コラム

競合他社の広告出稿状況を簡単に分析!おすすめ分析方法と活用したいツール4選

広告運用 ツール
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競合他社のWeb広告や強化している訴求内容の把握は、リスティング広告をはじめとするWeb広告運用の戦略立案に大きなヒントとなる情報です。しかし、競合分析の重要性は理解していても、データの収集や調査方法が分からないという方は多いと思います。

そこで今回は、競合の出稿状況の調べ方や、広告掲載結果を比較・分析する方法などについて詳しく解説していきます。

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1.競合の出稿状況の把握はWeb広告の運用に欠かせない

Web広告の運用効率を高めるには、競合他社の出稿状況を把握して自社の戦略に活かしていかなければいけません。ユーザー目線での広告展開は大前提ですが、競合の状況が見えてくれば戦略の優劣が明確になり、新しいアイデアのヒントにもなります。

全体的にネットリテラシーが高くなっている近年では、ユーザーは数多くの情報を比較検討して商品の選別をしています。このような状況下で自社の広告からコンバージョンを獲得するには、ユーザーの比較対象となる競合広告の調査は必要不可欠です。

2.競合の広告出稿を調査する方法

ここからは、競合広告の主な調査方法を4つご紹介していきます。漠然とデータを集めても成果に結びつかないため、情報収集の観点を明確にしたうえで、戦略立案や改善に役立つ調査方法を選択していきましよう。

2-1.主要検索キーワードの検索結果を確認する

すでに「Google広告」を利用している場合は、オークション分析を使って検索広告とショッピング広告の掲載結果を比較できます。Google広告の管理画面から「キャンペーン」→「オークション分析」と選択するだけでOKです。

分析結果に表示される各指標の意味は下記となります。

・表示URLドメイン
広告がインプレッションを獲得した際に表示されるURLです。競合サイトの種類を確認したいときなどに役立ちます。

・インプレッションシェア
「広告が表示される機会」に対する「実際の表示割合」です。例えば、インプレッションシェアが70%なら、表示機会100回中70回広告が表示されたということになります。

・重複率
自社の広告と競合の広告が同時に表示された割合です。重複率が高いほどクリック単価の高騰につながります。

・上位掲載率
自社の広告と競合広告が同時に表示された際に、競合の方が上位に表示された割合です。

・ページ上部表示率
検索結果ページの上部に表示された割合です。表示順位に関わらず、上部に表示された回数だけがカウントされます。

・優位表示シェア
自社の広告が他の広告よりも上位に掲載されたとき、または、自社の広告だけが表示されたときの割合です。

  • オークション分析の具体的な活用方法

オークション分析をWeb広告運用に活用する、具体的な方法を3つご紹介します。

・競合の出稿状況を時系列で確認する
データを分析する際に期間を指定すれば、競合の動向を時系列で確認できます。クリック単価が急に上がった場合は、単価の変動と併せて分析レポートを時系列でチェックしてみるといいでしょう。

・自社の状況を把握する
自社の状況を客観的に確認したいときにも、オークション分析が有用です。例えば、上位表示率が低いときは、入札価格の引き上げや広告ランクの改善などを検討する必要があると分かります。

・プレビューで競合の広告を確認する
広告のプレビューと診断ツールを使えば、競合の出稿キーワードとクリエイティブを確認できます。確認手順は次のとおりです。

1.Google広告の管理画面から「ツールと設定」→「広告プレビューと診断」を選択

2.検索語句を入力してプレビューを確認

2-2.タグの設置状況を可視化する

Web広告運用の戦略を強化するためには、タグの設置状況を調査して競合他社の利用媒体を把握することも大切です。ソースコードを開いてHTMLタグを調べるという方法もありますが、無料ツールの「Ghostery」を利用すれば、競合が使っているDSPやAdExchangeを簡単に調べることができます

GhosteryはGoogle Chromeの拡張機能として提供されています。ダウンロードをして機能拡張に追加したら、右上のアイコンからGhosteryを選択しましょう。

選択すると、検出されたタグ類が表示されます。

Ghostery利用時の注意点
なお、読み込みの失敗が多発する場合は、左側にある「信頼できるサイト」をONにしておきましょう。Ghosteryを機能拡張に加えたままにしておくと、サイトによっては正常な動作を妨げることがあるので注意してください。多くの場合は「信頼できるサイト」をONにしておくことで回避できますが、場合によっては設定の再確認が必要です。

2-3.SNS広告の出稿状況を調査する

競合のディスプレイ広告出稿状況を調査するのは難しいですが、Facebookは広告の透明性を高めるために「Facebook広告ライブラリ」というツールを提供しています。このツールを使えばFacebookだけではなく、InstagramやAudience Network、Messengerに配信されている全広告を簡単に調査できます。

Facebook広告ライブラリで確認できる内容は下記のとおりです。

  • 広告の掲載開始日
  • クリエイティブ
  • 出稿先プラットフォーム
  • 広告のリンク先
  • 広告のタイプ

Facebook広告ライブラリの使い方を見ていきましょう。

1. Facebook広告ライブラリにアクセスして、広告カテゴリから「すべての広告」を選択

2.キーワード、または広告主を入力して検索

3.配信元の企業ページと配信中の全広告が表示される

すべての広告が表示されたら、クリエイティブの確認だけではなく配信先のプラットフォームもチェックしておきましょう。

バージョン違いの広告もすべてチェックしたい場合は、「広告の詳細を見る」をクリックしてください。アクティブな競合広告を閲覧すれば、SNS広告の戦略立案にも役立ちます。

2-4.競合のトラフィックを調査する方法

サイトの流入チャネルや推移の把握に役立つのは「SimilarWeb」です。一部有料となっていますが、無料で使える範囲でも十分に活用できます。調査したいURLを入力するだけで、トラフィックやユーザーの流入経路、流入キーワードを分析できるので使い方は難しくありません。

出典:Similarweb
キーワードだけではなく、オーガニック(自然検索)と有料キーワードの流入割合も簡単に把握できます。

ディスプレイ広告からのトラフィックもグラフで可視化されます。

SimilarWeb利用時の注意点
データの取得や集計方法がほとんど開示されていないため、精度には難があると言われています。得られたデータはあくまでも「参考値」とする程度にした方がいいでしょう。なお、トラフィックの母数が少ないサイトはデータが表示されません。

3.まとめ

今回の内容をまとめると、以下になります。

  • ネット集客にはSEO対策やWeb広告の運用などが有効である
  • 集客の目的とターゲットを明確にすることが重要である
  • 媒体の特性と商材の相性を確認することも大切である

競合他社の出稿状況は、無料ツールでも調査可能です。競合の動向を把握できれば、自社が利用する広告媒体や訴求内容のブラッシュアップに役立つので、ぜひ今回ご紹介した方法を活用してみてください。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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