コラム

【2022年最新版】5大SNS広告(YouTube、Facebook、Instagram、Twitter、LINE)を徹底比較!

広告運用 SNS広告
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SNSの利用者数は増加を続け、2021年の国内ユーザー数は7,975万人にまで拡大しました。2022年末には8,241万人に達する見込みです。なかでもYouTube、Facebook、Instagram、Twitter、LINEは大きな割合を占めています。

利用者の増加に伴い、SNS広告の予算拡大や新規参入をする企業も多くなってきました。しかし、SNSによって特性やユーザー層に違いがあり、広告の種類や課金方式も異なるため、各媒体を比較したうえで広告を運用する必要があります。

本記事では、各SNS広告の特徴や課金方式、出稿手順などを詳しく紹介していきます。費用相場も紹介しますので、新規参入を考えている方も、ぜひ比較検討の参考にしてください。

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1.SNS広告のメリット

SNS広告の主なメリットは、以下の3つです。

  • 少額からでも出稿可能
  • 多様な広告フォーマット
  • 精度の高いターゲティング

1-1.少額からでも出稿可能

SNS広告は比較的少額から利用できるので、出稿までのハードルが低いというメリットがあります。

【例】

Facebook広告やInstagram広告なら最低1ドル、LINE広告は最低24円(クリック課金)から出稿可能。なかには、最低出稿金額が決められていないSNS広告もある。

1-2.多様な広告フォーマット

SNSには、コミュニケーションの促進やSNS特有の機能を活用した多様な広告フォーマットが用意されています。

複数の画像を使って「ストーリー」を伝えられるのも、Web広告にはないメリットとなる。

1-3.精度の高いターゲティング

SNS広告は、ユーザー情報に基づいて趣味や嗜好、勤務先の企業規模、学歴といった多彩な条件でターゲティングできます。

無駄な広告費が発生する可能性も低くなるため、費用対効果の高い運用にもつながる。

2.SNSの利用者数比較

各SNSの国内月間アクティブユーザー数の比較は、以下のとおりです。

SNS 国内月間アクティブユーザー数
YouTube 6,500万人(2020年9月時点)
Facebook 2,600万人(2019年7月時点)
Instagram 3,300万人(2019年6月時点)
Twitter 4,500万人(2017年10月時点)
LINE 8,900万人(2021年8月時点)

出典:Think with GoogleCNET JapanMetaTwitterLINE Business Guide

もっとも利用者が多いSNSはLINEです。ユーザーの年代も幅が広いため、Web広告ではアプローチが難しかった層へのリーチも実現できます。

また、2020年以降はコロナの影響で自宅時間が増えたため、YouTubeの月間アクティブユーザー数が6,500万人を超えています。TwitterやInstagram、Facebookも、多くのユーザーが日常的に活用している状況が続いています。

3.SNS広告の特徴と費用を徹底比較!

ここからは、主要SNS広告の特徴や費用、出稿方法などを比較しながら詳しく解説していきます。

3-1.YouTube広告の特徴と費用、出稿方法

YouTubeは、ユーザー投稿型の動画SNSです。主なユーザー層は10〜40代で、各年代の利用率は90%を超えています。

利用率が比較的低い50代でもの81.2%と高い数値となっているため、幅広い年代層への訴求が可能。

  • You Tube広告の種類

YouTube広告の主な広告フォーマットは、以下のとおりです。

「スキップ可能なインストリーム広告」

動画の前後、再生中に配信される広告。再生開始後5 秒が経過すると、ユーザーは広告をスキップ可能

課金方式はCPV 単価制で、「ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した場合」か「30 秒が経過する前に動画を操作した場合」に費用が発生します。費用の目安は2~25円です。

