コラム

リスティング広告のインプレッションが重要な理由と8つの改善案!

基礎知識 リスティング広告
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  • 「リスティング広告のインプレッション数が悪い」
  • 「そもそもクリック課金型のリスティング広告で、インプレッションは重要なの?」

このように悩む方は、非常に多い傾向です。

多くの企業がリスティング広告を運用している今、広告を表示すること自体が難しくなっています。

広告の表示回数が少ないということは、クリックやコンバージョンにつながるチャンスが減るということ。

だからこそ、リスティング広告の運用においてはインプレッション数を重要な指標としてチェックすべきです。

しかし、インプレッションの改善方法が分からない方は多いでしょう。

そこで本記事では、リスティング広告運用でインプレッションの改善が重要な理由や8つの改善案を解説します。

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1.リスティング広告におけるインプレッションの重要性

リスティング広告におけるインプレッションとは:

広告がユーザーのディスプレイに表示された回数のこと。

ページをスクロールしなければならない範囲に広告が表示されていたとしても、インプレッションとしてカウントするのが特徴です。

またユーザーから見える範囲に表示されたインプレッションについては、「ビューアブルインプレッション」と呼びます。

ビューアブルインプレッションの呼び名は、Google 広告とYahoo!広告で以下のような違いがあります。

    【Google 広告】

  • 視認範囲のインプレッション

参考:視認性とアクティブビューレポートの指標について|Google 広告 ヘルプ

    【Yahoo!広告】

  • ビューアブルインプレッション数

参考:ビューアブルインプレッションとは|Yahoo!広告ヘルプ

リスティング広告の運用でコンバージョン率が悪い場合は、インプレッションの改善施策に取り組んでみましょう。まずは下記図表をご覧ください。

コンバージョン率は「コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100」で決まります。

上記図表を見ると分かるように、コンバージョン率を高めるためには、①コンバージョン数を増やす施策、②クリック数を増やす施策が必要です。

そして、クリック数を増やす施策としては、クリエイティブの改善とインプレッション数の改善が挙げられます。

広告の表示回数を増やせば、クリック数の向上を見込め、結果的にコンバージョン数の改善へとつながるわけです。

現在は多くの企業がリスティング広告を運用しており、取り扱う商材や出稿キーワードによっては、インプレッション数が低くなるケースもあります。

リスティング広告の魅力は顕在層にリーチできることですが、多数の競合他社の参入により、顕在層へのリーチ自体が困難になっています。

だからこそ、インプレッション数を増やして、コンバージョンへのチャンスを獲得しなければいけません。

このようにリスティング広告の運用で成果が頭打ちになった場合は、一度ロジックツリーを作成し、原因の解明と最適な改善策を導くのが有効。

ロジックツリーについては、下記記事で詳細に解説しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

参考記事

2.リスティング広告でインプレッションを増やす8つの方法

リスティング広告のインプレッション数を増やす主な方法は以下の通りです。

  • 広告の品質を高める
  • 上限クリック単価を引き上げる
  • 広告表示オプションを設定する
  • キーワードマッチの見直し
  • ターゲティング設定を見直す
  • 広告本数を増やす
  • インプレッションシェアを確認する
  • レスポンシブ検索広告を活用する

ここからは、各方法の詳細について解説します。

2-1.広告の品質を高める

広告の品質を高めれば、インプレッション数は増加します。それでは、質の高い広告とはどのようなものでしょうか。

リスティング広告の品質は、「品質スコア」と呼ばれる広告の品質を1~10の数値で示した指標で表示されます。

そして、広告品質は以下3つの要素で決まるのです。

  • 推定クリック率
  • 広告の関連性
  • LPの利便性

このなかで最も重要なのは広告の関連性、次にLPの利便性です。

これら2つを改善すれば、おのずと推定クリック率も向上します。

まずは検索語句と広告の関連性、セグメントなどを考慮して、広告の関連性を高めましょう。広告の品質を高めれば、インプレッション数の増加が見込めます。

2-2.上限クリック単価を引き上げる

広告が表示されない原因として、低い上限クリック単価(入札単価)が挙げられます。

リスティング広告が掲載されるかどうかは、広告品質と上限クリック単価を掛け合わせた「広告ランク」で決定します。

つまり、広告品質が高くとも、上限クリック単価が低ければ、広告が表示されない可能性があるのです。

広告管理画面より、各広告の品質スコアを確認しましょう。

品質スコアが高いにもかかわらず、インプレッション数が少ない場合は、上限クリック単価の引き上げでインプレッションの改善ができる可能性があります。

広告掲載順位やクリック単価の決まり方、仕組みがいまいち理解できていないという方は、以下記事「2.広告掲載順位の決まり方」を参考にしてみてください。

参考記事

2-3.広告表示オプションを設定する

広告表示オプションとは:

リスティング広告の下に住所や電話番号、商品カテゴリーなどの補足オプションを追加する無料機能のこと。

広告表示オプションを設定すれば、広告の関連性が高まるだけではなく、クリック率の向上も見込めます。

設定しておいて損はしないため、自社に適した広告表示オプションはすべて登録しましょう。

参考記事

2-4.キーワードマッチタイプの見直し

リスティング広告のインプレッション数が少ない場合、キーワードのマッチタイプの見直しも実施してください。

上記画像は、マッチタイプの一致範囲を表したものです。

画像を見ると分かるように、一致範囲は「部分一致 > フレーズ一致 > 完全一致」の順になります。

例えば、完全一致ばかり設定している場合、広告のインプレッション数は少なくなるでしょう。

だからといって、部分一致を中心に設定すれば、無関係なキーワードにも広告が配信され、費用対効果の悪化を招く恐れがあります。

そこでおすすめしたいのが除外キーワードの活用。

まずは部分一致とフレーズ一致を中心に、リスティング広告を運用しましょう。

運用しながら、コンバージョン率の低いキーワードや自社と関連性の低いキーワードを1つずつ除外キーワードに設定すれば、インプレッション数を最大化しながら、購買意欲の高いユーザーにのみリーチできます。

