【これだけは押さえておきたい】Webマーケティング用語を分かりやすく解説
Webマーケティングに関わり始めたばかりの時、初めにぶつかる壁が専門用語です。
普段から打ち合わせや会議で飛び交う横文字や略語の多さに「会話の内容についていけない…」と思うこともあるのではないでしょうか?
そんな方のために、現場でよく使われているWebマーケティング関連用語を厳選してまとめました。用語の意味を少しずつ理解していくことで、業務の理解も進むはず!
ぜひ日々の業務に役立ててください。
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目次
1.Webマーケティング全般
まずは、Webマーケティングの現場で特によく使われる用語をご紹介します。
1-1.PDCA(Plan-Do-Check-Action)
計画→実行→分析→改善を1サイクルとして繰り返し行うことで、業務を改善していくフレームワーク。
ビジネスの現場以外でも幅広く取り入れられており、「PDCAサイクルを回す」などと言います。
1-2.KPI(Key Performance Indicator)
チームや組織が最終ゴール(KGI)に到達するために、実行するプロセスの達成度合いを評価する指標。適切なKPI設定は施策を進めるにあたって重要になります。
1-3.KGI(Key Goal Indicator)
企業の経営戦略におけるゴール(最終目標)設定の指標。
KGIを達成することを前提に、中間目標としてKPIが設定されます。
1-4.LTV(Life Time Value)
LTV(顧客生涯価値)。
顧客が生まれてから死ぬまでの間に企業にもたらしてくれる金額の合計(総額)を指す。CRM(顧客関係管理)において重要な指標です。
2.Webマーケティングの効果指標
マーケティング戦略の効果測定を行うにあたって、さまざまな指標があります。ここでは、基本的な指標をご紹介します。
2-1.Impression(インプレッション)
広告が表示された回数。「Imp」や「imps」と略される。
2-2.Click(クリック)
Web広告がクリックされた回数。
広告が表示されているのにクリック数が少ない場合、キーワード設定に問題がある、ターゲットとなるユーザーに広告が表示されていない、広告の見出しや説明文が魅力的でないといったことが分かります。
2-3.CTR(Click Through Rate)
クリック率。
広告が表示された回数(インプレッション数)に対してクリックされた割合(%)を表す。CTRの計算方法は「クリック数÷インプレッション数」。
2-4.CPC(Cost Per Click)
クリック単価。
Web広告を1クリックさせるのに掛かったコストを示し、リスティング広告などクリック課金型の広告で使われます。CPCの計算方法は「広告費÷クリック数」。CPCが低いほど広告の費用対効果が高くなります。
2-5.CPM(Cost Per Mille)
広告1000回表示あたりのコスト。
インプレッション単価とも言われる。CPMの計算方法は「広告表示コスト÷表示回数×1000」。純広告やDSP広告などの指標として使われます。
2-6.CPI(Cost Per Install)
リワード広告など、インストール課金型の広告を通じて1インストールされるためにかかる費用。
CPIの計算方法は「広告費÷インストール数」。アプリのインストールは広告をクリックした後の行動になるため、CPIはCPC(クリック単価)よりも高額になります。
2-7.CPF(Cost Per Fan/Cost Per Follow/Cost Per Friend)
SNS広告を通じてフォロワーやファンを1人獲得するために必要な費用。
CPFの計算方法は「広告費÷新規フォロワー/ファン数」。
2-8.CPV(Cost Per View)
動画広告を1回視聴あたりにかかるコスト。
多くの動画広告は表示回数ではなく視聴回数に応じてコストがかかる広告視聴単価という課金形式が取られています。CPVの計算方法は「広告費÷再生回数」。
例えばYouTube動画に挿入される広告は、スキップやブラウザを閉じられるなど最後まで視聴されなかった場合は課金されません。
2-9.CV(コンバージョン)
運営者の目的とする最終成果。
販売数やサービス購入数のほか、資料請求や問い合わせ、メルマガ登録などコンバージョン(ゴール)を何に設定するかは出稿主によって異なる。
2-10.CVR(Conversion Rate)