なお、入札戦略で目標インプレッション単価、目標コンバージョン単価、コンバージョン数の最大化を選択した場合は、インプレッション数に応じて費用がかかります。

「スキップ不可のインストリーム広告」

動画の前後、再生中に配信される15 秒以下の広告。広告のスキップ不可

費用は広告の表示回数に基づいて発生します。相場は10~500円です。

参考記事

インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)」

動画のサムネイル画像とテキストで構成される広告。

ユーザーが画像をクリックすると、動画の再生がスタートします。インフィード動画広告が表示されるのは、以下の3箇所です。

  • YouTube検索結果
  • YouTubeの関連動画の横
  • YouTubeモバイルのトップページ

インフィード動画広告の費用は、ユーザーがサムネイルをクリックして広告が再生されると発生します。相場は3~20円前後です。
「バンパー広告」

動画の前後、再生中に配信される6秒以下の広告です。広告のスキップ不可

課金形式はインプレッション単価制で、広告の表示回数によって費用が発生します。相場は10円~500円です。

マストヘッド広告

ホームフィード上部に最大 30 秒間(音声なし)自動再生される広告。

インプレッション単価制ですが、予約ベースでのみ利用できるため、費用相場は数百万円になることもあります。

  • YouTube広告の出稿手順

YouTube広告の出稿手順は、以下のとおりです。

1.広告用に作成した動画をYouTubeにアップロードを選択

2.Google広告の管理画面にログインして [キャンペーン] > [ + 新しいキャンペーンを作成] を選択

3.目標を選択(ここでは「ブランド認知度とリーチ」を選択)して [続行] をクリック

4.キャンペーンのタイプは『動画』を選択して [続行] をクリック

5.「キャンペーンのサブタイプ」と「目標をどのように達成するか」を選択して [続行] をクリック

6.入札戦略や予算、広告グループなどの全般設定をする

7.動画広告を作成する

8.入札単価を設定したら [キャンペーンの作成] をクリックして完了

参考記事

3-2.Facebook広告の特徴と費用、出稿方法

Facebookは実名登録制のSNSです。国内の月間アクティユーザー数は2,600万人(2019年4月時点)で、ユーザーはビジネス層が多いという特徴があります。利用率が高いのは30〜40代です。

  • Facebook広告の種類

Facebook広告の主な広告フォーマットは、以下のとおりです。

「写真(静止画)広告」

画像とテキストで構成されるシンプルなフォーマット。製品の概要を伝えたいときや、認知度の向上などに適している。

「動画広告」

最長240分の動画を配信できる広告。ストーリー性も持たせられるため、ブランドの世界観を伝えたいときなどにも活用できる。

「カルーセル広告」

最大10枚までの画像を掲載できる広告。複数の商品を紹介するECサイトの訴求などに向いている。

「コレクション広告」

メインビジュアルに画像か動画を掲載し、下部に複数の商品画像を並べられるフォーマット。モバイルデバイスでタップするとフルスクリーン表示になる。

「スライドショー」

画像や音、テキストを組み合わせ、動画のように配信できるフォーマット。軽量なのでスムーズにストーリーを伝えられる。

  • Facebook広告の課金方式

Facebook広告の課金方式は、キャンペーンの目的によって異なります。主な課金方式と単価の相場は以下のとおりです。

「インプレッション課金」

広告が表示されるごとに課金される方式。平均単価は100~500円前後。

「クリック課金」

ユーザーが広告をクリックするごとに費用が発生する方式。単価はキーワードやターゲティングの設定によって大きく異なりますが、平均100円前後。

「再生回数による課金(ThruPlay)」

動画広告が15秒以上再生されるごとに費用が発生する方式。動画広告が15秒以下の場合は「最後まで再生されたとき」に課金される。単価の相場は100円~200円

  • Facebook広告の出稿方法

Facebook広告の出稿には「Facebookアカウント」と「Facebookページ」が必要なので、事前に開設しておきましょう。

出稿手順は以下のとおりです。

1.アカウントにログインして [広告マネージャー] を起動する

2. [キャンペーン] > [ + 作成] を選択

3.キャンペーンの目的を選択(ここではブランドの認知度アップ)して [次へ] をクリック

4.各種設定をする

5.予算やオーディエンスの設定をする

6.広告を作成してプレビューで確認する

7.画面右下の [公開する] をクリックする

参考記事

3-3.Instagram広告の特徴と費用、出稿方法

Instagramは、ビジュアルメインのSNSです。10〜30代の利用率が高く、ユーザーの半数近くが女性という特徴もあります。

  • Instagram広告の種類

Instagram広告の主な広告フォーマットを見ていきましょう。

「画像広告」

Instagramのフィードなどに配信される静止画とテキストで構成された広告。ユーザーに違和感を与えず自然な形で訴求できる。

「動画広告」

動画とテキストで構成される広告。音声と動きで訴求したいときなどに役立つ。

「カルーセル広告」

複数枚の画像や動画とテキストを表示できる広告。複数の商品やブランドストーリーの紹介もできる。

「コレクション広告」

商品をカタログ形式で配信できる広告。掲載された各商品をタップすると詳細が表示される。

  • Instagram広告の課金方式と費用相場

Instagramの課金方式と費用相場は、以下のとおりです。

  • インプレッション課金:500~1,000円
  • クリック課金:40~100円
  • 再生回数による課金(ThruPlay):100~200円
  • Instagram広告の出稿手順

Instagram広告の出稿には、「Facebookアカウント」「Instagramアカウント」「Facebookページ」が必要になるので、事前に開設しておきましょう。広告の出稿と管理は、Facebookの広告マネージャーで行います。

Instagram広告の出稿手順は以下のとおりです。

1.アカウントにログインして [広告マネージャー] を起動する

2. [キャンペーン] > [ + 作成] を選択

3.キャンペーンの目的を選択(ここではトラフィックを選択)して [次へ] をクリック

4.各種設定をする

5.予算やオーディエンスの設定をする

6.広告を作成してプレビューで確認する

7.画面右下の [公開する] をクリックする

参考記事

3-4.Twitter広告の特徴と費用、出稿方法

Twitterは、140字のテキスト投稿をメインとしたSNSです。コアユーザーは10〜20代で、男女別の利用率はほぼ同数となっています。

拡散性が高いSNSであるため、二次的な宣伝効果も期待できる。

  • Twitter広告の種類

Twitter広告の主な広告フォーマットを見ていきましょう。

「プロモ広告」

Twitterの標準的な広告。汎用性が高いだけではなく、投票やカンバセーションボタン機能を追加することもできる。サブカテゴリとしてサポートされているメディアフォーマットは以下の5種類。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • モーメント広告
  • テキスト広告

フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)

認知度向上とフォロワーの獲得に役立つ広告。プロモツイートとしてタイムライン上に表示されるだけではなく、ホームページやプロフィールページなどの「おすすめユーザー」にプロモアカウントとして表示される。

Twitterテイクオーバー広告(旧プロモトレンド)

タイムラインや 「話題を検索」タブの上部に表示される広告。なお、テイクオーバー広告には、ユーザーが見る1日の最初の広告として配信される「タイムラインテイクオーバー」と、トレンド欄に動画クリエイティブを活用する形で表示される「トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス」の2種類がある。

「Twitter Amplify」

コンテンツパートナーの動画配信サイトと連動させて配信できる広告。動画の長さは最長で140秒ですが、6秒内が推奨される。

  • Twitter広告の課金方式と費用相場

Twitter広告の課金方式は、作成したキャンペーンの目的によって以下のように異なります。費用相場と併せて確認しておきましょう。

キャンペーンの目的 課金対象 費用相場
フォロワー(プロモアカウント) フォロワー獲得数 1フォロー40~100円
ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン クリック数
※コンバージョン数(コンバージョントラッキング利用時)
1クリック24~200円
ブランドの認知度向上 インプレッション数 1,000インプレッション400~650円
ツイートのエンゲージメント エンゲージメント数 1エンゲージメント40~100円
アプリのインストール数または起動回数 ・アプリクリック数
・アプリインストール数
※各種アプリ内行動数(コンバージョントラッキング利用時)
1インストール100~250円
動画の再生数 動画再生数 1再生5~20円
  • Twitter広告の出稿方法

Twitter広告の出稿方法は、以下のとおりです。

  1. TwitterアカウントにログインしてTwitter広告にアクセスする
  2. キャンペーンの目的を選択する
  3. 予算や期間などキャンペーンの詳細を設定する
  4. 広告グループを作成する
  5. ターゲットを設定する
  6. クリエイティブを設定する
  7. 画面右下の [キャンペーンを開始] をクリックする

参考記事

3-5.LINE広告の特徴と費用、出稿方法

LINEは、国内の月間アクティブユーザーが8,400万人(2020年3月時点)のSNSです。全世代の利用率がSNSトップとなっており、50代でも85%以上という高い利用率を示現しています。

他のSNS広告ではアプローチが難しいターゲットへの訴求も可能。

  • LINE広告の種類

LINE広告の主な配信面を見ていきましょう。

「トークリスト」

トークリストの最上部に配信される広告。ユーザーが広告をタップするとランディングページに遷移する。

LINE NEWS

LINE NEWSの記事一覧だけではなく、340を超える提携メディアの記事一覧ページにも広告が配信される。

LINE VOOM(旧タイムライン)

旧タイムラインであるLINE VOOMに配信される広告。訪問ユーザーは6,800万人以上で、その中の4,900万人以上は月に1度はタイムライン上の広告に接触している(2019年8月時点)。

LINEマンガ

スマートフォン向け電子コミックサービスのLINEマンガに配信される広告。LINEマンガは、日本国内のアプリダウンロード数はランキングで1位を獲得している。

LINEショッピング

アプリから手軽にショッピングが楽しめるLINEショッピングに配信される広告。約3,500万人の会員が登録している(2020年9月時点)。

LINE広告ネットワーク

提携する外部アプリやメディアに広告が配信されるのも、LINE広告の特徴。LINEの膨大なデータを活用して狙ったターゲットにメッセージを伝えらる。

  • LINE広告の課金方式と費用相場

LINE広告の課金方式と費用相場は、以下のとおりです。

クリック課金

広告をクリックしたユーザーが、リンク先のページに移ると費用が発生する。費用相場は50~150円

インプレッション課金

スマホの画面上に動画枠が100%表示された場合に費用が発生する。費用相場は400~650円

友だち追加課金

広告を経由したユーザーが、LINE公式アカウントを友だちにすると費用が発生する。費用相場は100~400円

参考記事

4.まとめ

今回の内容をまとめると、以下になります。

  • SNS広告なら少額から多彩なフォーマットを利用できる
  • もっとも利用者が多いSNSはLINEである
  • SNSの運用を成功させるには、各媒体のユーザー数や費用などを比較することが大切

SNS広告にもさまざまな種類やフォーマットがあるので、各SNSを比較して自社に最適な配信先を選択しましょう。

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マーケティング活動で重要なリスティング広告。現状実績を改善し、さらに成果を伸ばすことに苦戦しているマーケティング担当者は多いです。弊社ではリスティングAIを活用した、まったく新しいご提案が可能です。

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本記事の著者

アドフレックス編集部

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