Hさんは理系ご出身で、以前は異業界でお仕事をされていたと聞きました。

大学は農学部で、カビの遺伝子の研究などをしていました。微生物などに元々興味があって、子供の頃から図鑑を読んだり、顕微鏡で微生物を見たりしていて、探究心が尽きることがなかったです。大学院修了後も研究を続けたくて化学メーカーに入社し、農薬の研究者になりました。

理想的なキャリアパスを描かれていったんですね。でも、どうして研究職から離れることになったんですか？

もっと研究に携わりたくて研究職を選びましたが、企業なので当然、利益の追求も求められます。自社製品のセールスポイントを探るために、開発途中の自社製品と他の農薬を比較する、といった実験の連続で……。思い描いていたものとのギャップが大きくて、だんだん苦痛になっていきました。ただ決められたルールに従って評価をし続けていくことに、面白みを感じられなくなってしまったんです。

それで今度は、誰かがもつ課題に対して自分で施策を考え提案し、解決して喜んでもらえる仕事がしたいと考えるようになりました。それでコンサルタントを志望し、IRツールの制作コンサル会社を経て、現在に至ります。

現在どんな業務に携わっているか、教えてください。

サーチチームで金融業界のお客様をメインに担当しています。最近では、化粧品や通信、医療系など広く担当するようになりました。私は、言われたことに対して“まずはやってみる”ことを意識しています。いつも、自分がやるべきことを率先して行う姿勢を心がけています。

どんな時にうれしいと感じますか？

私は良いお客様に恵まれているなあと思います。信用してくださっていると感じるのは「このメディアもお願いします」と追加で依頼をいただく時です。それから、年末年始のご挨拶の時などに「数値も伸びてありがとうございました。御社のおかげです」とおっしゃっていただくとすごくうれしいですし、また頑張ろうと思えます。

個々の意見が会社の制度にダイレクトに反映されていくのは、アドフレックスならではですね。

以前、人事アンケートに「繁忙期とそれ以外で勤務時間にばらつきがあるので、バランスが取れるようにしたい」と書いたことがあります。後日、代表の桑畑さんから詳しく話が聞きたいとヒアリングがありました。「それならフレックス制度がいいかもしれない、すぐに始めよう」という流れになり、フレックス制度が導入されました。もちろん、私だけの意見ではないですけど（笑）そうやって、いつも社員の声を積極的に社内制度に取り入れようとしてくださっているところはうれしいですね。

周りの上司やメンバーの印象はいかがでしょうか。

以前の職場は忙しくて手が回らない時、上司に相談しても「とりあえず頑張って」と言うだけで、何の解決にもならないことが多かったんです。反対に、アドフレックスは上司をはじめ、業務に追われて残業が多くなっていたとしたら、その原因を一緒に探ってくれます。対応に追われている時も「あとはどんな作業が必要？」と上司や先輩が声をかけてくれて、サポートしてくれます。ちゃんと解決まで導いてくれるので、本当に心強いです。

新人時代のエピソードを聞かせてください。

入社して早々に営業部に配属されたのですが、当時は言葉が拙くて、先輩方から指摘されていました。はっきりと憶えていないですが、ずっと変な言葉遣いをしていたみたいです……（苦笑）　敬語の使い方もままならなくて、お客様との打ち合わせの場に敬語の一覧表を持って行って、こっそり見ながら話していました。

資料を作るのにも時間がかかりすぎて・・・見かねた上司がタイマーを買ってくださって。「この作業は30分ね」など時間を設定して、毎回スイッチを押してもらって資料作成していました（笑）　上司にはいろいろな面で、すごく鍛えていただきました。上司がいなければ今の私はいないと思いますし、感謝してもしきれないくらいです。いつも一緒に訪問をして、都度フィードバックもくださって、最高の環境に恵まれたと思います。

今の姿からは想像できませんね（笑）　今のHさんにとって、頑張る原動力となっているものは何ですか？

アドフレックスが好きだから貢献したい、というのもあります。それ以外に、今後はWebに限らず、総合的な広告コンサルタントのように、いろいろな媒体を横断してお客様に提案できる人に成長していきたいと考えているので、今、頑張っています！それから、私を育ててくれた上司のように、後輩から頼ってもらえる先輩にもなっていたいですね。

幸せを感じるのはどんな時ですか？

仕事を終えて、帰り道、電車の中でリラックスしている時が幸せですね。あとは、お客様の実績が良くなったとか、施策が狙いどおり、うまくいった時にも幸せを感じます。