コラム

【現場で役立つ】Facebook広告アカウント停止の原因と対処法

広告運用 SNS広告
この記事は4分で読むことができます

Facebook広告アカウントが突然停止されてしまった
アカウント停止の原因も対処法も分からない

本記事をご覧いただいている方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか。

Facebook広告運用を始めてみたものの、いきなりアカウントが停止されて困っている方もいらっしゃるはずです。

そこで本記事では、Facebook広告アカウントの停止に悩む担当者向けに、アカウント停止の原因や対処法をお伝えします。

また、記事後半では、アカウント停止の原因として最も多い「広告ポリシー違反」を避けるための要注意項目を解説します。

Facebook広告運用を得意とする弊社が詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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1.Facebook広告アカウントが停止される原因

Facebook広告が停止される運用原因を4つご紹介します。

1-1.広告ポリシーに違反

最も多い原因は、Facebook広告の「広告ポリシー」に違反することです。

この原因でアカウントが停止すると、「広告アカウントでポリシー違反があったため、掲載されていたすべての広告が停止されました。」といった通知が表示されます。

広告ポリシーについての詳細は後述しますが、例えば以下の項目は要注意です。

  • 不適切な商品の宣伝
  • 誤解を招く表現
  • 性的なコンテンツ

悪意はなかったとしても、知らぬ間にポリシーに違反している場合は多いです。Facebook広告の審査プロセスでは、広告について以下の項目がチェックされます。

  • 画像
  • テキスト
  • ターゲット設定
  • 配置(配信される媒体)
  • ランディングページのコンテンツ

広告そのものだけでなく、ランディングページも広告ポリシーを遵守する必要があり、違反が見つかればアカウントが停止される可能性があるのです。

1-2.不審なアクティビティ

不審なアクティビティが検出されると、広告アカウントは停止されます。

広告アカウントに不審なアクティビティがあったため、セキュリティ上の理由から広告を停止しました。

などと通知されます。

不審なアクティビティだと認識されるきっかけは、例えば以下の通りです。

  • 普段いる場所ではない海外などからログインした
  • アカウントの管理者が架空の人物ではないかと疑われた
  • Facebookの個人アカウントを複数人で共有して使っていた

アカウントの停止は、広告アカウントが管理者以外によって、不正に利用されることを防ぐ目的で行われます。

しかし、正常に利用しているだけなのに不審なアクティビティだと見なされて、アカウントが停止されてしまう場合もあるのです。

特に海外からのログインで停止してしまうケースは多く注意が必要。

海外へ出張や旅行をしている間は、Facebook広告アカウントにログインしないことをおすすめします。どうしても広告の設定変更が必要であれば、日本にいるメンバーなどに連絡して、作業を代行してもらいましょう。

1-3.広告を長期間出稿していない

広告を60日間以上出稿していないと、アカウントが停止されることがあります。

このアカウントは60日以上前に作成され、利用履歴がほとんどありません。

といった通知が表示されます。

日常的に使われていないアカウントは、管理者以外によって不正利用される恐れがあるため、Facebookによって停止されるのです。一時的に広告を出稿していなくても、将来的に出稿する可能性がある場合は、時々アカウントにログインするようにしましょう。

1-4.未承認の広告が多い

未承認の広告が多いと、広告アカウント停止のリスクが高まります。

広告の審査で問題がなければ、ほとんどの広告は24時間以内に承認されます。未承認のままになっているのであれば、ポリシー違反など何らかの問題がある可能性が高いです。

未承認の広告をもう一度見直してから再申請するか、広告自体を削除して、未承認の広告が長期間アカウント内に残らないように対処しましょう。

「アルゴリズムによって自動で行われる審査」で承認されても、その後「人による審査」で未承認に戻される場合があります。

そのため、広告の配信が開始されたとしても、未承認になるリスクは常に存在します。

広告が未承認になっていないか、頻繁にチェックすることが大切。

参考記事

2.Facebook広告アカウントが停止された際の対処法

Facebook広告アカウントが停止された際の対処法をご紹介します。

2-1.停止されたアカウントの審査をリクエストする

Facebookに対して「制限中の広告アカウントの審査をリクエスト」しましょう。以下のページからリクエストを送信できます。

「これはあなたのアカウントですか?」の質問で「はい」をチェックすると、「審査をリクエストする理由は?」という質問が表示されます。

以下の3つの中から理由の選択が必要です。

  • どのポリシーに違反したか分からない。
  • 広告アカウントが無許可で使用されたと思われる。
  • その他の理由:

