MARKETING COLUMN マーケティングコラム

Google 広告の除外キーワードの正しい設定方法と効率化するポイント!

Google 広告の運用において、除外キーワードは必要不可欠な機能です。

 

設定内容次第では、広告費やパフォーマンスの最適化につながる可能性もありますし、広告配信の機会損失を招く恐れもあります。

 

また、Google 広告の除外キーワードの設定方法自体が複雑で、手間のかかる作業であるのも特徴です。

 

そのため、「設定方法が分からない」や「設定したはずなのに広告が配信されてしまう」、「効率的な設定方法を知りたい」と悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、Google 広告の除外キーワード設定方法を入門者と中上級者編に分けて解説した後、効率よく設定するポイントをご紹介します。

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1.Google 広告の除外キーワードとは

Google 広告の除外キーワードとは:

検索に対して広告を配信しないキーワードを登録する機能のこと。

除外キーワードには、部分一致・フレーズ一致・完全一致の3種類があります。

  • 部分一致:登録キーワードに含まれるすべての語句が検索された場合に配信されない(語順は問わない)
  • フレーズ一致:登録キーワードに含まれるすべての語句が「同じ語順」で検索された場合に配信されない
  • 完全一致:登録キーワードに含まれるすべての語句が「同じ語順」で「別の語句を含まず」に検索された場合に配信されない

下記は、除外キーワードのマッチタイプの違いをまとめた表です。

 

【登録キーワード:化粧水 価格】

検索語句部分一致フレーズ一致完全一致
化粧水 価格配信されない配信されない配信されない
化粧水 価格 安い配信されない配信されない配信される
価格 安い 化粧水配信されない配信される配信される

除外キーワードを活用すれば、成果につながらないキーワードへの配信を防げるため、広告費の最適化やコンバージョン率の向上などを見込めます。

2.Google 広告の除外キーワード選定方法

除外キーワードは慎重に選定する必要があります。

誤った除外キーワードを設定すれば、広告配信機会の大きな損失につながる。

除外キーワードの選定方法は多々ありますが、まずはコンバージョンにつながらないキーワードの除外設定から始めましょう。

 

例えば、どら焼きの販売店がリスティング広告を運用すると仮定します。ユーザーの検索ワードを調査すると、「どら焼き ドラえもん」や「ドラえもん どら焼き なぜ」などのコンバージョンを見込めないキーワードがあると判明しました。

 

このような自社と関連性の低いキーワードは、除外キーワード設定にして、余計な配信を防ぎましょう。

 

自社と関連性のないキーワードのほか、「無料」や「フリー」などの購買意欲が低いキーワード、「ブログ」や「Amazon」などの情報収集が目的のキーワードも除外設定しておくと有効です。

ただし、あれもこれもと除外キーワード設定をするのは、配信機会損失のリスクがあるため、運用をしながらコンバージョンにつながっていない検索語句を除外キーワード設定するのがおすすめ。

除外キーワードについては、下記記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

3.Google 広告の除外キーワード設定方法に関する基礎知識

除外キーワードの設定方法を見ていく前に、知っておくべき基礎知識をご紹介します。

 

まずはマッチタイの記載方法です。除外キーワードのマッチタイプは、下記の通りに記述します。

マッチタイプ部分一致フレーズ一致完全一致
記載方法デフォルト設定” “でキーワードを囲む[ ]でキーワードを囲む
ランニング シューズ“ランニング シューズ”[ランニング シューズ]

次に押さえておくべき基礎知識は、除外キーワードの対象範囲です。除外キーワードを設定する際、対象範囲をキャンペーンもしくは広告グループ単位で選べます。

 

キャンペーンに含まれたすべての広告グループを対象にする場合は「キャンペーン」、特定の広告のみを対象にする場合は「広告グループ」を選択します。

 

これら2つの基礎を押さえたうえで、実際の除外キーワードの設定方法を見ていきましょう。

4.【入門者編】Google 広告の除外キーワード設定方法

Googleのリスティング広告は、広告がクリックされたら課金が発生するクリック課金制(CPC)です。

実際にクリックされたキーワードのなかから、不要なキーワードを除外登録することで、余計な費用の発生を抑えられる。

手順は以下の通りです。

 

1. Google 広告の管理画面を開き、除外キーワード設定をしたいキャンペーンと広告グループを選択

出典:Google 広告

 

