１．Google 広告の運用代行を利用するメリット

まずはGoogle 広告の運用代行を利用するメリットを見ていきましょう。

１-１．安定した成果を見込める

初めてGoogle 広告を運用する場合でも、たまたま良い成果を出すことはできます。しかし、安定した成果をあげるためには、深い知識や経験が必要となるのです。

広告代理店は、何年にもわたって多くの企業のGoogle 広告を運用しており、各業界の平均クリック率やコンバージョン率なども把握しています。

そのため、時期やトレンドなどの外部要因に影響されない安定した広告パフォーマンスが見込める。

１-２．ベータ版を試せる

Googleが公式に認定した広告代理店は、新機能のベータ版の利用やGoogle 広告の高度なサポートなどのあらゆる特典が付与されます。

Google パートナーの代理店を選べば、競合他社が利用できない手法を試す機会を得られ、大きく差をつけることが可能。

特に競争が激しい分野では、代理店の持つ特権が大きなメリットとなるでしょう。

１-３．客観的な視点で運用できる

Google 広告運用をインハウスで実施した場合、主観的な運用になってしまったり、いずれ施策が尽きたりする懸念があります。Google 広告の運用代行は、複数名のメンバーで行われるのが一般的です。

社内外の複数メンバーが協力することで、常に新たな視点を持ち、さまざまな施策に取り組むことができる。

１-４．LPやデジタルマーケティングの最適化もできる

Google 広告の運用で、高いクリック率やコンバージョン率を達成できても、売り上げや企業成長につながらなければビジネスとしては失敗です。

Google 広告だけではなく、ランディングページの最適化やリードナーチャリング（見込み客の購買意欲を醸成させる手法）なども実施しなければならない。

Google 広告の運用代行企業は、Webデザインやデジタルマーケティング全般に強みを持っていたり、特定の分野に強みを持つ企業と業務提携していたりするのです。

そのため、社内のGoogle 広告担当者は複数の代理店を探す必要はなく、効率よくGoogle 広告の運用チームを拡大できます。

１-５．担当者の退職による運用停止リスクを防げる

インハウスで を運用する最大のリスクは、一人の社員に依存してしまうことでしょう。インハウスの場合、Google 広告の運用は1人もしくは少人数で行われるのが一般的です。社員が1人でGoogle 広告を運用した場合、広告運用の属人化が生じます。

もし社員が退職すると、専門知識を持たない社員が運用を担当することになり、広告パフォーマンスが大きく低下する懸念がある。

その点、運用代行企業に依頼すれば、代理店側の担当者が退職したとしても、すぐに知識を持つ新たな担当者がアサインされます。

２．Google 広告の運用代行を利用するデメリット

Google 広告の運用代行を使えば、さまざまなメリットを得られます。

一方で、いくつかのデメリットも存在するため、デメリットを理解したうえで活用を検討しましょう。

２-１．運用コストのパフォーマンスが悪化する場合も

当然ではありますが、Google 広告の運用代理店に依頼し続ける限り、継続的な費用が発生します。費用の詳細については後述しますが、相場は広告費の20%です。

【例】

広告費を100万円投下する場合、運用代行手数料は20万円ほどかかり、合計120万円を捻出する必要がある。※例外もあり

運用代行手数料は、投下する広告費が増えるほど、連動して高くなりますので、どの程度の広告予算を確保できるのか、確保した予算でどの程度集客見込みが得られるのか事前のシミュレーションが大切でしょう。

また、広告運用代行手数料は月額課金の場合が多く、最低3ヵ月などの契約期間が設けられています。

このことから投下する広告費によってはインハウス運用をした方が、高いコストパフォーマンスを得られる場合もありますので、慎重に検討してみてください。

２-２．運用成果は保証されていない

Google 広告の運用代理店だからと言って、必ず成果が出るとは限りません。費用を支払ったのに、効果が得られなかったケースは多々あります。

成果を出すためにも、運用実績や口コミなどを確認して、優良な代理店を見つける必要がある。

代理店選びのポイントは後述するので、そちらもご確認ください。

２-３．広告運用のノウハウが蓄積しにく

インハウスでGoogle 広告を運用する場合とで比較すると、代理店経由での運用はノウハウが蓄積しにくい傾向です。代理店が自社の運用ノウハウを取引先へ提供してしまうと、競合他社への情報流出やサービス提供価値の低下などが懸念されます。

運用ノウハウの提供をあまりよく思わない代理店が存在するのも業界特有の傾向。

ただし、広告代理店によっては自社の運用ノウハウをサービスの一つとして提供している場合もあるため、代理店選びが鍵をにぎります。

２-４．担当者の対応に時間がかかる

これはかけられる広告予算によっても変動しますが、広告予算が100万円未満の場合は、専任の担当者をつけられないケースがあります。というのも複数のクライアントを持つ中規模以上の広告代理店の場合、広告予算に応じて担当者の品質が変わる傾向です。

【例】

広告予算100万円/月：経験の浅い若手の運用担当者がアサインされる
広告予算500万円/月：経験豊富な運用スキルの高い担当者がアサインされる

そのため、広告予算が少ないケースですと、専任ではない分、やりとりに時間がかかる代理店もありますので慎重な検討が必要でしょう。

３．Google 広告運用代行の費用相場

Google 広告運用代行にかかる費用は主に以下の2つです。

【例】

広告費が100万円なら、毎月20万円の運用手数料が発生する。

なお代理店によっては、広告費が50万円以下なら手数料は一律15万円、300万円以上なら広告費の30%と変動するところもあるため、事前の確認をしてください。

４．優良なGoogle 広告運用代行会社を選ぶ6つのポイント

Google 広告の運用サービスを提供している代理店は多々あります。ここからは、数ある代理店の中から信頼できる優良代理店を選ぶポイントをご紹介します。

４-１．Google 広告の認定パートナーかどうか

Google 広告の認定パートナーとは、Googleが一定の条件を満たした代理店のみに与える認定制度であり、Google 広告のスキルと専門知識、十分な実績があることを示します。

