アプリ広告とは〜特徴と広告効果を高めるポイントを解説〜
スマートフォンのアプリに配信されるアプリ広告。スマートフォン全盛の時代に、ますます注目度が高まっています。アプリ広告を活用すべきかどうか、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではアプリ広告の基本的な特徴とメリット・デメリット、出稿時のポイントを解説します。
※掲載内容は記事執筆時点の情報をもとにしています。
リスティング広告を世界最先端AIで改善しませんか?
リスティング広告を改善したい方はアドフレックスにお任せください。世界中で利用されている業界最先端のリスティング広告最適化AI「Optmyzr(オプティマイザー)」を国内独占提供。広告主の利益拡大を優先したアプローチで、継続的な改善を支援いたします。
見てみる
目次
1.アプリ市場の活性化により広告も活発に
新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活様式の変更が余儀なくされるなか、あらゆるジャンルで急激にオンライン化が進み、モバイルアプリの接触時間・利用者数も大きく増加。日本の年間モバイル広告支出額は約1.2兆円(2020年)から4年後には約1.6兆円推移すると予想されるなど、今後も成長が見込まれています。
そのような背景もあり、アプリ広告を今から始めたとしても十分メリットはあると言えます。
2.アプリ広告の配信方法
アプリ広告には3つの配信形式があります。
2-1.ネットワーク型
配信プラットフォームに依頼をして、ネットワークを介して各アプリに広告が配信されます。ターゲット設定とマッチするアプリに広告が配信されます。
2-2.運用型
広告を配信したいアプリの運営会社に依頼し、ターゲット設定をして広告を配信します。特定のアプリに対してそれぞれ配信依頼を行うため、効果測定がしやすいのが特徴です。
2-3.純広告型
アプリの運営会社の広告枠を買い取って一定期間配信します。契約期間中は広告が配信され続けます。
3.アプリ広告の課金形態
アプリ広告の料金体系には主に4パターンあります。
3-1.クリック課金型
広告がクリックされた回数に応じて課金されます。
3-2.インプレッション課金型
広告の表示回数に応じて課金されます。表示されるだけで課金が発生し、クリックされるかどうかは関係がありません。
3-3.エンゲージメント課金型
ユーザーが広告に対してフォローやシェアといった何らかのアクションを起こすと費用が発生します。広告がいくら表示されても、エンゲージメントしない限りは課金されません。
3-4.期間契約課金型
一定期間広告の出稿契約を広告配信プラットフォームやアプリ運営会社と結び、金額が決定します。広告の成果で料金が変動するのではなく、あらかじめ料金が決まっているのが他のタイプと異なる点です。
4.アプリ広告の種類
アプリ広告には主に以下の5種類があります。
4-1.バナー広告
バナー広告はアプリ内に設置されている広告枠に表示されるもので、メインコンテンツ外に配置されることが多いです。キャッチコピーや画像を載せられるので、ユーザーへのアピール力は強いです。
「広告感」が強く、いかにユーザーの目に止まるが重要になります。そのため、インプレッション課金型で認知度を向上させる戦略がよいとされています。
バナー広告の費用相場
課金形態 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金型 | 20~200円/1クリック |
インプレッション型 | 400〜800円/1,000インプレッション |
期間契約型 | 想定インプレッション数×0.2~1.2円 |
4-2.インフィード広告
インフィード広告は画面の上から下に読み進めていくWebサイトやアプリのコンテンツに混じって配信され、ニュースアプリやSNSなどで多く利用されています。サイトになじみ、広告として認識されづらいのでクリック率が高いのが特徴です。
出稿している企業が少ないため、費用相場は他のアプリ広告より少し低いです。
インフィード広告の費用相場
課金形態 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金型 | 20~70円/1クリック |
インプレッション型 | 200〜800円/1,000インプレッション |
エンゲージメント型 | 50~300円/1エンゲージメント |
期間契約型 | 想定クリック数×10~50円 |
4-3.オファーウォール広告

オファーウォール広告はアプリ内にバナーを設置し、クリックするとおすすめの商品やアプリが表示され、そこから課金を促すものです。直接商品ページにアクセスされるわけではないので、ユーザーに悪印象を与えづらいのが特徴です。クリックすると画面が切り替わるのでユーザーに商品の説明ができます。そのためクリック率やコンバージョン率が高くなりやすいです。
費用相場は高めです。
オファーウォール広告の費用相場
課金形態 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金型 | 40~200円/1クリック |
インプレッション型 | 500~1,000円/1,000インプレッション |
4-4.アイコン広告

アイコン広告は、アプリ内にアイコンを表示する広告です。アプリ利用のじゃまにならないよう小さなアイコンのみの表示で、キャッチコピーもなく目立たないため、他の広告に比べると大きな効果は期待できません。そのため、クリック率も低い傾向にあります。
インプレッション課金型で認知向上を狙うのではなく、クリック課金型や期間契約型で運用するのが望ましいです。広告が小さいのでアピール力は弱いですが、ユーザーのじゃまにならずイメージ悪化しにくいという特徴があります。
費用相場は他のアプリ広告と大きくは変わりません。
アイコン広告の費用相場
課金形態 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金型 | 30~120円/1クリック |
インプレッション型 | 300〜900円/1,000インプレッション |
期間契約型 | 想定インプレッション数×0.1~0.5円 |
4-5.全画面広告

