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【アフターレポート】金融デジタルマーケティング最前線 #FINANCE FORUM

2019年11月13日(水)に(株)セミナーインフォ主催の「FINANCE FORUM 金融デジタルマーケティング最前線」セミナーが開催されました。
当社からは、執行役員 髙橋悠人が講演し、200名以上の金融業界の方にお集まりいただきました。

「AIを活用した事業拡大のための最新デジタルマーケティング施策」と題した講演の一部をご紹介いたします。

AIを活用している企業は全体の約3割

まず最初に、IDC Japanが発表した今年5月の調査結果を元に日本市場におけるAIの導入状況について解説しました。

2018年時点でAIの活用をスタートしている企業は、全体の約3割
AIを戦略に取り入れ、検証を始めているのは24%
AIを戦略のコアとして取り入れているのはわずか9%

残り3分の2の企業は、AI市場を発展途上として見ており、成熟するのを待っている状況ですが、2018年から2023年までの5年間で、約7倍の市場規模に拡大していくことが予想されています。

AIを活用している企業は全体の約3割

総務省が発表した「ICTによるイノベーションと新たなエコノミー形成に関する調査研究」(平成30年)によるデータから課題として浮かび上がってくるのは、「質の担保」、「結果が得られるか不明」というのが総じて高くなっています。
さらに、日本に限っては先導する組織や人材が不足している現状が明らかになっています。

対話の中で見えてきた”お客様の課題“

様々な金融業界をはじめとする多くのお客様を訪問させていただいく中で、見えてきた課題が3つあります。

1. クリエイティブ
広告表現の規制が厳しくなってきていますが、金融業界の方は特に感じているのではないでしょうか。金融機関の場合、金融庁当局の管理監督の下クリエイティブを作る必要があります。そのため、各社様のロゴは違えど、訴求内容が似通ってきます。あの手この手を使いながらも、苦心されていることが伺えます。

2. メディア
リスティングやディスプレイなど様々なWeb広告がある中で、獲得効率の良いメディアの取り合いが起きています。例えばキーワードでも同じことが起きており、いわゆるビッグワードと言われるキーワードは各社がこぞって入札するため、当然単価も高騰します。今までと同じように広告費を出稿していても、どんどん効率が悪くなっていくという状況が起きているのです。
このような状況下において、デジタルマーケティング施策や戦略、どのようにプロモーションを打っていけばいいのか?という課題を感じていらっしゃいます。

3. テクノロジー
1、2のように競合優位性を確立しづらい状況の中で、テクノロジーの活用が打開する切り口になるのでは?という思いから、当社ではAIの導入をご提案させて頂いています。
デジタルマーケティングにおいて、なかなか差異化・差別化がしにくくなってきています。そんな環境下で、AIを使って頭一つ出たプロモーションをしたいというニーズが非常に高まっていることを感じています。

実際のAIを活用した導入事例として、弊社でご提供させて頂いている

  • リスティング広告
  • パーソナライズツール
  • Facebook/Instagram広告

についてご紹介させて頂きました。

参加者の方からのご感想

ご回答いただいた中で、セミナー内容で特に興味を持って頂いたのは”デジタルマーケティングのトレンド”、”海外と日本のAI導入事情”、”AIを活用したパーソナライゼーション”。
また、興味が高い項目では”他社の事例が知りたい”が圧倒的に多い結果となりました。

また、こんなお声も頂きました。

  • SNS広告への展開は厳しいですが、パーソナライゼーションなど、他の方法で認知度を高めることができるのが分かり、意欲が高まりました。また海外の事例を聞かせてください。
  • 人事異動して間もないため、非常に勉強になりました。上席と本日の内容を共有させていただきます。
  • one to oneの対応は興味深かったです。

金融業界全体でデジタライゼーションの推進が進められている背景から、
AIの活用に興味を持ってくださっているのが窺えます。

登壇者プロフィール

髙橋 悠人(株式会社アドフレックス・コミュニケーションズ/執行役員)

立教大学社会学部卒業後、メガバンクを経て、メットライフ生命保険(株)に入社。
10年以上にわたりダイレクトマーケティングに従事し、オンライン・オフラインメディア問わず幅広い領域でプロモーション設計、クリエイティブ制作、メディアプランニングを手がける。
2018年(株)アドフレックス・コミュニケーションズに入社。クライアント企業へのAIツールの導入支援、戦略立案などに尽力している。

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