Google 広告の認定パートナーのオフィシャル サイトには、上記画像のバッジが掲載されています。認定パートナーを選ぶことで、運用代理店選びで失敗するリスクを大幅に下げられますので一つの目安にしてみるとよいでしょう。

弊社も認定パートナーを取得しております。

参考：Google Partner または Premier Partner になる方法｜Google 広告 ヘルプ

４-２．十分な実績があるか

Google 広告の運用では、経験が成果の鍵をにぎります。

【例】

経験あるベテランと新人では、ベテランのほうが正確なデータ分析をし、有効な施策を導ける可能性が高い傾向。

Google 広告の運用代理店を選ぶ際は、オフィシャルサイトより実績や事例などを確認しましょう。

４-３．広告の運用体制

代理店の運用体制次第では、コミュニケーションに不安を抱えることになります。

【例】

営業と広告運用で担当者が分かれている場合、営業を通して運用担当者に要望を通すことになる。

そのため、意思決定のスピードの遅れや円滑な意思疎通ができないなどのデメリットが生じるのです。

理想は、広告運用からコミュニケーションまで同じメンバーが担当する専任型の代理店を選ぶことです。また、自社からの要望を迅速に反映させるためにも、検討段階から担当者のレスポンスを確認しましょう。

４-４．担当者は多くの案件を抱えていないか

代理店の広告運用担当者が、1人で20〜30件の案件を抱えることは珍しくありません。しかし、30件もの案件を抱えている状況では、一社あたりにかけられる運用時間は極めて少なくなるでしょう。

運用時間をかけるほど広告成果が出るとは限りませんが、やはりまとまった時間をかけるほど、有効な分析や施策を推進できるようになります。

そこで正式なオファーを出す前には、担当者が抱える案件数を確認しましょう。代理店の中には、担当者が抱える案件数の上限を定めているところもあります。

４-５．契約期間は長すぎないか

代理店の中には、12ヵ月以上の長期契約を提示してくるところもあります。長期契約をした場合、代理店は長期的に安定した利益を得られるメリットがあります。

一方、広告主は代理店が結果を出さなくとも、簡単に契約解除できないデメリットを抱えるわけです。このようなリスクを防ぐためにも、月単位での契約は長くとも3ヵ月を目安に代理店へ依頼しましょう。

４-６．自社ビジネスに精通しているか

Google 広告で成果を出すためには、自社ビジネスを深く理解しなければいけません。広告運用担当者は、少なくとも下記項目に答えられる状態になる必要があります。

• 顧客の属性
• 顧客の悩みやニーズ
• どのように自社製品が顧客に貢献できるのか
• 競合との差異化となるポイント
• Google 広告のほかに、推進している施策

自社ビジネスに精通している担当者がいる代理店、もしくは勉強会などに参加してくれる代理店を選ぶようにしましょう。

５．Google 広告の運用代行におすすめの代理店3選

最後にGoogle 広告の運用代行におすすめの代理店をご紹介します。

５-１．株式会社ジオコード

出典：株式会社ジオコード

株式会社ジオコードは、Webマーケティングと営業DXの推進を支援する企業です。同社は、国内のGoogle広告代理店の上位3％に付与される最上位ステータス「2022 Premier Partner」を獲得しています。

10年以上の実績、1,900以上のアカウント運用で得た経験や知見をもとに、成果につながる広告運用を実施しています。

Google 広告に関しては、検索・ディスプレイ・動画・ショッピング広告の資格を網羅しており、Yahoo!広告の運用やSEO対策、Webサイト制作にも対応しています。

総合的なWebマーケティングの支援を求める企業におすすめです。

５-２．株式会社オプト

出典：株式会社オプト

株式会社オプトは、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告、LPの作成などWeb広告全般に強みを持つ代理店です。

営業・コンサルタント・オペレーションが一丸となったチーム編成のため、業界特有の知見とノウハウを迅速に共有し、最適なサポートを提供する環境構築ができています。

Google 広告を包括的に活用した顧客事例は、Google社が主催するコンテストにおいて審査員満場一致の評価で「Best Practice Contest」を受賞した実績もあるほどです。

５-３．株式会社イーエムネットジャパン

出典：株式会社イーエムネットジャパン

株式会社イーエムネットジャパンでは、専任のアカウントエグゼティブがWebプロモーションの全体の設計から広告運用、報告までをワンストップで対応してくれます。

ワンストップでのサポートのため、クライアントの要望を迅速に反映してくれるでしょう。また、担当者全員が「Yahoo!プロモーション広告」と「Google 広告の認定資格」保持者のため、安定したGoogle 広告の運用に期待できます。

Google 広告の運用代理やLP／クリエイティブの制作など、幅広く依頼したい企業におすすめです。リスティング広告の運用代理店については、下記記事でも詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

参考記事

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６．まとめ

Google 広告の運用で成果を出すためには、深い知識や経験などが求められます。最短距離で目標達成を目指すのなら、代理店に運用代行を依頼するのがおすすめです。

本記事では、代理店の費用相場や選定ポイントなどをご紹介しましたので、まずは予算や自社ビジネスとの相性を考えて、運用代行をするのかどうか決めてみてください。

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