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【分かりやすい】Googleのパーソナライズド広告とは?特徴や仕組みを解説!

Googleのパーソナライズド広告を用いれば、高いクリック率やコンバージョン率、広告費の最適化など さまざまな効果を得られます。

 

そのためには、パーソナライズド広告の仕組みや活用ポイントなどをおさえなければ、成果にはつながりません。

 

そこで本記事では、Google 広告運用に多くの実績を有する弊社が、パーソナライズド広告の仕組みやポリシー、活用ポイントなどを解説します。

 

「Googleのパーソナライズド広告を運用したい」と検討中の方も、パーソナライズド広告の概要から分かりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.Googleのパーソナライズド広告とは

Googleのパーソナライズド広告とは:

ユーザーと関連性の高い広告を配信する仕組み。

例えば、Google商品やサービスについて調べたところ、それに関する広告が表示された経験はないでしょうか。これこそがパーソナライズド広告です。

 

パーソナライズド広告があることで、ユーザーには自身の興味関心に基づいた 広告が配信されます。つまり、自身とは無関係の広告は配信されないため、ユーザーは効率よく情報収集を行えるのです。

 

一方、企業は自社 商品やサービスと関連性の高いユーザーに広告配信できます。結果的に、クリック率やコンバージョン率、ROI(広告費用対効果)などの向上を見込めます。

【例】パーソナライズ化されていない広告の場合

アプリゲームをしないユーザーに自社のアプリ広告が配信される。

この場合、ユーザーにとっては自身とは関係のない「邪魔な広告」が表示され、広告主にとっては成果につながる見込みのないユーザーに広告が表示されてしまう。

パーソナライズド広告は、ユーザーと広告主の双方に利益をもたらします。

2.Googleのパーソナライズド広告の仕組み

それでは、Googleはどのようにユーザーの興味関心を把握しているのでしょうか。

 

Googleは巨大なネットワークから情報収集することで、ユーザーの興味関心を特定しているのです。

例えば、Googleでの検索履歴やYouTube動画の視聴履歴、利用したアプリ、年齢や性別などのデモグラフィクスなどの情報をGoogleは収集しています。

 

このような膨大な情報をもとにユーザーの興味関心を推測し、パーソナライズド広告を配信しているのです。

【例】

YouTubeでフィットネスに関する動画を視聴したらフィットネス商品の広告が配信されたり、ECサイトで購入しなかった商品の広告が配信されたりするのは、Googleがユーザー行動を追跡しているため。

広告主がGoogleのパーソナライズド広告を使用する場合、ターゲティングやキーワードマッチなどの広告設定が欠かせません。

 

ターゲティングやキーワードマッチなどを設定することで、Googleは自社のターゲットオーディエンスを理解でき、高い精度で広告配信が可能となります。

3.Googleパーソナライズド広告使用におけるポリシー

広告主がGoogleパーソナライズド広告を使用する場合、Googleが定めるポリシーについて理解する必要があります。

 

ポリシーに違反すると、パーソナライズド広告は配信されません。

 

以下がパーソナライズド広告で禁止されている主な広告です。

禁止ジャンル具体例
法律上の制限
  • 13歳未満のユーザーからの個人情報の収集、およびターゲティング
  • アルコール飲料およびそれに類する飲み物に関する広告
  • ギャンブルに関する広告
個人的な苦難
  • 健康に関する広告
  • 破産手続代行業などの経済的困難に関する広告
  • 婚関連サービスなどの人間関係の困難に関する広告
アイデンティティや信条
  • ゲイ向けのデート情報などの性的指向に関する広告
  • 政治に関するコンテンツを含む広告
  • 労働組合への加入状況を示唆する広告
性的関心
  • 妊娠や性感染症の伝染を防ぐための器具の広告
  • 性的なコンテンツが含まれた広告

Googleパーソナライズド広告を適切に配信するためにも、まずはGoogleが定めるポリシーの確認をおすすめします。

 

参考:パーソナライズド広告|Google 広告ポリシー ヘルプ

4.Googleパーソナライズド広告の活用ポイント

Googleのパーソナライズド広告は適切に使用しなければ、大きな効果は発揮しません。

 

