ディレクター
顧客出身ディレクターが追求する「クライアントファースト」の本質
大手クライアントから代理店へのキャリアチェンジ
前職までのキャリアと転職のご経緯を教えてください！
前職では、某大手消費者金融会社のマーケティング部門に従事していました。簡単に申し上げると、マスプロモーション、デジタルマーケティング、オウンドメディアの運用、設計、構築などが前職での経歴になるかと思います。直近3年ではグループ長という重要なポジションも任せて頂いて、大企業で一通りの業務は経験できたことと、新卒入社してから節目の年だったことから、キャリアの一つの節目として、新たなステップで自分の可能性を試してみたいと考え始めました。アドフレックスの代表である桑畑さんとは、5年間ほど、前職では私がクライアントという立場でしたが、長くお付き合いがあり、様々な接点を構築していく中で「一緒に働かないか」とお声がけを頂いて、この度ジョインする形になりました。
直接のご指名だったのですね！入社前には、アドフレックスについてどのような点を魅力に感じられましたか？
桑畑さんの裏表のないお人柄と、会社としての実直さは、5年間色んな角度でお付き合いがある中で、何度も感じていました。お声がけ頂いたときに、実際に自分がここで働くということがイメージできたのは大きかったです。それから、BtoBで仕事をする以上、自社の利益を考えなくてはならないのは当然で、アドフレックスもそういった点はありながら、裏表がなく常にクライアントファーストで色々なことを考えられる会社であるといった所は、前職から長く信頼していました。
変わり続ける世の中で、変わらない本質を見定める
現在アドフレックスではディレクターでいらっしゃるIさん。お仕事内容について、詳しく伺えますでしょうか。
私の一番のミッションは、クライアント側で積んだ経験や前職でのコネクションを生かしながら、横断的にお客様とコミュニケーションを取り、お客様がどんなことを気にかけているのか、どんな不安を抱えているのかをメンバーと一緒に考えて、クライアントファーストを実践していくことだと思っています。
経営との距離が近く、現場と経営とをつなぐ役割というと分かりやすいかもしれません。チームでの実務を回すマネージャーとクライアントの両方と向き合いながら、どのような課題を設定するか、どのような関係を構築していくのかといったところにフォーカスしています。チームメンバーはクライアントにおける短期的な課題に向き合いますが、ディレクターはクライアントが現在のブランドポジションからどのように変化するべきか、それを共に達成するために我々に何ができるのかといった、年単位の長期的な目標設定を行います。
現段階で、面白さややり甲斐を感じる場面などはありますか？
主に前職との違いでお話すると、アドフレックスは、組織自体は非常にコンパクトながら、それが良い機能を果たしていると思います。
意思疎通は非常にダイレクトに進みますし、今は私自身経営と近いのもあり、会社の意思決定にも深く関与しながら、我々が何をやりたいのかをお客様にもメンバーにも明確に発信できます。
スピード感も新鮮です。前職では、転がってきたボールは「誰かが拾うだろう」という空気でしたが、アドフレックスでは皆ががむしゃらにボールを取りに行く貪欲さがあり、常に考えながら動き続けなくてはなりません。この点は、私自身が大きく変化できたところかもしれません。
クライアント側からお立場が変わった今、Ｉさんの考える「クライアントファースト」について教えてください。
そうですね、クライアントファーストは、お客様が考えていることを、我々が我が事として考えることによって実現していくものだと思っています。ですからシンプルに、一対一のお付き合いの中で相手がどのようなことに困っていて、それに対してどのような手助けができるのかを考え続けなくてはならないという点は、立場が変化しても変わりません。
「クライアントファースト」を実現するにあたって、Ｉさんが大切にしていることやこだわりなどはありますか？
私自身のこだわりというのは、実はないんですよね。社会人になって様々な経験をしてきましたが、世の中が大きく変化する中で、学ぶときは自分の経験ではなく、これまでの世の歴史から学ぶということは、自分自身への戒めとしても大切にしているところです。我々の広告業界でも大きな変化は起こり続けていますが、情報を必要とする人の本質はずっと変わらないと思います。このように、変わらないところ・変えていくべきところをしっかりと見定めることは重要ですし、お客様と向き合う場面で最も優先すべきことでもあると思います。
変わらないところ…例えばどのようなことでしょうか？
今はメールなどのコミュニケーションツールが発達して、リモート環境が整うなど、オンラインの利便性は高まっていますし、コンタクトをとりやすい時代にはなってきていますが、何であれ「“人が”扱っている」というのはずっと同じだと思います。リモート会議やオンラインツールなど、局面に応じてその利便性を活用することも良いのですが、やはり肝心な場面では、「会ってお話すること」が必要だと思っています。
