【画像で解説】Twitter広告アカウントの開設から広告配信までの手順!
株式会社ネオマーケティングの調査によれば、Twitterユーザーの41.8%がTwitterきっかけで製品購入をしたことがあると判明しています。
この調査結果からも、Twitterは認知拡大や売り上げ増加、ブランディングなどで重要なチャネルになっていることが理解できます。
多くの企業がTwitterを運用しており、すでにTwitterはレッドオーシャンと考えられていますが、Twitter広告を使えばこれから本格的に運用する企業でも、効果的に成果をあげられるでしょう。
本記事では、Twitter広告の利用を検討しているマーケティング担当者に向けて、広告アカウントの開設からキャンペーンの開始手順まで画像を用いながら分かりやすく解説します。
目次
1.Twitter広告アカウントとは
Twitter広告アカウントとは:
Twitter広告を出稿するためのアカウント。Twitterのアカウントさえ所有していれば、誰でも広告アカウントを開設できる。
Twitter広告アカウントは、ユーザー名とひもづいているため、広告を出稿したいアカウントで開設する必要があります。
詳しい開設手順については、後ほど解説いたしますので、そちらを参考にしてください。
2.Twitter広告アカウントの構成内容
Twitter広告アカウントの構成内容は以下の通りです。
アカウント | アカウント | アカウント | アカウント |
---|---|---|---|
キャンペーンA | キャンペーンA | キャンペーンB | キャンペーンB |
広告グループ1 | 広告グループ2 | 広告グループ3 | 広告グループ4 |
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【例】
キャンペーンAの設定を変更すると、広告グループ1と2および広告1-1~2-2まで変更が適用される。
通常GoogleやYahoo!広告などでは、シンプルなアカウント構成が推奨されていますが、Twitterのオフィシャルサイトにおいても、1つのキャンペーンにつき1つのターゲティングを設定することが推奨されています。
つまり、キャンペーンAではキーワードターゲティングのみ、キャンペーンBではフォロワーターゲティングのみなどに限定するということです。
こうすることで、さまざまターゲティング機能のなかから効果の高いものを把握でき、キャンペーンの最適化ができるわけです。
また、ターゲティング設定が似たキャンペーン同士が競合しあい、パフォーマンス低下につながるなどリスクの防止も期待できます。
3.Twitter広告アカウント開設からキャンペーンの作成手順
Twitter広告アカウント開設からキャンペーンの作成までは下記手順で行えます。
- アカウント登録
- アカウントへのアクセス権を編集
- キャンペーンを作成
- キャンペーンの詳細を設定
- 広告グループの詳細を設定
- 広告を作成
詳しい手順についてご紹介します。
3-1.アカウント登録
画面右上部にあるメニューより [アカウント設定] をクリック。
次に下記項目を設定してください。
【概要】
- アカウント名
- 連絡方法
- 電話番号とビジネスの業種
【利用金額の上限】
【税金情報】
- 課税ステータス:ビジネス or 個人
- 企業情報
3-2.アカウントへのアクセス権を編集
次にアカウントにアクセスし、広告運用やレポートチェックなどをできる社内メンバーや代理店関係者、広告主などを複数追加します。
続いて、右上部メニューにあるアカウント名 > [アクセス権を編集] の順にクリックしてください。
[アクセス権を追加] をクリックし、メンバーの名前もしくはアカウント名とアクセス権限を設定します。
各アクセス権限内容は以下の通りです。
- アカウント管理者:すべての機能へのアクセスおよびメンバーの追加/削除ができる
- 広告マネージャー:メンバーの追加/削除と変更以外のすべての機能にアクセスできる
- キャンペーンアナリスト:有料キャンペーンデータの表示とレポートの取得ができる。キャンペーンの変更と作成はできない
- オーガニックアナリスト:オーガニックなアナリティクスとオーディエンスインサイトの表示ができる
- パートナーオーディエンスマネージャー:APIにアクセスしてデータパートナーオーディエンスの表示と変更ができる
- クリエイティブマネージャー:クリエイティブの表示と変更のみできる
3-3.キャンペーンを作成
キャンペーンを作成するために [広告マネージャーを表示] をクリックして、広告マネージャー画面へと移動します。
初めて広告マネージャーに移動すると、[ビジネス設定を使い始める] の画面が表示されるため、下記項目を入力します。
- ビジネス名
- ビジネス管理者
- ビジネス管理者のメールアドレス
上記画像は、Twitter広告のアナリティクス画面です。
ここで広告パフォーマンスの確認やキャンペーンの作成などを行います。画面右上にある [キャンペーンを作成] をクリックして、実際にキャンペーンを作成してみましょう。
広告キャンペーンの作成方法を「シンプル」と「アドバンス」から選びます。
なお「シンプル」は初心者向けであり、細かな設定ができないため、「アドバンス」の利用がおすすめ。
補足をすると、シンプルとアドバンスは設定できる広告の目的やターゲティングが異なるのが特徴です。
具体的な違いを以下表にまとめましたので、参考にしてみてください。
項目 | シンプル | アドバンス |
---|---|---|
目的 |
|
|
ターゲティング |
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繰り返しますが、このようにビジネスにおいてTwitter広告を運用する場合は、詳細な設定のできるアドバンスを選びましょう。