この中では「その他の理由:」を選択して、表示された欄に詳細を書き込むことをおすすめします。他の2つを選択すると状況を詳細に伝えられないので、避けたほうが良いです。

    【例】

  • 「海外から広告アカウントにログインした」などの心当たりがあれば、その旨を書き込んで伝える。
  • まったく心当たりがない場合は、アカウントが停止される原因を列挙して、いずれにも当てはまっていないことを伝える。

なお、Facebook側の間違いによって、アカウントが停止されてしまうケースもあります。その場合は審査をリクエストすることで、アカウントが再び使えるようになる可能性が高いでしょう。

2-2.Facebook広告アカウントを作り直す

Facebook広告アカウントが停止されたら、すぐに広告アカウントを作り直すことも検討しましょう。

審査のリクエストをしても、アカウントが再び使えるようになるとは限らないうえ、審査には時間がかかることが多いため。

特にアカウント停止の原因が「広告ポリシーに違反」である場合、停止されたアカウントが使えるようになる可能性は低いと言わざるを得ません。広告を出稿できない期間を長引かせないためにも、早めに広告アカウントを作り直すことをおすすめします。

3.Facebook広告アカウントを作り直す際に変更すべき点

Facebook広告アカウントを新たに作成したら、そのアカウントが再び停止されないように対策しましょう。

停止されたアカウントから変更すべき点を3つご紹介します。

3-1.クリエイティブ

新しいアカウントで広告を出稿する際には、クリエイティブを変更しましょう。

アカウント停止時に使用していたクリエイティブをそのまま使用すると、アカウントが再び停止されるリスクが高まるからです。

アカウントが停止された理由が不明確な場合には、クリエイティブがポリシーに違反していた可能性があります。

自覚していないポリシー違反を避けるためにも、クリエイティブは作り直すことが大切。

3-2.ランディングページのURL

ランディングページのURLも変更しておきましょう。

Facebookは停止したアカウントのランディングページのURLを記録しているので、同じURLで広告を出稿するのはアカウント停止の危険が大きいからです。

まったく同じURLを避ければ良いため、ドメイン部分はそのままでもかまいません。

同じサイト内で別ページを作り、新たなランディングページとして使うと、手間がかからないのでおすすめ。

3-3.決済用のクレジットカード

新たに作成したアカウントでは、停止されたアカウントとは別のクレジットカードを利用しましょう。

同じクレジットカードを利用すると、アカウントが停止されやすくなるからです。

別のクレジットカードを用意するのが難しい場合は、PayPalで支払いを行うとよいでしょう。停止されたアカウントと同じクレジットカードを利用したとしても、FacebookはPayPalでの決済だと認識します。

4.Facebook広告ポリシーの要注意項目

Facebook広告アカウントが停止される原因として最も多いのが、広告ポリシーへの違反です。広告を出稿する前に、広告ポリシーは必ず確認しておきましょう。

非常に内容が多い広告ポリシーの中で、意図せぬ違反をしやすい要注意項目を6つ解説します。

4-1.タバコなど特定の製品やサービス

Facebook広告では、宣伝することが認められていない製品やサービスがあります。それらに関連する広告を出稿すれば、どんなにクリエイティブや広告文を改善しても、広告ポリシー違反は避けられません。

