コラム

【2023年最新版】プロ厳選のWebマーケティングツール14選

ツール
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「Webマーケティングに取り組んでいるものの、期待した成果を得られていない」
「業務負担が大きすぎる」とお悩みではありませんか。

そのような悩みは、Webマーケティングツールの導入で解決します。

Webマーケティングツールを活用すれば、業務の効率化や施策効果の最大化などを実現できるのです。

ただし、Webマーケティングツールの数は非常に多いため、製品選定に悩んだり、リサーチする時間がなかったりと、もどかしい思いを抱える担当者は少なくありません。

今回はそのような方に向けて、編集部が厳選したおすすめのWebマーケティングツール14選を解説します。

1.自社に最適なWebマーケティングツールの選び方

まずは自社に適したWebマーケティングツールの選び方を見ていきましょう。ツール選定の際は、下記ポイントをおさえてください。

  • 目的の明確化
  • 予算を考慮
  • レビューの確認
  • 複数ツールの比較検討
  • 現場のヒアリング

ここからは、各ポイントの詳細を解説します。

1-1.目的の明確化

Webマーケティングツールと一口に言っても、MAツールや分析ツールなど、さまざまなタイプがあります。

まずは自社の課題を洗い出し、Webマーケティングツールで解決したい課題を特定しましょう。

例えば、月に数百件以上のリードが生まれていて、マーケティング部の負担が大きいのならば、MAツールが向いています。

一方、Webサイトに集客ができている一方、コンバージョンにつながっていない場合、分析ツールやヒートマップツールがよいでしょう。

まずは目的を明確にして、必要なツールタイプを特定してみてください。

1-2.予算を考慮

Webマーケティングツールは、無料で使えるものもあれば、月額数十万円以上かかるものもあります。

事前に予算を決めておくことで、効果的にツールの選定ができます。

1-3.レビューの確認

Webツールの情報収集をする際は、ベンダーのオフィシャル サイトのほか、実際の顧客の声「レビュー」を確認することがおすすめです。

ITreviewITトレンドなどのサイトを使えば、Webマーケティングツールのメリットやデメリットなどを把握できます。

リアルな顧客の声を知ることで、具体的な活用イメージも持てるでしょう。

1-4.複数ツールの比較検討

Webメディアや代理店、イベントなどさまざまなチャネルで情報収集をしたら、機能や料金、サポート制度などを考慮したうえで2~3社まで絞ります。

それから、無料トライアルやデモに申し込みましょう。

1-5.現場のヒアリング

無料デモに申し込んだら、現場の従業員に操作性を確認してもらいます。

Webマーケティングツールを選定する失敗の最大の原因は、現場の声の無視です。

管理職や役員だけで導入を決めるケースは多いですが、実際に使用するのは現場の従業員のため、従業員の声を最優先すべきです。

ツールを使用する複数の従業員に、機能性や操作性などを確認してもらい、各ツールを評価してもらいましょう。

最も評価の高いツールの導入を検討してみてください。

2.Webマーケティング全般に役立つツール3選

一口にWebマーケティングと言っても、その種類はSEOやリスティング広告、メール配信、SNSアカウント運用などさまざまです。

ここからは、Webマーケティングの効率化やパーソナライズド化を支援するツールを3つご紹介します。

2-1.HubSpot

出典:HubSpot

【月額料金】

  • Starter:6,000円~
  • Professional:96,000円~
  • Enterprise:384,000円~

HubSpotは、世界10万社以上が導入するCRM&MAツールです。

Marketing Hubを導入すれば、Webマーケティングに関するあらゆる情報とツールを一元管理でき、業務の効率化や顧客に合わせた施策展開ができるようになります。

主な機能は、各種Web広告の管理と測定、SNS管理・ウェブチャット・LP&フォームの作成・メールマーケティング・分析とレポート作成などです。

無料版では、Facebook広告やGoogle 広告などの一元管理、ドラッグ&ドロップでのランディングページ/ブログの作成、コンタクト管理やレポート確認など豊富な機能を利用できます。

有料プランは6,000円からと安価なため、スモールスタートができるのも魅力的です。

まずは無料プランから開始して、操作性を確認したうえで、本格導入するかどうか決めるのがおすすめです。

2-2.Adobe Marketo Engage

出典:Adobe Marketo Engage

【料金】
要問い合わせ

Adobe Marketo Engageは、顧客情報の収集と蓄積、コンテンツのパーソナライズ・マーケティング施策の分析などを自動化するMAツールです。

顧客一人ひとりとコミュニケーションをとれるようになり、ブランドの確立や収益の向上などを実現します。

また、AIは過去と現在のデータを分析して見込み客に最適なコンテンツを表示したり、確度の高い見込み客を抽出したりします。

レビューを見る限り、高性能なMAツールである一方、料金は高額なようです。

本ツールは、毎月数百件以上のリードを獲得でき、コンテンツを量産できる体制が整っている企業に向いています。

2-3.SHANON MARKETING PLATFORM

出典:SHANON

【料金】
要問い合わせ

SHANON MARKETING PLATFORMは、マーケティング業務の自動化や見込み客の一元管理などができるMAツールです。

SHANONはセミナーやウェビナーに強みを持っていることもあり、本ツールにも基本性能に加えて、ウェビナー/セミナーの申し込み履歴や入退場履歴などを記録できる機能があります。