一対一、人対人のお付き合いですね。そんなIさんが、ご自身を高めるために続けていらっしゃることなどはありますか？
このお仕事をしていると、マーケティング業界の人達との接点は増えますが、それ以外の人達とお会いする機会を作るのはなかなか難しくなるため、プライベート含め、極力異業種の方々と関わりを持つようにしています。例えば、私は子供がいるので、地域の子供会の活動に注力したり、市役所の方々との関わり合いも大切にしながらボランティア活動などにも力を入れたりですね。このような交流を通じて、色んな考えの方がいらっしゃるということがよくわかります。とくに、行政に携わる立場の方々とお話すると「こういう目線で子育て支援などを考えているんだな」といったことを知れたりもします。狭い世界で仕事をしていると、自分が常識だと思っているものが世の中ではそうではなかったという事態も発生しやすいので、このように新しい視点を取り入れることで、仕事上のマネジメント改善にも繋がるのではないかと思っています。
若く活気溢れる一方、実直さと誠実さは随一
改めて、アドフレックスの印象についてお聞かせください！
まだまだ新しい会社で、メンバーも若い方が多く、エネルギーに満ちた組織だと思います。一方で、やはり実直にパフォーマンスも実績も残してきており、設立当初からのお付き合いを継続・発展させてきたんだなという印象は変わりません。私自身、こちらに移った今もその実直さや誠実さのようなものはずっと感じていますし、そこが人として一番重要だと思うからこそ、今このアドフレックスという会社に居るんだと思います。
素敵です。社の雰囲気や新しく知った特徴などについてはいかがですか？
そうですね、優秀な女性メンバーも多く活躍している会社だからこそ、スタンスとして「女性の働きやすさ」を重視していると感じます。私も結婚して妻がおりますので、女性のライフステージの変化に応じたサポートについては以前から関心を持っていました。アドフレックスの現在のスタンスを生かしながら、今後更により良いサポートを増やしていくこと、メンバーの働きやすさを追求することも、私自身に求められる課題かと思います。
それから、現在はリモート勤務が主流ですが、コミュニケーションツールを充実させたり、メンバー間でサンクスコインを贈り合ったりと、互いに称賛する文化が浸透している点も魅力だと思います。
今後、Iさんご自身のやりたいことや展望があれば、ぜひお聞かせください！
現在は、クライアントサイドからは見えていなかった背景、情報、繋がりなど、入社してから認識するようになった知識を重点的に深めています。それから、今後は広告運用の実務を自らも学ぶことで、メンバーが抱える問題や課題の設定などにも踏み込んでいけるのではないかと思っています。
前職は金融でしたが、アドフレックスではそれ以外にも様々な業界のクライアントがいます。我々が提供できる価値・サービスをしっかり見極めながら、お客様から支持される広告代理店を目指したいです。
自分の考えを発信するマインドを持って
それでは、今後アドフレックスに入社される方に向けたメッセージをお願いします！
私自身の所感でもありますが、アドフレックスには、自分の考えを発信できる人が向いているのではないかと思います。相手がクライアントでも社内の同僚や先輩でも、まずは自分自身が何を考えていて、これからどうしたいのかといったことを発信できる人というのが、当社に合っているのかなと。誰かが何かを発信すれば、それを杓子定規的に扱うのではなく、メンバーが協力しながら臨機応変に実現可能な形を模索していく文化が、アドフレックスにはあると思います。具体的に何をしたい、どんなことができるといったアイデアが今なくても、それを考え出すマインドを持つことで、仕事を楽しめると思いますし、そのような方と一緒に働けることを期待しています。
最後に、Ｉさんのプライベートでのご趣味を教えてください！
実は高校まで野球を続けており、その経験を活かして、現在はソフトボールをやっています。40歳以上のクラスにエントリーしておりまして、昨年は、現住所のある埼玉県代表として、全国大会に出場しました。大会は福井県で開催されたのですが、当時はまだ新幹線が開通していなかったため車で移動することになり、非常に時間がかかって大変でした(笑)
いきなり凄すぎるエピソードが飛び出してびっくりしました…のめり込めることがあるって素敵です。
そうですね、それで毎週末に同じ趣味を持つ仲間とボールを追いかけているという…(笑)仕事でもそうですが、自分の行動が結果に結びつくと、やはり大きな幸せを実感できます。試合に出て活躍できた時などもそうですね。なるべく長く続けられるよう、怪我には細心の注意を払いつつ、今年も頑張りたいと思います。
