレイ広告について解説します。

1-1.リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告とは:

ユーザーの検索ワードに応じて配信される広告のこと。

【例】

ユーザーが「2022年 リスティング広告 代行」と検索すると、リスティング広告運用会社の広告が配信される。

リスティング広告のメリットは、購買意欲の高い層にアプローチできる点です。検索ユーザーは、解決したい悩みや課題を抱えています。

先ほどの例でいうと、「リスティング広告 代行」と検索するユーザーは、「リスティング広告の運用を任せられる代行業者」を探しています。

ユーザーの課題を解決できる広告を検索画面の上部に配信できれば、「これが自分の求めている情報だ」とユーザーは考え、広告をクリックしてもらえるでしょう。

このように、課題の顕在層購買意欲の高い層にアプローチし、コンバージョンにつなげられるのがリスティング広告の強み。

1-2.ディスプレイ広告

Yahoo!のディスプレイ広告とは:

Yahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュース、提携パートナーサイトにバナーや動画で表示する広告のこと。

リスティング広告が課題や悩みに気づいている顕在層にアプローチするのに対し、ディスプレイ広告は潜在層にアプローチします。

そのため、ディスプレイ広告は製品認知やブランディングなどの目的に有効です。ディスプレイ広告の掲載にかかる料金は無料で、広告がクリックされたときのみ課金されます。

【2022年版】Google、Yahoo!ディスプレイ広告のバナーサイズまとめ

2.Yahoo!リスティング広告のメリット/特徴

それでは、Yahoo!リスティング広告を運用するメリットはどのようなものでしょうか。

以下では、Yahoo!リスティング広告の3つの特徴を解説します。

2-1.国内最大の集客力

Yahoo! JAPANは、月間ページビュー数840億の国内最大級のメディアです。

日本のネットユーザーのうち、スマートフォンユーザーの8割以上、パソコンユーザーの6割以上にリーチ可能。

多くの購買意欲の高い層にアプローチできるのは、Yahoo!リスティング広告のメリットです。

参考:LINEヤフーの強み|LINEヤフー for Business

2-2.ビッグデータを活用した高精度のターゲティング

リスティング広告の成果のカギを握るのは、ターゲティング精度です。適切なターゲットに広告配信できれば、費用対効果の最適化を実現できます。

高精度のターゲティング精度を実現するためには、膨大なデータが必要です。ユーザーのデモグラフィックや行動履歴などに関するビッグデータを蓄積することで、最適なユーザーに広告配信できます。

Yahoo! JAPANは、81億種類以上の検索キーワード100種類以上のサービスを横断して蓄積したデータを活用しています。日本最大級のデータ量と種類を保有しているため、精度の高いターゲティング配信が可能です。

2-3.初心者でも安心の充実サポート

Yahoo!広告ならではの強みが、無料のサポート体制です。

専門スタッフによる個別カウンセリングや無料の設定代行、広告掲載後のアドバイスなど充実のサポートが用意されています。

リスティング広告の運用が初めての方でも、安心して運用できるでしょう。

3.Yahoo!リスティング広告の費用が決まる仕組み

Yahoo!リスティング広告は、広告がクリックされたときに費用が発生する「クリック型課金広告」です。広告が表示されただけでは、料金は発生しません。

Yahoo!リスティング広告の掲載順位は、入札価格(上限クリック単価)広告品質をかけ合わせた広告ランクで決まる。

広告ランクが高いほど、検索結果画面の上部に広告が配信されるのです。

広告主 入札価格 広告品質 広告ランク 掲載順位
A 120円 8 960 1位
B 150円 6 900 2位
C 120円 6 720 3位

上の表を見て分かる通り、広告品質を高めれば、入札価格が低くとも、上位表示可能です。また、実際の広告料金は入札価格と同じとは限りません。

入札価格とは:

クリック単価あたりに支払える上限金額。

実際のクリック単価は、競合の入札価格や広告品質も加味して決まります。そのため、広告品質を向上できれば、クリック単価を抑えられるのです。

4.Yahoo!とGoogleのリスティング広告の違い

リスティング広告の出稿先として、Yahoo!とGoogleで迷われる方もいるでしょう。Yahoo!とGoogle共に基本的な仕組みや機能は同じですが、ユーザー属性や広告の掲載先などは異なります。

以下では、Yahoo!とGoogleのリスティング広告の2つの違いを解説します。

4-1.ユーザー属性

Googleのメインユーザーは、20~30歳代の若い層で、スマートフォンの利用者が多い傾向です。一方、Yahoo! JAPANのユーザーには下記の特徴があります。