そのため、ウェビナー/セミナーを起点にリード獲得やナーチャリング、クオリフィケーションをしたい企業に向いているでしょう。

デジタルとアナログのすべての顧客接点における見込み客の情報を管理したい企業におすすめのツールです。

3.Webマーケティングの分析に役立つツール3選

Webマーケティングで成果を上げるためには、分析と改善が欠かせません。

しかし、「効果的な改善策につなげる分析ができない」と悩む方は多い傾向があります。

そのような方は、分析ツールを活用しましょう。ここからは、無料と有料で使える分析ツールを3つご紹介します。

3-1.Google アナリティクス

出典:Google マーケティング プラットフォーム

Google アナリティクスは、無料で使えるWeb解析ツールです。無料で本格的な機能を活用できるため、上場企業の90%以上が使用しています。

Google アナリティクスを使えば、自社サイトに訪問するユーザーが「どこから来て」「どのコンテンツを閲覧したのか」「どのような行動をしたのか」などを把握できます。

SEOやWeb広告などのオウンドメディアを運用する際は、Google アナリティクスの使用は欠かせません。

これからWeb分析を始めたい方は、まずはGoogle アナリティクスを使用しましょう。

Google アナリティクスを使いこなせるようになってから、有料ツールの導入を検討することを推奨します。

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3-2.AIアナリスト

出典:AIアナリスト

Google アナリティクスは便利なツールですが、サイト分析に慣れていないと、有効な改善策を導けないのが難点です。

そのような場合は、AIアナリストの導入を検討してみましょう。

AIアナリストはGoogle アナリティクスと連携することで、AIがアナリティクスのデータを分析し、コンバージョンを増やす改善策を提示してくれるツールです。

Webサイト改善の工数を削減したい企業や改善策が思い浮かばない企業におすすめです。

3-3.Adobe Analytics

出典:Adobe

【料金】
要問い合わせ

Adobe Analyticsは、Webやマーケティング、顧客インテリジェンスなどさまざまな分析ができるツールです。

音声やオーディオ、loTなどの幅広いチャネルからデータ分析できる点が強みのため、オフラインを含めた多くのチャネルで顧客と接点を持つ企業におすすめです。

また、搭載されているAIが膨大なデータを分析し、分かりやすく分析結果を提示します。隠れたインサイトや有効な改善策を、誰でも見つけられるでしょう。

ただ、実装手順がやや煩雑、かつ、Google アナリティクスと比較すると連携できるツールが少ないというデメリットがあります。

4.Webマーケティングのサイト/LP改善に役立つツール2選

リスティング広告やSEOなどで集客できても、ユーザーをコンバージョンへ導けなければ、事業成長にはつながりません。

コンバージョン率が悪い場合は、製品ページやLPなどの改善をしましょう。ここからは、サイト/LP改善に役立つツールを2つご紹介します。

4-1.Ptengine

出典:Ptengine

【月額料金】

  • Insight Growth:4,980円~
  • Insight Premium:要問い合わせ

Ptengineは、サイトに1行のコードを設置するだけで、ヒートマップやノーコードでのサイト編集、ABテストなどのサイト改善に必要な機能を使えるようになるオールインワンツールです。

簡単に言えば、サイトの課題発見と改善、検証を簡単・迅速に行えるようになります。

また、分かりやすいデザインのため、Webマーケティングツールに不慣れな方でもすぐに使いこなせるでしょう。

WebサイトのPV数が3,000未満なら、ヒートマップツールは月額無料から利用でき、3,000PVを超えると4,980円(税別)〜利用できます。

なお、大規模サイトを運営されている場合には、利用料金はお問い合わせとなりますので、ご注意ください。

4-2.ミエルカヒートマップ

出典:ミエルカヒートマップ

【月額料金】

  • ミニマム:9,800円
  • ビジネス:19,800円
  • ファースト:49,800円
  • エキスパート:99,800円
  • スーパー:149,800円

ミエルカヒートマップは、Webサイト上のユーザーの熟読箇所・離脱箇所・クリック箇所を可視化するツールです。

また、競合の広告分析機能やポップアップ機能、比較・セグメント、クリックリンク確認機能なども搭載されているため、Web広告におけるコンバージョン率の最大化を見込めます。