CVR(コンバージョン率)は、サイトの訪問者のうち、コンバージョンした割合(%)。
CVRの計算方法は「CV(コンバージョン数)÷流入数」。
2-11.CPA(Cost Per Acquisition)
顧客獲得単価のことで、1人の顧客を獲得するためにかかった費用を表す。
CPAの計算方法は「広告費÷CV(コンバージョン数)」。CAC(Customer Acquisition Cost)やCCA(Cost of Customer Acquisition)と言われることもあります。
2-12.ROAS(Rerurn On Advertising Spend)
広告費用対効果。
ROASの計算方法は「売り上げ÷広告費」。100%を基準にしており、ROASが100%以上であれば広告費を回収できていることになります。
2-13.ROI(Return On Investment)
投資収益率。
広告費に対して何パーセントの利益が得られたかを示す。ROIの計算方法は「利益÷広告費」。ROIを計算することで、どの広告の採算が取れているかが分かります。
ROASとROIの違いは、ROASが売り上げを基準にしているのに対し、ROIが利益を基準にしている点です。ROASがプラスでもROIがマイナスであることはあり得ます。
2-14.エンゲージメント
SNSの投稿や広告に対する反応数。
エンゲージメント数は「いいね」やシェア、コメントなどSNS上での何らかのアクションを示しています。一般的には企業や商品とユーザーのつながりや愛着といった意味があります。
2-15.CPE(Cost Per Engagement)
1エンゲージメントにかかる広告費。
CPEの計算方法は「広告費÷エンゲージメント数」。エンゲージメントが発生した時点で課金されるものをCPE広告と言います。
3.アドテクノロジー関連
Web広告を効率的・効果的に配信するシステム「アドテクノロジー」は、アド(広告)+テクノロジーからなる造語で、「アドテク」「アドテック」などと呼ばれます。Web広告には様々な手法があり、関連するシステムやプラットフォームは数多くあります。
3-1.リスティング広告
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、検索キーワードに応じて検索結果に表示されるテキスト広告。
検索連動型広告、PPC(pay per click)広告とも言います。
3-2.ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠に表示される広告。
ディスプレイ広告にはテキスト広告、画像のバナー広告、動画広告などさまざまなタイプのものがあります。
3-3.アドネットワーク
Webサイトやブログ、SNSなどの複数の広告媒体に配信する、ディスプレイ広告の配信ネットワーク。
アドネットワークを利用した広告をアドネットワーク広告といいます。
リスティング広告やアフィリエイト広告は媒体ごとで配信設定が必要になりますが、アドネットワーク広告の場合、Webサイトやブログ、SNSなどを集めて1つのネットワークを作り、まとめて配信することが可能です。
3-4.DSP(Demand-Side Platform)
複数のアドネットワークやサイトへの広告配信を管理するプラットフォーム。
広告の効果を最適化・最大化させる目的で広告主が活用するシステムです。
3-5.SSP(Supply-Side Platform)
広告枠を提供する媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォーム。
DSPとSSPを連携させることで広告表示ができる仕組みになっています。
3-6.DMP(Data Management Platform)
Web上に蓄積された、さまざまなデータや自社データを統合して一元管理や分析を行い、広告配信を最適化するプラットフォーム。
DMPを導入することで、DMPに蓄積された顧客の属性データ、サイト上での顧客の行動履歴、Web広告配信データといったさまざまなデータを活用できるようになります。
たとえば特定ユーザーだけをターゲットにした広告配信、過去に商品を購入したユーザーに新製品の案内メールやクーポンを送るなど、顧客ごとに適したアプローチが可能になります。
3-7.RTB(Real Time Bidding)
Web広告の入札の仕組みで、リアルタイム入札とも呼ばれる。
