Gmail 広告の基本と仕組みを詳しく解説【画像付きで最新の設定方法を紹介】
Gmail 広告とは、Gmailの受信ボックスに表示される広告です。Gmail 広告の訴求方法や課金形態は他のWeb広告と異なるので、きちんと理解しておきましょう。
今回は、Gmail 広告の仕組みや設定方法、費用対効果を高めるためのポイントなどについて、詳しくご紹介していきます。
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目次
1.Gmail 広告とは
Gmail 広告とは、Gmailの受信トレイにある「ソーシャル」と「プロモーション」に配信される広告です。
一般的なWeb広告は、サイトにアクセスすると自動的に表示されますが、Gmail 広告はユーザーが「ソーシャル」か「プロモーション」のタブを表示させない限り訴求できないという特徴があります。
上記のように件名冒頭に「広告」と記載してあるのが、Gmail 広告です。この時点では広告が「表示」されているだけなので、内容をユーザーに伝えることはできません。詳細を伝えるには、ユーザーが件名をクリックして広告を「展開」する必要があります。
展開した広告内のリンクなどをユーザーがクリックすると、指定したサイトに遷移します。広告内には、画像や動画を掲載することもできます。
Gmail 広告は「メール広告」という名称なので、メルマガ広告のようなイメージもありますが、メールの配信ごとに広告文を作成する必要はありません。配信先のアドレスリストも不要です。なお、Gmail 広告はGmailを無料で利用しているユーザーにのみ配信され、法人向けの「G Suite」には表示されません。
1-1.Gmail 広告の課金形態
一般的なWeb広告は、クリックされた時点で課金されますが、Gmail 広告はユーザーが広告を展開すると課金されます。指定したリンク先に遷移しなくても課金対象となるので注意が必要です。
2.Gmail 広告の新規キャンペーンは廃止されファインドキャンペーンに移行
2021年7月1日より、新規キャンペーンの作成と既存キャンペーンの変更・編集はできなくなりました。新たにキャンペーンを作成する場合は、「ファインドキャンペーン」を作成します。
2-1.ファインドキャンペーンとは
ファインドキャンペーンを作成すると、Gmail以外にYouTubeやDiscoverなどにも広告が配信されます。Gmailに限定した配信はできません。
ファインドキャンペーンでは、複数の見出しや画像を組み合わせる「ファインド広告」と「ファインドカルーセル広告」を使って配信を行います。カスタムHTMLは利用できなくなりました。
3.Gmail 広告の設定方法
ここからは、Gmail広告の設定方法を詳しくご紹介していきます。
3-1.ファインドキャンペーンの作成
1.Google広告の管理画面で「新しいキャンペーンを作成」を選択
2.下記の中からキャンペーンの目標を選択
(ここでは「販売促進」を選択)
※目標を設定せずにキャンペーンを作成する場合は「目標設定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。
3.キャンペーンタイプで「ファインド」を選択して「続行」をクリック
4.地域、言語、1日あたりの平均予算などを設定
5.キャンペーンの最適化で重視したいコンバージョンアクションを選択
6.配信スケジューを設定して「次へ」をクリック
3-2.ターゲットの設定
キャンペーンの設定が完了したら、ターゲットを設定していきます。
「新しいカスタムセグメント」では、ユーザー属性や興味・関心だけではなく、過去に該当キーワードを検索したユーザーをターゲットとして設定することも可能です。
配信精度を高めるためにも、ユーザー属性はできるだけ細かく設定しましょう。
すべての設定を終えて「次へ」をクリックすると、広告の作成へと進みます。
3-3.広告の作成
「新しい広告を作成」を選択すると下記のような表示になります。
両広告の違いは次のとおりです。
- ファインドカルーセル広告:複数の画像がスライドする広告
- ファインド広告:登録した画像の中から1枚が表示される広告
設定項目はどちらも同じであるため、自社のマーケティング戦略に適した広告を選択しましょう。入稿規定は下記のとおりです。
項目 | ファインドカルーセル広告 | ファインド広告 |
---|---|---|
広告見出し | 半角40(全角20)文字以内 | |
説明文 | 半角90(全角45)文字以内 | |
画像 | アスペクト比1.91:1またはスクエアの画像2~10枚 | アスペクト比1.91:1またはスクエアの画像最大15枚 |
会社名 | 半角25(全角12)文字以内 | |
会社名 | 1:1の正方形 (推奨サイズ1200×1200) |
すべての項目を設定したら、プレビューで配信イメージを確認します。
ファインドキャンペーンはGmail以外にも広告が配信されるので、YouTubeのホームフィードなどに配信されたときのプレビューなども確認しておきましょう。
最後に「広告を作成」をクリックして完了です。
4.Gmail 広告の費用対効果を高める方法
Gmail 広告で成果を上げるために意識したいポイントは、次の3つです。
- メールの特徴を考慮してクリエイティブを作成する
- 遷移単価を理解する
- 予算は多めに設定する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1.メールの特性を考慮してクリエイティブを制作する
Gmail 広告は、他のメールと同様のフォーマットで届きます。そのため、ユーザーが広告をクリックし、広告内リンクを見たくなるようなクリエイティブを制作しなければいけません。開封率を高めるには、「無料サンプル配布」や「期間限定特典」といったユーザーの興味を引く件名を意識しましょう。メール開封後のアクションを喚起するような画像の選定も重要です。
Gmail 広告は他の広告媒体とは異なり、ユーザーが広告を保存することができます。すぐに行動を起こさなくても、保存してもらえればコンバージョンにつながる可能性はあります。
4-2.遷移単価を理解する
Gmail 広告は「クリック数=遷移数」ではないので、遷移単価を理解して戦略を練る必要があります。一般的なWeb広告のように「クリック単価=遷移単価」ではないので注意しましょう。クリック率とクリック単価だけを考えて配信すると、費用対効果が悪化する恐れもあります。
4-3.予算は多めに設定する
Gmail以外の掲載枠にも配信されるファインドキャンペーンは、従来のGmail 広告に比べると予算の消化が速くなります。継続的かつ広範囲にアプローチするには、予算をGmail広告キャンペーンの2倍程度に設定したいところです。
5.まとめ
今回の内容をまとめると、以下になります。
- Gmail 広告はGmail 広告の受診ボックス内に表示される広告である
- 2021年7月1日からはファインドキャンペーンを使って配信されるようになったので注意する
- メールの特性を活かしたクリエイティブの制作が重要である
SNSが普及している現在でも、Gmailはさまざまなシーンで利用されています。そのため、GmailはWebマーケティングでも意識したい媒体のひとつです。2021年7月より配信先の幅も広がったため、この機会にGmail 広告を含むファインドキャンペーンを活用してみてはいかがでしょうか。
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アドフレックス編集部
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