参考記事

2-5.ターゲティング設定を見直す

あまりにも細かなターゲティング設定もまた、インプレッション数の減少を招きます。

例えば、広告配信の時間帯を平日の11時から13時までにした場合、広告が表示される回数は1日2時間しかありません。

特に、配信時間帯と地域のターゲティングは強力な機能のため、慎重に設定する必要があります。

まずはユーザー属性に関するターゲティングのみを設定し、運用しながら、配信時間帯や地域などのターゲティング設定をするとよいでしょう。

参考記事

2-6.広告本数を増やす

リスティング広告のインプレッション数を増やしたい場合、1グループに最低3本の広告文を入稿しましょう。

広告文が増えることで、ヒットする検索語句の数が増えるためです。

リスティング広告の簡単な仕組みを説明すると、機械学習が検索語句とマッチすると判断した広告文を配信します。

例えば、広告文が1つの場合、部分一致のキーワードでも2~3個しかヒットしないでしょう。

しかし、広告文を3つ以上にすることで、6つや7つの検索語句とマッチする可能性があるのです。

この改善策は即効性が高いため、ぜひ実施してみてください。

参考記事

2-7.インプレッションシェアを確認する

インプレッションシェアとは、広告を表示可能だった回数のうち、実際に広告が表示された回数の割合です。

【例】

広告の表示可能だった回数が1,000回のうち、実際に表示されたのが200回の場合、インプレッションシェアは20%になる。

インプレッションシェアが低いほど、その広告は伸び代があるということです。

インプレッションシェアの低い広告が多ければ、予算もしくは広告品質の最適化に取り組みましょう。

インプレッションシェアは広告管理画面で確認できます。

2-8.レスポンシブ検索広告を活用する

レスポンシブ検索広告とは:

複数の見出しと説明文のなかから、機械学習がユーザーに最適な組み合わせの広告の作成と配信をする広告手法のこと。

レスポンシブ検索広告を使えば、ユーザーとの関連性が高い広告を自動作成できるため、より多くのインプレッションのチャンスを得られます。

リスティング広告の自動運用化ツールを提供するOptmyzrが13,000以上のGoogle 広告アカウントを分析した結果によれば、レスポンシブ検索広告は拡張テキスト広告よりも4倍以上高いインプレッションを実現すると分かっています。

インプレッション数が多くなることで、コンバージョン数の増加も見込めるでしょう。

3.リスティング広告のインプレッション数を伸ばしたいなら自動運用化ツールがおすすめ

ここまで見てきたように、リスティング広告のインプレッション数、およびコンバージョン数を伸ばすためには、広告品質入札単価の最適化が欠かせません。

しかし、「業務内容が多岐にわたるため、広告文の作成に取り組めない」や「最適な入札単価が分からない」と悩むマーケティング担当者は少なくありません。

そのような方におすすめしたいのがAIによる自動運用

GoogleやYahoo!も自動運用を提供していますが、基本的にはレスポンシブ広告と入札単価の調整だけしかできません。

高精度のAIを用いて、競合他社と差をつけたい場合は、専用の運用自動化ツールの導入を検討してみましょう。

Optmyzrは、元Googleのエバンジェリストが開発した自動運用化ツールです。

自動入札機能は当然ながら、広告テキストのパフォーマンスの可視化や追加/除外キーワードの提案、インサイトの提案、レポートの自動作成など豊富な機能を搭載しています。

Optmyzrを導入すれば、運用者のスキルに依存することなく、長期的に安定した成果の創出を見込めます。

リスティング広告で成果が出ないと悩んでいる方や業務効率化を実現したい方は、ぜひOptmyzrの導入をご検討ください。

4.リスティング広告のインプレッションに関するよくあるQ&A

最後にリスティング広告のインプレッションに関するよくある質問にお答えします。

4-1.インプレッションはどうやって決まる?

インプレッションは、広告がユーザーのディスプレイに表示されたときにカウントされます。単に広告が配信されるだけでは、カウントされません。

4-2.インプレッションの単位は?

インプレッションの単位は「imp」です。1インプレッションなら単数形の1imp、2回以上なら複数形の2impsとなります。

4-3.インプレッションシェア損失率とは?

インプレッションシェア損失率は、インプレッションシェアと同意語で、広告を表示可能だった回数のうち、実際に広告が表示された回数の割合を示します。

4-4.インプレッションが少ない原因は?

インプレッションが少ない原因はさまざまですが、要因は以下の通りです。

  • キーワードのボリュームが少ない
  • 広告の見出しと説明文が魅力的ではない
  • 入札単価もしくは広告品質が低い
  • 競合の多いキーワードを設定している
  • 不適切なターゲティング

まずはインプレッション数が少ない原因を特定し、改善策を実施しましょう。

4-5.インプレッションのクリック率とは?

インプレッションのクリック率とは、インプレッションのカウント後にユーザーがクリックした回数のことです。

5.まとめ

多くの企業がリスティング広告に参入しているため、自社の広告を表示する難易度が上がっているからこそ、インプレッションは重要な指標です。

インプレッション数が増えれば、クリックやコンバージョンにつながる可能性も高くなります。まずは広告品質と入札単価の最適化に注力しましょう。

自動運用化ツールを導入すれば、機械学習が入札単価を最適化するため、広告主は見出しやターゲティングなど、よりクリエイティブな業務に注力できます。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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