N.Y

ディレクター

お客様にとっても自社にとっても、そして地球にとってもより良い未来を目指す

不動産業界からのキャリアチェンジ

前職での経験と転職のきっかけについて教えてください。

いわゆる不動産業界・建築業界といわれる業界で営業職をしていました。街を歩いてマンションやアパートを建てられそうな土地を見つけ、その持ち主の方と直接お話して、土地活用のご提案をしていくというお仕事です。常に数字に追われる立場で、億単位という出費のリスクを負って頂くお客様に対して、先々の賃貸需要・資産価値低下などのリスクが大きくてもご提案せざるを得ないような局面が往々にしてあり、自分の中での仕事への違和感が拭えず、転職を決意しました。

アドフレックスを選んだ理由は?

まず、デジタルマーケティングに惹かれたのが大きいです。Web業界で扱う“広告”は不動産とまるで違い、エンドユーザー側には常に、広告に惹かれて商品を選ぶ/選ばないという選択肢が用意されています。この点が前職で苦痛に感じていた部分とは対照的で、魅力的に思えました。

もう一つの理由は「人」ですね。当時何社も受ける中で、アドフレックスの採用で出会う方々は皆さんまったく高圧的ではありませんでした。質問のやりとりや会話でもフランクさがあり、常にフラットに接してくれて、個人的に「信頼できる」と感じました。これは入って3年経った今も変わりませんね。

ビジネスを“自分事化”してより良い提案営業を

今の仕事内容についても聞かせてください!

分かりやすい言い方をすると「深耕営業」です。弊社のお客様向けに、広告を使ってお客様の求めるミッションを達成するための、全体的なサポートをさせて頂いています。お客様が様々な目標を掲げていらっしゃるのを知ったうえで、僕達は予算をお預かりして、Web上でとりうるあらゆる手段の中から適切なものを選択・ご提案し、運用しながら結果を見て改善を重ねていくという管理の側面もあります。

どのような場面でやりがいを感じますか?

やっぱり、お客様から御礼を言っていただける時は何よりうれしいですね。僕達のミッションは、お客様にとってより大きなミッションが背景にあることも少なくありません。たとえば弊社に求められた成果の先で「前年度の収益を上回りたい」といった会社としての成果や基準があったりします。

また、当然ながらどのミッションもハードルが高いです。なぜなら僕達に依頼されるのは、お客様が自社で容易に達成可能なミッションではないものが殆どだからです。何とかできないか、ギリギリだがどうか…といった瀬戸際でご相談頂くことが常で、それを達成してこその僕達代理店の価値だと思っています。

これらの背景があるからこそ、お客様に気持ちよく「ありがとう」と言っていただけたときは、心の底からやっていて良かったなと感じます。

業務において、アドフレックスならではの特徴や魅力はありますか?

まず、部署やチームに限定されることなく、幅広く必要な業務に携われるということです。

それから、特にアドフレックスならではの点として、上から「こういう契約を取って来い」「こういうモノを売れ」といった強制的な文化が一切ありません。これは僕にとって非常に魅力的です。まずお客様の依頼やニーズが開始地点にあり、このお客様にはこういう施策が必要で、今はこの部分に手を付けた方がいい、その為にこの提案をすればいい…といったことを深く考えた上での営業活動なので、お客様に合った提案が可能ですし、考える部分が多いという楽しみもあります。必要なものが見えて、自分で考えた提案をお客様に受け入れて頂けたときなどは、やりがいを感じて頑張ろうと思えます。

素敵ですね。逆に、大変だと感じるのはどのようなことでしょうか。また、それに対してどう向き合っていますか?

