

バナー広告は文字や画像、動画を使い、ユーザーの視覚に訴えかけられるという特徴を持ちます。
この記事では、改めてバナー広告について理解したい方、これから始める方に向けて、バナー広告の仕組みや種類、メリット・デメリット、課金方法について分かりやすく解説していきます。
1.バナー広告とは


バナー広告とは: Webサイトやスマートフォンアプリなどの広告枠に表示される画像/動画広告のこと。 |
ユーザーが広告をクリックすると、広告主が指定したランディングページ(LP)へと遷移します。
バナー広告はさまざまなサイトやアプリで見られますが、代表的なものの一つに検索エンジン「Yahoo! JAPAN」のトップページが挙げられます。下記の画像のうち、右側と中央下にあるものがバナー広告です。


この画像からも分かるように、広告で訴求したいことを画像やテキストなどを効果的に使い、表現しているのがバナー広告の特徴です。
1-1.バナー広告の代表的な掲載媒体
バナー広告は、どの広告サービスから出稿するかによって掲載場所が変わります。代表的な媒体にGoogleが提供するGDN(Googleディスプレイネットワーク)、Yahoo!が提供するYDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))があり、掲載場所はそれぞれ異なります。
GDNの場合、Googleが提供するGmailやYouTube、Googleアドセンスの掲載サイトなどが掲載場所になります。YDAはYahoo! JAPANトップ画面やYahoo! JAPANの各種サイト、提携企業のサイトなどに掲載されます。
ユーザー数が圧倒的に多いGDNとYDAをおさえることで、国内にいるユーザーの大半にアプローチできます。どちらもアカウントの開設は簡単にできるため、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
2.バナー広告の種類


バナー広告には大きく分けて以下の2種類があります。
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それぞれの広告の概要と仕組みについて解説します。
2-1.純広告
純広告はWebサイトの広告枠を購入し、掲載します。枠を買い取っているので必ず広告が掲載されるのが特徴です。
また、広告運用の手間もかかりません。自社の商品やサービスのターゲットとなるユーザーがよく利用しているサイトに掲載することで、コンバージョンにつながる可能性も高くなります。
2-2.運用型広告
運用型広告は、広告枠のあるWebサイトにランダムに掲載されます。どこに掲載されるかは、掲載方式、入札金額、ターゲティング、クリエイティブなどを基に決まるのが特徴です。
そのため、希望する場所に100%掲載できるとは限りません。ただし、ユーザーの属性や興味、関心、これまでの行動などターゲットを絞ったうえで出稿できるため、ターゲットが明確になっている場合に有効です。
3.バナー広告の特徴


バナー広告にはさまざまな特徴があります。ここでは、バナー広告の具体的な特徴を2つ取り上げて解説します。
3-1.視覚に訴えかけられる
バナー広告は、文字や画像、動画などでユーザーの視覚に訴えかけることができます。そのため、広告を通して商品のイメージを抱いてもらいやすいという特徴があります。特に、見た目が重視される商材との親和性が高いです。
3-2.認知度の向上に活用できる
ビジュアルで訴求できるため、商品やサービスの認知度向上にも活用できます。広告経由で購入や申し込みなど、直接のコンバージョンにはならなくても、広告を通じて知ったことがきっかけで、将来的に商品やサービスの購入・申し込みにつながる可能性があります。
4.バナー広告の課金方式


バナー広告には主に、「クリック課金型」「インプレッション課金型」「成果報酬型」「期間保証型」の4種類の課金方式があります。
クリック課金型(CPC) |
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インプレッション課金型(CPM) |
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成果報酬型 |
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期間保証型 |
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それぞれ特徴が異なるため、自社にあった方法を選ぶようにしましょう。
5.バナー広告のメリットとデメリット


バナー広告を運用するにあたっては、メリット・デメリットをそれぞれ理解しておくことが重要です。ここでは、具体的なメリット・デメリットについて解説します。
5-1.メッセージをクリエイティブに反映できる
バナー広告最大のメリットは、視覚的なアピールができること。クリエイティブに伝えたいメッセージや商品のコンセプト、イメージ画像などを反映できるため、ユーザーに訴求しやすくなります。また、インパクトの強いクリエイティブを作成すれば、ブランディングに活用することも可能です。
テキストのみで構成された広告の場合、ユーザーが読んで認識しない限りクリックされる可能性は低いですが、視覚的に興味関心をひくことでクリックされやすくなります。
5-2.潜在層へのアプローチが可能
純広告型のバナー広告の場合、自社の商品やサービスに興味を持っていないユーザーに対しても広告を表示できるため、潜在層へのアプローチが行えます。
例えば、Yahoo! JAPANのトップページに掲載されたバナー広告で商品知ったことがきっかけで、興味を持つ人も出てくるでしょう。商品やサービスを広めたい、認知拡大を図りたい、といった時に有効です。
また、ターゲットが絞れていない場合でも、出稿することでどのような層が広告をクリックしているのか把握できるため、そこからターゲットの絞り込みをすることも可能です。
5-3.クリエイティブ調整に時間がかかる
画像や動画を扱うバナー広告は、クリエイティブの制作に時間がかかります。配信後もコンバージョンにつながる広告を把握するために、A/Bテストを実施したり、継続的に効果を計測して細かな調整を行っていく必要があります。
バナー制作にあたって、バナーデザインをまとめたサイトをチェックすることをおすすめします。クリエイティブの勝ちパターンを見つけていくためのインプットという意味でも、色味やレイアウト、構成など、すごく参考になります。
ここで、主要なサイトをいくつかご紹介します。
まとめ
バナー広告はユーザーの視覚に訴えかけられる広告です。Yahoo! JAPANのトップページをはじめとして、さまざまなWebサイト、スマートフォンアプリなどで掲載されます。
ユーザーの視覚に訴えかけられる点が大きな特徴であり、クリエイティブ次第で成果は大きく変わってくるでしょう。