パーソナライズド広告では顧客データがカギとなるため、まずは顧客情報の収集に注力しましょう。

Google 広告の入札額を高めに設定して広告表示回数を増やしたり、Googleアナリティクスを分析したりするのが有効。

十分なデータを蓄積したら、下記のポイントを実施して、パーソナライズド広告の効果を高めましょう。

4-1.AIを活用する

Web広告の世界では、AIを活用するのが大きなトレンドになっています。Googleは広告主に向けて、AIサービスを提供しています。

【例】

スマート広告を使用すると、収集した顧客データに基づいて 、最適な見出しや説明文を組み合わせた広告が自動作成される。

また、機械学習を利用して広告ターゲットと類似のオーディエンスを絞ることもできます。

 

AIを活用することで、顧客ニーズに最適なアプローチをかけられるようになり、市場での優位性を高められます

4-2.ターゲティングをする

Google 広告では、以下の要素に基づいた ターゲティングが可能です。

  • デモグラフィック
  • 地域
  • 興味と習慣
  • 過去の検索行動
  • リピーター

ターゲティングを設定することで、より精度の高いパーソナライズド広告の配信ができます。

【例】

東京との品川区でレストランを経営している場合、キーワードに「東京 レストラン」、ターゲット地域として「品川区と周辺」と設定すれば、品川区にいるユーザーに広告が配信されるようになる。

関西や九州などに住むユーザーへの広告配信を防げるため、無駄なコストの削減にもつながる。

詳細なターゲティングをすれば、Googleは自社のターゲットオーディエンスを理解できるようになり、高い精度でパーソナライズド広告の配信ができます

4-3.カスタマーマッチを活用する

カスタマーマッチとは:

メールアドレスや電話番号などの自社が保有するデータを用いて広告を配信する手法。

ある程度の顧客データを収集したら、カスタマーマッチを活用しましょう。

 

カスタマーマッチを用いれば、ユーザー一人ひとりの検索行動に基づいた広告配信が可能になります。

【例】

過去30日以内に自社サイトで商品購入したユーザーに広告配信できる。

また、カスタマーマッチを用いることで、過去のユーザー行動に基づいて広告の入札額を調整できます。

【例】

特定の商品カテゴリを多く見ているユーザーに、多くの広告表示をするように入札調整ができる。

カスタマーマッチを用いれば、効率よく新規顧客の創出や売上アップなどを達成できます。

4-4.リマーケティング戦略の活用

リマーケティングとは:

過去に自社のWebサイトに訪問したことがあるユーザーに対して広告を配信する手法。

BI Intelligenceの調査によれば、ショッピングカートに商品を放置した顧客の75%が、再びサイトに戻り購入を完了させると判明しています。

 

つまり、リマーケティング広告を配信することで、顧客に自社商品を思い出させ、購入へ誘導することができるのです。

 

リマーケティング広告の対象となるのは、一度自社商品に興味を持ったユーザーです。リマーケティングにより広告を配信することで、高いコンバージョンに期待できます。

 

参考:ディスプレイリマーケティングの効果的な設定|Google 広告 ヘルプ

5.Googleパーソナライズド広告の設定をオフにする手順

Googleのパーソナライズド広告は以下の手順でオフにできます。

  1. Googleアカウントにログイン
  2. 広告のカスタマイズを開く
  3.  [広告のカスタマイズはオンになっています] をクリック
  4.  [広告のカスタマイズはオフになっています] になっていることを確認

これでパーソナライズド広告をオフにできます。

 

しかし、パーソナライズド広告をオフにすることで、自身とは関係のない広告が表示されるようになります。そのため、基本的にはパーソナライズド広告はオンにしておくのが賢明です。

6.まとめ

Googleのパーソナライズド広告を用いれば、自社の商品やサービスと関連度の高いユーザーに広告配信できます。

 

結果的に、クリック率やコンバージョン率、ROIなどの向上に期待できます。

 

しかし、単にGoogleパーソナライズド広告を運用するだけでは、なかなか成果にはつな がりません。

 

パーソナライズ化の精度を高めるためにデータの蓄積に注力したり、詳細なターゲティング設定をしたりする必要があります。

 

ぜひ本記事を参考に、Googleのパーソナライズド広告の運用に取り組んでみてください。

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アドフレックス編集部

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