お客様あってこそのお仕事なので、自分のスケジュールを自分で決めづらくはなりました。お客様がお客様のタイミングで叶えたいことがあるのが普通ですし、急なご相談にも可能な限り対応したいと考えているので、柔軟性は常に求められますね。

それから、業界全体でも情報の変化のスピードが非常に速く、インプットからアウトプットまでにあまり時間を掛けられませんし、仕入れた情報がそのまま使えないことも少なくありません。そこで僕の場合は、仕事をする中で逐次キャッチアップしていくことに加えて、何か新しいことを始める段階で必要な情報を改めて一気に収集するようにしています。その方が情報の精度も高く、それがより良い提案に繋がります。

お仕事におけるご自身の強みやこだわりについても教えてください。

常に、お客様のビジネスを自分事化して考えたいと思って取り組んでいます。だからこそのめり込んで提案を考えられますし、僕自身の本気度がお客様に伝わりやすいというのは、一つの強みかもしれません。

それから、提案の透明性を高めることはいつも重要視しています。Web広告は、例えば決められた時間に流されるTVCM等と比較して、お客様にとって実態を掴みづらいものです。いつ流れるのか、どういう仕組みでエンドユーザーに届くのか等々、わからないまま進めるのではなく、見えづらい部分は極力丁寧に説明しながら、お客様ご自身で施策に納得して頂けるよう僕達が動くということが、すごく大切かなと思っています。

地球環境を見据えた未来へ

アドフレックスに対して、今後期待することはありますか?

ちょっと今までの話の方向性から逸れるんですが…(笑)僕個人として、今後アドフレックスには、地球環境へ配慮した取り組みにも積極的な姿勢を見せて欲しいと願っています。昨今でいう「サスティナビリティ」や「エシカル」等の取組みを思い浮かべて頂けると分かりやすいかもしれません。

実は、僕は環境保護に関連する団体やブランドをいくつか運営しているんです。実家がレジ袋等のプラスチック製品を作る工場を営んでいて、2020年7月にレジ袋有料化が始まった時に、事業の危機を感じて制度について詳しく調べたことがありました。調べる中で、我が家の事業云々ではなく、地球の環境問題の深刻さに強い危機感を抱くようになりました。

それ以来環境保護団体に参加したり、地球に優しい活動や勉強会、ヨガ等を取り入れたコミュニティの企画・運営に携わるなど、様々な活動を行ってきました。最近立ち上げた「Tsunagite」という団体では、海洋ゴミを拾うビーチクリーンの活動を行っています。昨年夏にはラジオにも出演して、海洋ゴミのアップサイクルブランド「renew」の運営者としてお話する機会も頂けました。

行動力が凄すぎる…!活動のゴールはどこにあるのでしょう?

僕がしているものに限らず、このような環境保護活動における最大のミッションは「環境に対する意識が社会に新たに広く浸透する」ことだと思いますが、これはとても長く険しい道のりです。地道なゴミ拾い活動は、実際やっても微力な効果を生むだけで、キリがありません。それよりも、活動を少しでも多くの人に知ってもらい、環境への配慮を意識化していくことが大切です。だからこそ“会社として”大人数を巻き込んで取り組むことに意味があると思っています。

多くの人は、1日の大半を会社で過ごしています。そういった自分が主に身を置く組織で、環境への取り組みがなされているというのは、よく言われる会社のブランド価値向上に繋がるだけでなく、長期的に見て会社自体を豊かにすると思いますし、社内のメンバーの幸福にも繋がると僕は思います。

かなり大がかりな変革になりそうですね…!

そうですね。ですが、そもそもアドフレックスは何事においても変化のスピードが速い会社です。家賃補助や育休等、議題に上ってから実装までが超速で、社内体制が半年でがらりと変わることもありました。

僕自身、外部での団体運営だけでなく、アドフレックス内でゴミ拾いイベントを企画したり(昨今の情勢により実現はしていませんが…)、一斉メールで環境について情報発信を行ったり、スピーチでマイボトルをプレゼンしたりしています。会社自体も、無駄な紙面印刷を減らしたり、ゴミの分別に積極的だったりと、決して環境への配慮がないわけではありません。でも、十分だとも言えません。だからぜひ今後は、変化の激しい社の性格を生かして、アドフレックス全体で大きな動きがあるとうれしいなと思います。

社の方針を示唆する重要なお話、ありがとうございます!以下はYさんの環境活動に関するリンクです。皆さんもぜひご覧になってみてくださいね。

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