なお、シンプルを選んだ場合の広告キャンペーンの作成方法については、別記事で解説していますので、参考にしてみてください。
話がそれてしまいましたが、アドバンスを選択すると以下のように「広告キャンペーンの目的」ページへ遷移できます。
まずは下記項目よりキャンペーンの目的を選びましょう。
【ブランド認知度の向上】
- リーチ
【検討】
- 動画の再生数
- プレロール再生数
- アプリのインストール数
- ウェブサイトの訪問者数
- エンゲージメント数
- フォロワー数
【コンバージョン】
- アプリのリエンゲージメント数
3-4.キャンペーンの詳細を設定
次に下記項目を入力して、キャンペーンの詳細を設定します。
- キャンペーン名:一目でキャンペーンの内容が分かる名前を付ける
- 支払い方法
- 広告キャンペーン予算の最適化:オンにするとパフォーマンスの高い広告に多くの予算が自動で投下される。オフの場合は広告グループごとに予算設定可能
- 広告キャンペーンの利用金額上限
3-5.広告グループの詳細を設定
下記項目を入力して、広告グループの詳細を設定しましょう。
- 広告グループ名
- 広告グループの1日当たりの予算と総予算
- 広告運用の開始日と終了日
- 配信目標
- 入札戦略:自動入札 or 目標コスト
- 支払い方法:キャンペーンの目的によって選べる支払い方法は異なります
- フリークエンシー上限:各ユーザーに広告を表示する回数を設定
- ペーシング:広告の配信ペースを設定
- オーディエンス属性:年齢、性別、場所、言語
- 端末:オペレーティングシステムや端末モデルなどを指定
- 映画とTV番組:特定の映画やTV番組にエンゲージしたユーザーにアプローチ
- イベント:特定のイベントにエンゲージしたユーザーにアプローチ
- 会話トピック:特定の会話トピックについてツイートしたユーザー、エンゲージしたユーザー、表示したユーザーにアプローチ
上記項目は可能な限り詳細に設定しましょう。
そして、以下はオプションながらも確実に設定しておきたい重要項目。
【ターゲティング】
- キーワード:ユーザーが検索やツイート、エンゲージメントしたツイートに含まれるキーワードを追加/除外
- フォロワーが似ているアカウント:特定のアカウントのフォロワーと興味関心が似ているアカウントにリーチ
- 興味関心:設定した項目と興味関心が似ているユーザーに広告を配信
- プレースメント:ホームタイムライン、プロフィール、検索結果、返信から広告を配信する箇所を選択
総務省の調査によれば、令和2年のTwitter利用率は38.7%とLINEに次いで2番目に利用されているSNSと判明しています。
このことから、Twitterの利用者数は非常に多いと考えられ、自社と関連性の高いユーザーにリーチするためにはターゲティング設定をしなければいけません。
実際に、Lステップやナッシュ株式会社などのTwitter広告で成果を出している企業は、キーワードやアカウントターゲティングを巧みに活用しています。
画面右の推定オーディエンス数を参考にしながら、ターゲティングを設定しましょう。
3-6.広告を作成
最後に、「広告名」「ランディングページ」「クリエイティブ」を入力し、配信するクリエイティブを作成します。
画面右では、タイムラインや検索など配信箇所における広告の見え方の確認が可能です。
Twitterのオフィシャルサイトでは効果の高いクリエイティブを特定するため、広告キャンペーンあたりに少なくとも3個、多くても7~10個の広告ツイートを作成することを推奨しています。
最後に設定事項を確認して、[キャンペーンを開始] をクリックすれば完了です。広告が配信されたら、定期的にアナリティクス画面で広告パフォーマンスを測定しましょう。
4.Twitter広告アカウントの支払い方法と料金発生の仕組み
下記のクレジットカードもしくはデビットカードで、Twitter広告のアカウントを支払えます。
- Visa
- MasterCard
- American Express
- Discover
- Diners Club
- JCB
- China Union Pay
なお、Twitter広告ではユーザーが目的達成につながるアクションをした際にのみ料金が発生するため、優れた費用対効果を見込めます。
以下が主な課金アクション一覧です。
課金アクション | 概要 |
---|---|
リーチ | 広告1,000回表示ごとに課金 |
動画の再生 | 一定時間再生されるたびに課金 |
アプリインストール | アプリがクリックもしくはインストールされるたびに課金 |
ウェブサイト訪問 | リンクがクリックされるたびに課金 |
エンゲージメント | いいねやリツイートされるたびに課金 |
フォロー | フォローされるたびに課金 |
アプリを開く | ユーザーがアプリを開くためにクリックするたびに課金 |
5.まとめ
Twitter広告は以下3ステップで開始できます。
- 広告アカウントの開設
- 支払い方法の登録
- 広告キャンペーンの作成
Twitter広告を始めること自体は簡単です。ただし、成果を出すためには、分析と改善を繰り返し、広告効果の最適化を進める必要があります。
まずは本記事を参考にTwitter広告アカウントを開設し、スモールスタートをしてみましょう。成果を実感できたら、徐々に予算を追加するのがおすすめです。
アドフレックス編集部
アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。
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