2. 画面左のメニューバーにある [キーワード] > [検索語句] をクリック

出典:Google 広告

 

3. 右上より期間を選択

 

4. [クリック数] を降順にする(クリックが皆無のキーワードを見分けるため)

 

5. 除外登録するキーワードにチェック > [除外キーワードとして追加] を選択

 

6. 除外キーワードの追加先を [広告グループ] [キャンペーン] [除外キーワード リスト] より選択

 

7. 除外キーワードのマッチタイプを入力

 

8. [保存] をクリックして完了

 

この方法なら、無駄なキーワードを確実に配信の対象外にしつつ、広告配信機会の損失を最小限にとどめられます。

 

リスティング広告の入門者は、まずはこの方法で除外キーワードの設定をしましょう。

5.【中上級者編】Google 広告の除外キーワード設定方法

先にご紹介した方法には、将来的にクリックされる確率のある除外キーワードには対応できないというデメリットがある。

このデメリットを解消するためには、クリック数ではなく、表示回数を降順にし、しらみつぶしに関連性の薄いキーワードを除外設定するのが有効です。

 

この設定方法なら、不要なキーワードを徹底的に除外登録できます。

 

その一方、有望なキーワードを除外してしまうリスクもあるので注意してください。そのため、キーワードの確度を判別できる中上級者に向いている方法といえます。

6.Google 広告の除外キーワードの便利な設定方法

最後に、Google 広告の除外キーワードの便利な設定方法を3つご紹介します。

 

3つのポイントを押さえていただければ、効率よく成果につながる除外キーワード設定ができるようになるでしょう。

6-1.除外キーワードリストを活用する

複数のキャンペーンを運用している場合、各キャンペーンで共通する除外キーワードがいくつも出てくる可能性があります。

 

その場合、キャンペーンごとに除外キーワード設定をするのは、非効率ですよね。

そこでおすすめしたいのが除外キーワードリストの作成。
除外キーワードリストとは:
複数のキャンペーンに適用できる除外キーワードのリストのこと。

除外キーワードリストを作成すれば、リスト内に含まれた除外キーワードを複数キャンペーンに適用できます。

6-2.一語を部分一致の除外キーワード登録する

Google 広告の除外キーワードの部分一致において「キーワードが拡張され関連キーワードが配信されなくなる」というのは大きな誤解です。

 

類似語句は拡張されないため、関連ワードは手動で入力する運用担当者は多くいます。しかし、関連ワードを一つずつ入力するのは、手間と時間がかかります。そこでおすすめしたいのが一語ワード登録です。

【例】

「化粧水 amazon」を部分一致の除外キーワードに設定

「amazon 保湿液」や「amazon ローション」などで広告が配信される。

しかし、「amazon」で部分一致の除外キーワード設定をすれば、「化粧水 amazon」や「amazon 保湿液」、「amazon ローション」など「amazon」という単語が含まれた検索語句でキーワードは出稿されなくなるのです。

このように一語を部分一致の除外キーワードに登録すれば、類似語句を省略する手間が省ける。

ただし、広告配信の機会損失を防ぐためにも、キーワード選定は慎重に行わなければいけません。

6-3.表記ゆれやスペース有り・無しバージョンで除外する

除外キーワードにおいては、登録キーワードと検索語句が一致する必要があるため、表記ゆれスペースの有り・無しのバージョンまでカバーしなければいけません。

 

特に、スペースの有無まで設定できている担当者は少ない傾向です。

【例】
「amazon 化粧水」を除外キーワードに設定する場合は、下記の検索語句も設定。

  • amazon化粧水
  • Amazon 化粧水
  • Amazon化粧水

大文字/小文字や表記ゆれなどには、先ほどご紹介した一語の部分一致登録で対応できます。しかし、スペースの有無には対応できないため、手作業で対応しましょう。

7.まとめ

Google 広告の運用においては、適切な除外キーワード設定をすることで、広告パフォーマンスの最適化を図れます。

 

除外キーワードの設定方法自体は、大きく以下の3ステップで行えます。

  1. キャンペーンを選択する
  2. 除外キーワードを設定する語句を選ぶ
  3. 追加先とマッチタイプを選ぶ

除外キーワード設定は、手間と時間のかかる作業だからこそ、除外キーワードリストや一語の部分一致登録などを活用し、効率よく行いましょう。

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