広告出稿が認められていない製品やサービスの例は、以下の通りです。

  • タバコや電子タバコ
  • ヴェポライザーなどのタバコ関連製品
  • 武器、弾薬、爆発物
  • 違法な製品やサービス

宣伝する製品やサービスが禁止されていないか、広告ポリシーをよく確認しておきましょう。

4-2.誤解を招く表現

Facebookでは、広告がユーザーに誤解を与える恐れがないか、厳しくチェックしています。

虚偽の内容が許されないのはもちろんですが、事実であったとしても、広告に載せる際には細心の注意が必要です。

【例】歯のホワイトニングの広告を出稿する場合

ホワイトニングで劇的に歯が白くなった患者の施術前・施術後の写真を載せると、それが事実でもポリシー違反となる恐れがある。

広告を見た人が「誰でも必ず同じように白くなる」と誤解する可能性があるため。

ダイエットや健康などに関する広告では、自社商品の効果をできるだけ大きく見せたい場合が多いでしょう。

しかし、全員がその効果を得られると期待できないのであれば、広告への効果の記載は避けることをおすすめします。

4-3.個人的特徴の示唆

Facebook広告では、個人的な特徴を示したクリエイティブや広告文は認められていません。個人的な特徴を示すとは、以下のような表現を指します。

    【例】

  • 20〜39歳の方向けの保険
  • 足が不自由な方におすすめ
  • 生活費に困っている方へ

このようなターゲットを限定する言葉は、広告効果を高めるために効果的だとされているため、つい使いたくなるかもしれません。しかし、Facebook広告ではポリシー違反となってしまいます。

また、欠点だと考えられることで注意を惹くことも認められていません。

    【例】

  • 若く見られたいならこの洗顔クリーム
  • たるんだお腹を見られたくない
  • くせ毛をまっすぐにするパーマ

外見の美しさの基準を押し付ける広告だと見なされると、ポリシー違反となります。美容系のビジネスでFacebook広告を利用する場合は、特に配慮が必要です。

4-4.性的なクリエイティブ

Facebookから性的なクリエイティブだと判断されないように注意しましょう。芸術的あるいは教育的な面があるとしても、Facebookは厳しく判断する場合があります。

以下のようなクリエイティブは、広告ポリシー違反となる可能性が高いです。

    【例】

  • ヌードを連想させる
  • 肌や胸の谷間を過度に露出している
  • 体の一部に不必要にフォーカスしている

これらに該当すると、実際には性的な写真や動画ではないとしても、アカウント停止の原因となりかねません。人の体をクリエイティブに載せる際には、性的だと判断されかねない要素は排除すべきです。

4-5.画像内の誤解を招きやすいボタン

画像内には、広告に何らかの機能があると誤解されるボタンは配置しないようにしましょう。「ユーザーをだまして広告をクリックさせようとしている」と見なされてしまうからです。

例えば、画像に「動画再生ボタン」があれば、ユーザーは再生しようとして広告をクリックするかもしれません。

押せるボタンだと勘違いされそうなデザインは、画像に載せないことが大切。

4-6.Meta社のロゴや名称の使用

Meta社が運営するサービスのロゴや名称を使用すると、広告ポリシーに違反しやすいので注意しましょう。Meta社が運営するサービスとは、例えば以下の通りです。

    【例】

  • Facebook
  • Instagram
  • Messenger
  • WhatsApp

これらの古いバージョンのロゴは、広告に含めることが認められていません。常に最新のものを使う必要があり、加えてMeta社との提携関係があるかのように見える使い方は禁止されています。

また、Meta社のサービスと混同される恐れがある名称やドメイン名、ロゴなどを使用することもポリシー違反です。

Meta社のサービスのロゴや名称は、似ているものも含めて、広告には載せないほうが良いでしょう。

4-7.低品質なランディングページ

Facebook広告の審査では、ランディングページの内容もチェックされます。

まず、ランディングページは正常に機能しなければなりません。未完成であったり、エラーページが表示されたりすると、ポリシー違反となってしまいます。

ランディングページは、広告のクリエイティブや広告文の内容と一致しており、関連性が高い必要があります。

【例】

「スポーツジムの入会金が無料」という広告文なのに、クリックするとダイエット食品を販売するランディングページが表示される広告は、ポリシー違反。

広告の審査を受ける前には、広告そのものだけでなくランディングページにも問題がないか、十分に確認が必要です。

5.まとめ

Facebook広告のアカウントは、突然停止されてしまうことがあります。その主な原因は以下の4つです。

  • 広告ポリシーに違反
  • 不審なアクティビティ
  • 広告を長期間出稿していない
  • 未承認の広告が多い

広告アカウントが停止されてしまったときは、Facebookに対して「制限中の広告アカウントの審査をリクエスト」を行いましょう。

ただし、アカウントが再び使えるようにならないことも多いです。

広告アカウントの停止を避けるには、広告ポリシーを遵守することが大切です。そのためには、クリエイティブや広告文だけでなく、ランディングページにも気を配る必要があります。

本記事でご紹介した項目を確認しつつ、広告ポリシーの全文をよく読んで、意図しないポリシー違反を避けましょう。

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アドフレックス編集部

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