1インプレッションに対してリアルタイムでオークションによる入札を行い、入札金額が最も高い広告主の広告が表示されます。
3-8.リーチ
広告到達率。
広告がユーザー全体の何割に表示されたかを意味する。UU(ユニークユーザー)で計測されるため、同じユーザーが複数回広告を見てもリーチには影響しません。
3-9.フリークエンシー
一定期間で1人のユーザーに特定の広告が表示された回数。
リーチが広告を表示された人数の割合であるのに対し、フリークエンシーは回数である点が異なります。
3-10.リターゲティング/リマーケティング
過去にWebサイトを訪問したり、アプリのインストールなどをしたことのあるユーザーに向けてブラウザのCookieを利用して追跡を行い、広告を配信して再訪問を促す手法。
3-11.類似ターゲティング
自社の既存顧客や優良顧客と属性が似ているユーザーに向けて広告を配信すること。
新規ユーザー獲得のために行われ、類似ユーザーターゲティングとも呼ばれます。
3-12.レコメンデーション(Recommendation)
過去にサイトを訪問したことのあるユーザーの閲覧履歴や購入履歴をもとに、ユーザーが興味を示しそうな広告を表示し、新たな商品の発見と購入を促すこと。
レコメンデーションの一例に、Amazonの「あなたへのおすすめ」表示があります。
4.SEO・SEM関連
自社サイトを検索エンジンの検索結果に上位表示させるSEO対策をはじめ、関連する用語をご紹介します。
4-1.検索エンジン
GoogleやYahoo! JAPAN、Bingなど、Web上に存在する情報やサイトを検索するためのプログラム。
4-2.SEO(Search Engine Optimization)
検索ワードに対して関連度の高いサイトを順に検索結果画面に表示させること。
検索エンジン最適化と訳されます。検索エンジンは、情報を探すユーザーにとって価値ある、有益なサイトが上位表示される仕組みです。SEO対策は検索結果で上位表示させ、Webサイトへの訪問者を増やす施策です。
4-3.オーガニック検索
検索結果画面に表示される、リスティング広告以外の検索結果。
自然検索とも言われる。SEO対策が効果を上げることで、オーガニック検索結果でWebサイトが上位に表示されるようになります。
4-4.SEM(Search Engine Marketing)
検索エンジン上で行うマーケティング施策全般を指す。
SEO対策やリスティング広告はSEMの一部となります。
4-5.PPC(Pay Per Click)広告
1クリックごとに広告費がかかる、クリック課金型の広告。クリックされてはじめて課金されるため、費用対効果が高くなります。
4-6.Google広告(旧 Google Adwords)
Googleが展開する広告配信サービス。
「Googleリスティング広告(GSN)」「Googleディスプレイ広告(GDN)」「Google動画広告(YouTube)」など、さまざまなチャネルに広告を配信できます。
4-7.GDN(Google Display Network)
Googleが展開するアドネットワークサービス。
Googleの提携サイトやアプリ、YouTubeなどに広告を配信できます。
4-8.Yahoo! 広告
Yahoo! JAPAN が展開する広告配信サービス。
Yahoo!のサイトや提携サイトなど、Google広告と同様にさまざまなチャネルへ配信が可能です。
4-9.YDA(Yahoo Display Ads)※旧YDN
Yahoo!のサイトやYahoo!経由で訪問したWebサイトに広告を配信できるアドネットワークサービス。
4-10.被リンク/バックリンク
外部サイトから自社サイトに対して向けられたリンク。
SEO対策上、被リンクの質(信頼性の高いサイト)や数が重要とされています。反対に、いたずらにサイトをたくさん作って被リンク数を増やすことは被リンクの質の低下につながります。
4-11.検索クエリ
ユーザーが検索エンジンの検索窓に打ち込んだキーワードやフレーズ。
検索クエリから「意図していない場面で自社の広告が表示されていないか」「サイトへの訪問や問い合わせ、購入につながりやすい他のキーワードはないか」といったことが分析できます。
4-12.ビッグワード
検索ボリューム(一定期間中に検索される回数)が大きいキーワード。
検索ボリュームが大きいワードは、多くの人が知りたい情報といえます。そのため、ビッグワードで上位表示できれば多くの検索流入が狙えます。
4-13.スモールワード