  • ユーザーの約6割が就業者
  • パソコンユーザーへのリーチ率64%
  • 利用者の約半数以上が日本の平均年収以上
  • ユーザーの66%が40歳代以上

これらの特徴から、Yahoo! JAPANには中高年の就業者が多く存在すると仮定できます。

また、富裕層の割合も高いことから、企業の管理職以上が多く利用していると考察できる。

不動産や車、BtoBなどの高額商材はYahoo! JAPANのリスティング広告と相性が良い可能性があります。

4-2.ターゲティング

ターゲティングで指定できる項目は、Googleのリスティング広告の方が細かいです。

Yahoo!のリスティング広告のターゲティング項目は、大きく以下4つに分類できます。

  • サイトリターゲティング
  • デバイスターゲティング
  • 地域ターゲティング
  • 曜日・時間帯ターゲティング

【例】

Googleのリスティング広告では、オーディエンスの属性でターゲティングできるが、Yahoo!のリスティング広告ではできない。

つまり、Yahoo!のリスティング広告では年齢や性別ユーザーの興味関心に基づいた広告配信ができないのです。

詳細なターゲティング設定ができないのは、Yahoo!リスティング広告のデメリットと言える。

参考:検索広告のターゲティングはどんな種類がありますか?|Yahoo!広告ヘルプ

GDNとYDA(旧YDN)の違いとは?両媒体の特徴をわかりやすく解説

5.Yahoo!リスティング広告がおすすめの広告主

Yahoo!リスティング広告の特徴やGoogleのリスティング広告との違いをご紹介したところで、Yahoo!リスティング広告がおすすめの広告主を解説します。

これからご紹介する3つのいずれかに該当する場合は、Yahoo!リスティング広告の運用を検討しましょう。

5-1.メインターゲットがPCユーザー

Yahoo! JAPANにはPCユーザーが多い傾向です。自社商材のターゲットがPCユーザーメインの場合は、Yahoo!のリスティング広告がおすすめです。

BtoB向け商材を販売している場合、メインターゲットがPCユーザーの可能性がある。

→企業担当者は、社内のパソコンを利用して情報収集するため。

見込み客の多くがPCユーザーなら、Yahoo!のリスティング広告を検討しましょう。

5-2.40歳以上にアプローチしたい

Yahoo! JAPANユーザーの66%が40歳以上です。40歳以上のYahoo! JAPANの利用率は、Googleよりも高い傾向にあります。

そのため、40歳以上のユーザーをターゲットにした商材をプロモーションする場合は、Yahoo!のリスティング広告が有効。

6.Yahoo!リスティング広告の開始手順

6-1.STEP1:Yahoo!広告に申し込み

Yahoo!のリスティング広告を始めるためには、申し込みをして「Yahoo! JAPANビジネスID」を取得しなければいけません。申し込みからIDの取得手順は以下の通りです。

1.「Yahoo!広告 オフィシャルサイト」より [広告のお申し込み] をクリックします

2. [お申込み情報の入力/確認] > [認証・パスワード設定] の順に進め、申し込み完了へ

3.登録したメールアドレスに「Yahoo! JAPANビジネスID 確認コードのお知らせ」のメールが送信されます

4.メールに記載されている確認コードをコピーし、「認証・パスワード設定」画面の「メールコード」欄へペーストしてください

5.登録した電話番号にSMSコードが送信されます

6.SMSコードを「認証・パスワード設定」画面の「SMSコード」欄に入力

7.「Yahoo! JAPANビジネスIDのパスワード設定」でパスワードを入力してください

8. [以上の内容で認証する] ボタンをクリック

9.Yahoo! JAPANビジネスIDの取得とパスワードの設定が完了

6-2.STEP2:広告管理ツールにログイン

広告管理ツールでは、広告の作成や費用の入金、広告の効果測定などができます。以下の手順で広告管理ツールにログインしましょう。

  1.  [広告管理ツール ログインページ] をクリック
  2. Yahoo! JAPANビジネスIDとパスワードを入力してログインします

6-3.STEP3:キャンペーン予算(日額)と広告のクリック単価を決める

まずは月の広告予算を明確にします。月の広告予算が決まれば、キャンペーン予算(日額)と広告のクリック単価を決めましょう。

【例】

毎月の広告予算が30万円の場合、キャンペーン予算(日額)とクリック単価は次のようになる。

  • キャンペーン予算(日額):30万円 ÷ 30日 = 1万円
  • クリック単価:1万円(キャンペーン予算) ÷ 50クリック(希望クリック数) = 200円

初めてリスティング広告を運用する方は、上記の手順でキャンペーン予算と広告のクリック単価を算出するのがおすすめです。

リスティング広告の運用を始め、ある程度のデータが蓄積されたら、予算調整をしましょう。

6-4.STEP4:広告の作成

下記手順で広告を作成します。

  1. キャンペーンの作成
  2. 広告グループの作成
  3. キーワード選定
  4. 広告の作成

6-5.STEP5:広告費を入金

Yahoo!リスティング広告では、事前に入金した金額からクリックコストが差し引かれます。

アカウント残高が0円になった場合は、広告配信が停止されるため、注意が必要。

入金方法は、クレジットカード払いと銀行振り込みから選べます。

おすすめは、振込手数料がなく、アカウント残高への反映も早いクレジットカード払い

広告費の入金が完了し、広告が審査を通ると、掲載されます。

7.まとめ

Yahoo!リスティング広告を運用すれば、Yahoo! JAPANの検索ユーザーに広告配信をし、購買意欲の醸成ができます。

Googleのリスティング広告との違いはいくつかありますが、大きな違いはユーザー層です。Yahoo! JAPANには、PCユーザーと40歳以上のユーザーが多数います。

高額商材やBtoB向け商材40歳以上をメインターゲットにした商材を扱う場合は、Yahoo!リスティング広告のマーケティング運用を検討してみましょう。

また、サポート体制が充実しているのも特徴です。費用は自由に設定できるため、スモールスタートで運用し、必要に応じて範囲の拡大やGoogleのリスティング広告への移行などを検討しましょう。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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