全画面広告は、アプリ使用中にスマートフォンの画面いっぱいに表示される広告です。マンガアプリでのページ切り替え時などに表示されます。
費用相場は他のアプリ広告より高い傾向にあります。急に画面が切り替わることがあるため、全画面広告はユーザーが意図せずクリックしてしまうことがあります。そのため、クリック課金型よりインプレッション型や期間契約型の方が適しているとされています。
全画面広告の費用相場
課金形態 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金型 | 40~200円/1クリック |
インプレッション型 | 400~1,000円/1,000インプレッション |
期間契約型 | 想定インプレッション数×0.5~1.8円 |
5.アプリ広告におすすめの媒体
広告配信をプラットフォームに依頼するネットワーク型と、直接アプリ運営会社に依頼する運用型の2パターンに分けて、おすすめの媒体を紹介します。
5-1.ネットワーク型
ここではやはりGoogle(GDN)とYahoo!(YDA)がメインです。どちらもバナー広告と全画面広告を配信できます。
5-2.運用型
自社の商品にマッチするユーザーが多い、SNSに広告を出稿するのが運用型の基本です。Twitterであればインフィード広告、FacebookやLINEはインフィード広告とバナー広告が配信できます。若年層のユーザーが多いTikTokは、インフィード広告に加えてアプリ起動時に表示される起動画面広告のほか、ハッシュタグの場所に表示されるハッシュタグ広告があります。
6.アプリ広告のメリット
アプリ広告に出稿するメリットは以下の4つです。
6-1.ユーザーの目にとまりやすく、クリック率が高い
アプリ広告はスマートフォン上に表示される広告です。PCとは異なりスマートフォンは小さな画面ですが、しかし小さな画面だからこそ広告が小さくてもユーザーの目に入ります。その結果、Web広告に比べて高いクリック率が期待できます。
6-2.競合が少なく費用対効果が高い
アプリ広告はWeb広告に比べて歴史が浅く、出稿している企業も少ないです。そのため広告費が高騰するケースが少なく、費用を抑えて高い効果が得られやすいと言えます。
6-3.ターゲティング精度が高い広告が配信できる
アプリ広告はアプリユーザーの属性を把握し、嗜好に合わせた広告が配信できます。そのため、精度の高いターゲティングも可能です。
6-4.コンバージョン率が高い
アプリのユーザーはアプリを信頼してインストールし、使用しています。そのため、ユーザーはアプリ内で配信される広告についても信頼度が高くなります。結果としてコンバージョンが高くなりやすいです。
7.アプリ広告のデメリット
アプリ広告を出稿するデメリットは以下の2つです。
7-1.Cookieが使用できず、リターゲティングができない
アプリ広告ではCookieが使用できないため、リターゲティングができません。購入検討中のユーザーを取り逃がす可能性も高いですが、アプリ広告は高いコンバージョン率が期待できることもあり、広告の精度を高めることでデメリットを抑えることは可能です。
7-2.ノウハウが確立しておらず試行錯誤が求められる
アプリ広告は歴史が浅く、ノウハウがあまり蓄積されていません。また、アプリ自体もさまざまなものがあるので柔軟な対応が必要です。そのため常にPDCAを回すことを心がけながら広告運用することが重要になります。
8.アプリ広告の成果を上げるためのポイント
アプリ広告のクリック率やコンバージョン率を高めるためのポイントを紹介します。
8-1.広告と関連度の高いアプリを選ぶ
ユーザーに見てもらうだけでなく、クリックしてもらうことが重要になるので、出稿する広告とアプリの関連性は意識しましょう。
8-2.商品に合わせて広告の種類を選ぶ
アプリ広告にはさまざまな種類があります。自社商品の特徴に合わせた広告種別の選定をすることで、クリック率やコンバージョン率を高められます。しっかりと情報を伝えたいならインフィード広告、インパクト重視で認知度を高めたいならバナー広告などの使い分けが重要です。
また、掲載費用はアプリによって異なるので、自社商品の単価と広告費用のバランスも考慮する必要があります。
まとめ
アプリ広告は競合が少なく、運用の仕方次第で大きな成果を上げられます。自社商品とマッチした媒体や広告種類を選び、広告効果を最大化させてください。
リスティング広告を世界最先端AIで改善しませんか?
リスティング広告を改善したい方はアドフレックスにお任せください。世界中で利用されている業界最先端のリスティング広告最適化AI「Optmyzr(オプティマイザー)」を国内独占提供。広告主の利益拡大を優先したアプローチで、継続的な改善を支援いたします。
見てみる

アドフレックス編集部
アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。
アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。