検索ボリュームの小さいキーワード。
ビッグワードと比べて競合が少なく、リスティング広告においては入札単価が安くなります。
4-14.品質スコア/品質インデックス
リスティング広告の品質の高さを表す指標。
Google広告では「品質スコア」、Yahoo!広告では「品質インデックス」になります。広告の品質は1~10で評価され、広告が表示された際にクリックされる可能性の高さや検索意図との一致度、ランディングページの有用性で点数化されます。
4-15.広告ランク
リスティング広告の掲載順位を決める指標。
「入札単価×品質スコア+広告表示オプション」によって決まります。
4-16.TD(Title & Description)
検索エンジンの検索結果で一覧表示されるWebサイトのタイトルと説明文。
リスティング広告でもテキスト広告を「TD」と呼ぶこともあります。テキストはSEO対策にも関係します。
4-17.インプレッションシェア
広告が表示される可能性があった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数の割合。
5.アクセス解析関連
Webサイトの質を高め、効果を改善していくには、どのような属性のユーザーが/どのような経路から訪問しているかなどをアクセス解析で知る必要があります。ここでは、アクセス解析関連の用語をご紹介します。
5-1.PV(Page View)
Webサイトのアクセス数。
最も基本となる指標です。ユーザーは複数ページを閲覧する場合がほとんどのため、個別ページの合計がサイト全体のPVになります。
5-2.UU(Unique User)
Webサイトにアクセスしたユーザーの人数。
UUはページごとではなくサイト全体への訪問人数でカウントされ、同一ユーザーの重複は除外されます。UUが多いほどサイトに訪問している人数が多いことになります。
5-3.セッション
Webサイトへの訪問数。
1人のユーザーが1度の訪問で複数ページを続けて閲覧したとしてもセッションは1になります。
たとえば一定期間中にAさんが2回訪問して合計5ページを閲覧し、Bさんが1回訪問して3ページ見た場合、PVは8、UUは2、セッションは3となります。
5-4.リファラー
ユーザーがあるWebサイトを訪問する直前に経由した、参照元のWebページ。
5-5.流入経路
どういう経路でサイトを訪問したかを示すもの。
流入経路にはオーガニック検索、広告、SNSに加え、お気に入り登録やサイトURLの直接入力などがあります。
5-6.直帰率
サイトの訪問数(セッション)のうち、最初のページだけを閲覧してサイトを離れた割合。
ユーザーが求める情報がない場合/そのページだけで満足して直帰する場合など、さまざまな理由が考えられます。
5-7.離脱率
サイトのページが開かれた合計回数のうち、ページを閉じる、リンクから他のサイトへ遷移するなどで離脱した割合。
たとえばサイトの中の10PVあるページで、そこから同サイトの別ページに行ったのが7PV、ページを閉じたのが1PV、ページ内のリンクから他サイトに行ったのが2PVとすると、そのページの離脱率は30%となります。
直帰率はサイト全体で捉え、離脱率はページごとに捉えるのが大きな特徴です。
5-8.LP(Landing Page)ランディングページ
ユーザーが最初に訪問するページ。
たとえばリスティング広告のリンクがトップページであればトップページがランディングページになり、商品ページに遷移するようになっていればそれがランディングページになります。
5-9.LPO(Landing Page Optimization)
ランディングページの最適化。
ランディングページを改善し、離脱率(ランディングページのみを見てサイトを離れるユーザーの割合)の減少を図るために行われる施策です。ページに記載する情報を充実させるだけでなく、サイトを見やすくする/使い勝手を改善することもランディングページ最適化になります。
5-10.CTA(Call To Action)
Webサイトの訪問者に対して、とってほしい行動を促すこと。
たとえば資料請求のボタンを設置して資料請求のページへ誘導するのがCTAです。
まとめ
Webマーケティングには略語や専門用語が数多くあります。一度に覚えることは難しいので、このページを辞書代わりに参照しながら、少しずつ身につけていきましょう。
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