計測PV数3,000以下で、1つのLPだけを分析したい場合は、無料で利用できます。

5.WebマーケティングにおけるWeb広告運用に役立つツール3選

021年よりインターネット広告費がマスコミ4媒体の広告費を超えています。すでに多くの企業が、Web広告の運用に取り組んでいることでしょう。

数ある競合と差をつけるには、広告ツールの導入で業務の自動化・最適化をし、人間はよりクリエイティブな業務に注力することが有効です。

ここからは、Web広告の運用に役立つツールを3つご紹介します。

5-1.Shirofune

出典:Shirofune

【月額料金】

  • セルフプラン:月額広告費 × 5%
  • サポートプラン:月額広告費 × 5% + 10万円

Shirofuneは、Google・Yahoo!・Facebook・Twitter・LINEの広告運用自動化ツールです。AIが予算の最適化や改善施策の提案、レポート分析・作成まで行います。

主な操作手順は、AIが提案する改善カードの承認もしくは拒否をするだけです。1日10分の運用で、広告効果を最適化できるのが本ツールの強みでしょう。

リスティング広告の運用ならGoogle 広告の知見が詰まったOptmyzr、FacebookやTwitter広告の運用ならShirofuneを利用するなど、使い分けがおすすめです。

5-2.アドレポ

出典:アドレポ

【月額料金】

  • 初期費用:無料
  • 料金:30,000円~

アドレポは、累計アカウント開設1,000件突破、広告アカウント6万件以上の広告レポート自動化ツールです。

20媒体以上に対応しており、運用データの自動収集とレポートの自動作成に対応します。

レポートテンプレートは40シート以上と豊富であり、かつ自社テンプレートをそのまま自動化できるのも魅力的です。

レポーティングだけでなく、代理店向けの機能として、マージンの設定や権限の制御、予算管理もできるため、広告運用業務における多くの工数を削減できるでしょう。

5-3.Optmyzr

出典:Optmyzr

Optmyzrは、Googleの創業初期メンバーの一人であり、Google 広告の元エバンジェリストが開発したリスティング広告運用自動化ツールです。

AIが24時間365日キャンペーンを監視し、入札単価の最適化/除外キーワードの提案、広告テキスト効果の可視化をします。

また、予想外の配信費増加や急激なCPC上昇などの異常が発生した場合、AIが担当者にアラート通知を送信します。

想定外の変化に瞬時に対応することにより、長期間にわたり安定した成果を維持できる。

レポート作成機能もあるため、リスティング広告業務の効率化をしつつ、成果の最大化をしたい企業におすすめです。

Optmyzrは、オフィシャルページより資料のダウンロードも可能です。ぜひ参考にしてみてください。

【導入事例】リスティング広告最適化AI「Optmyzr」を導入したカードローン企業のGoogleアカウントにて全体でCV約10%の増加、CPA約31%の改善を実現!

6.WebマーケティングにおけるSEO対策に役立つ無料ツール3選

SEO対策は難しいと思われるかもしれませんが、ツールを活用すれば、初めての方でも効果的に実践できます。

ここからは、SEO対策に役立つ無料ツールを3つご紹介するので、ぜひ積極的にツールを活用してみてください。

6-1.ラッコキーワード

出典:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、調査したいキーワードを入力すると、その関連語を一括取得できるツールです。上位表示を狙うキーワード選定の際に役立ちます。

おすすめの使い方は、「リスティング広告」や「webマーケティング」などのように、1~2語で構成される検索ボリュームの多いキーワードを調査することです。

そうすれば、そのトピックに関するキーワードが表示されるため、戦略的にコンテンツ制作ができるようになります。

6-2.Googleサーチコンソール

出典:Google Search Console

Googleサーチコンソールは、SEO対策には欠かせないツールです。

Google アナリティクスがサイト訪問後のユーザー情報や行動を追跡するのに対し、サーチコンソールはサイト訪問時の流入キーワードやクリック率、表示回数など検索エンジンのパフォーマンスを分析します。

【例】
想定外のキーワードでの流入が多い場合に、そのキーワードで上位表示を狙うなど、コンテンツ制作の戦略にも貢献する。

サーチコンソールとアナリティクスはSEO対策において、非常に便利なツールのため、使いこなせるようにしておきましょう。

6-3.SEO ZERO

出典:SEO ZERO

SEO ZEROは、MIERUCAが提供する無料のSEO調査ツールです。

競合分析やローカル検索順位&見出し抽出、キーワード順位一括調査、CSR内容チェック、リダイレクトチェックなどSEO対策に便利な機能が豊富に搭載されています。

【例】
競合分析では特定のキーワードを入力すれば、競合がそのキーワードで評価されているコンテンツを抽出できる。

このように、無料でありながらも詳細な分析ができるのが本ツールの強みです。スマートフォンからでも使えるため、出先や隙間時間に調査できます。

7.まとめ

リスティング広告やSEO、SNS、ウェビナーなどのWebマーケティング施策では、膨大な顧客データを収集できます。しかし、集めたデータを分析して活用できなければ、宝の持ち腐れです。

Webマーケティングツールを導入すれば、顧客情報の管理・分析や業務負担の効率化、パフォーマンスの最大化などを見込めます。

まずは自社の課題や目的を明確にし、必要なツールタイプを特定しましょう。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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