音声広告の効果やメリット・デメリット|出稿できるメディアの例も紹介
インターネットラジオやデジタル音楽配信サービスの普及によって、時間や場所を問わず「音だけ」のコンテンツを楽しむユーザーが増え、音声メディアに出稿する広告に注目が集まっています。
音声広告は、一般的な広告とはターゲットや配信方法が大きく異なるため、特徴を理解したうえで活用することが大切です。
本記事では、音声広告の概要や市場規模、今後の成長性などについて詳しく解説していきます。
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目次
1.音声広告とは
音声広告とは:
Spotify(スポティファイ)やradiko(ラジコ)といった音声メディアに出稿する広告。
音声に限定したマーケティングはラジオ広告が主流でしたが、音楽配信サービスなどの普及に伴って、注目を集めています。
ラジオ広告は一律に放送されますが、音声広告はユーザーの属性や興味・関心に合わせて配信することも可能です。近年では、音声広告のことを「オーディオアド」とも呼びます。
音声広告には、主に以下の2種類があります。
- デジタル音声広告
- 対話型音声広告
1-1.デジタル音声広告
音楽配信サービスやインターネットラジオなどで配信される広告です。音楽配信サービスでは曲の合間に音声広告が流され、広告費は曲の権利を所有する音楽レーベルなどに支払われます。
1-2.対話型音声広告
スマートスピーカーなどが認識した音声をもとにユーザーの興味や関心を判断し、各ユーザーに適した広告を配信します。
2021年頃から活用事例が出始めており、ユーザーが関心をもった商品やサービスに関する詳しい情報や別商品の提案といったOne to Oneマーケティングの実現も期待できます。
2.音声広告の市場規模
2020年2〜3月にデジタルインファクトが実施した調査によると、国内の音声広告市場規模は2020年時点で前年比229%・16億円規模になると予想されています。
2022年以降も急速な成長を続け、2025年には420億円規模になると見込まれています。

現状では音声広告の配信先は限られていますが、今後は出稿需要の高まりと、新規参入の相乗効果によって市場規模はさらに拡大していくでしょう。
デジタル機器の進化も、音声広告市場の拡大を後押ししている理由のひとつです。
高精度なスマートフォンとワイヤレスイヤホンの普及によって、外出先や移動中など、クオリティの高い音声メディアを楽しむのは日常的な光景となっています。
ストリーミング形式の配信が主流となっているため、CDなどの音源を持ち歩く必要もありません。
米IAB社が発表した2016年~2020年の音声広告収入の推移によると、2016年の11億ドルから2020年には30億ドルにまで成長している。
ドイツのStatista社が発表したレポートによると、世界中で音楽配信サービスを利用するユーザーは2023年に15億人に達すると推測されている。
3.音声広告のメリット
音声広告には、主に以下のようなメリットがあります。
- 詳細なターゲティングができる
- 聴取率が高い
- 広告に対する嫌悪感を軽減できる
- 記憶に残りやすい
3-1.詳細なターゲティングができる
デジタル音声広告はユーザーの性別などの属性などを指定できるため、効率的な広告の配信が実現します。
デバイスの位置情報を活用した「エリアターゲティング」を活用すれば、ユーザーの行動範囲に合わせた訴求も可能。
3-2.聴取率が高い
動画広告はユーザーにスキップされることもありますが、音声広告はスキップできないことが多いです。そのため、ほぼ確実にユーザーの耳に届きます。
3-3.広告に対する嫌悪感を軽減できる
聴覚だけに訴求する音声広告は、仕事や家事などの作業をしながら聴くことができます。ユーザーは興味を感じた音声広告だけを聴けるため、広告に対する抵抗感があるユーザーにも受け入れられます。
3-4.ブランディング効果が高い
目から入る情報は、興味を抱かない限り受け入れられませんが、耳から入った情報は受け入れの可否を瞬時に判断せず、長期において記憶に残りやすいとされています。
そのため、商品やサービスの購促だけではなく、ブランドの認知度向上にも音声広告が役立つ可能性があります。
4.音声広告のデメリット
音声広告は、広告がユーザーのアクションにつながったかどうかの判断が難しく、配信効果を実感しにくい、というデメリットがあります。
5.音声広告を出稿できるメディアの例
ここからは、音声広告を出稿できる主なメディアを4つご紹介していきます。
5-1.Spotify(スポティファイ)
Spotifyとは:
7,000万以上の音楽や260万以上のコンテンツが揃うストリーミングサービス。
2021年時点の月間アクティブユーザー数は3億8,100万人、有料会員数は1億7,200万人に上り、パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機などのデバイスに対応しています。
音声広告が配信される箇所は曲と曲との間で、広告の最大再生時間は30秒です。ユーザー属性に合わせて配信内容を変えることもできます。
5-2.radiko(ラジコ)
radikoとは:
パソコンやスマートフォンなどでラジオが聴ける無料サービス。
聴けるのはユーザーが位置しているエリアのラジオ局に限られますが、有料会員になるとエリアの縛りがなくなり、日本全国の番組を聴けるようになります。
2021年5月時点の月間アクティブユーザー数が900万人を超え、1ユーザーあたりの聴取時間は1日あたり約130分にまで急伸しました。
radikoの音声広告は「radiko audio Ad(ラジコオーディオアド)」と呼ばれ、全国各局のコンテンツ間に広告を配信できます。
5-3.Podcast(ポッドキャスト)
Podcastとは:
インターネット上にアップロードされた音声や動画を視聴できるサービス。
個人でも作成できるため気軽に配信でき、ジャンルが多岐にわたるという特徴があります。
なお、PodcastはApple社のiPodとbroadcast(ブロードキャスト)を合わせた造語で、iPhoneやiPadにはデフォルトでアプリがインストールされています。
Podcastの音声広告は「ポッドキャストオーディオアド」と呼ばれています。ユーザー属性をもとにしたターゲティングが可能であるため、費用対効果の高い広告の運用が可能です。
予算は事前に設定でき、予算上限に達すると自動的に広告の配信が停止される。
6.まとめ
今回の内容をまとめると、以下になります。
- 音声広告には、主にデジタル音声広告と対話型音声広告の2種類がある
- 音声広告の市場規模は拡大傾向にある
- 音声広告を出稿できるメディアの例としてはSpotifyやradikoなどがある
現時点では配信先が限られる音声広告ですが、ユーザーの増加と指示用規模の拡大によって、今後はさまざまなシーンで活用されるようになるでしょ
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アドフレックス編集部
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