

「2021年 日本の広告費」によれば、インターネット広告費は2兆7,052億円となり、マスコミ四媒体広告費の総計を上回っています。
この調査結果が示すように、多くの企業がWeb広告を運用していますが、どのように競合と差をつければいいのでしょうか。
その答えは、広告ツールによる業務の自動化・効率化です。 |
ツールを活用すれば、広告運用業務大部分を自動化できるため、人間はクリエイティブな仕事に注力できます。しかし、「どの広告ツールを選べばいいのか分からない」と悩む担当者の方もいるでしょう。
そこで本記事では、代理店やインハウスのマーケティング担当者に向けて、おすすめの広告ツールを業務別にご紹介します。
Webマーケティングでコンバージョン数を増やしたい方へ とにかく成果を伸ばしたいWebマーケティング担当者に、最先端AIマーケティングソリューションを活用した、まったく新しいリスティング広告の打ち手をご提案いたします。
まずは、無料公開の「リスティング広告最適化の秘訣」をご確認ください。 |
1.広告出稿のキーワード選定におすすめのツール3選
Web広告の成果は、出稿するキーワードを適切に選定できるかどうかで決まります。
幸いなことに、キーワード選定ツールは無料で利用できるものが多い傾向です。以下では、キーワード選定におすすめのツールを3選ご紹介します。
1-1.キーワードプランナー


出典:Google 広告
キーワードプランナーは、Googleが提供する無料のキーワードリサーチツールです。キーワードプランナーの主な機能は以下の通りです。
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月間検索ボリュームと推定入札単価の調査までできるため、予算にあったキーワード選定ができます。
キーワード候補を洗い出したら、月間検索ボリュームと推定入札単価調査をし、費用対効果を考慮してキーワードを選びましょう。
1-2.Google トレンド


出典:Google トレンド
Google トレンドは、指定キーワードの12ヵ月における検索ボリュームを比較できる無料ツールです。
季節別における検索ボリュームの推移を把握できるため、シーズンに影響される商材を扱う企業には欠かせないツールと言えます。


出典:Google トレンド
また、関連トピックや関連キーワードが表示されるのも特徴です。
【例】 上記画像の場合、「白い ズボン に 合う 服 冬」というキーワードのニーズが急激に増加しているため、「白パンツコーデ冬 メンズ」や「40代 白パンツコーデ 冬」などの関連キーワードで出稿する施策が考えられる。 |
シーズンごとに需要が変化する商材を扱う場合は、Google トレンドを活用しましょう。
1-3.ラッコキーワード


出典:ラッコキーワード
ラッコキーワードは無料で使えるキーワードリサーチツールです。キーワードを入力すれば、それに関連するキーワード一覧が表示されます。
サジェストワードを抽出する性質上、「落ち葉 清掃 道具」のような検索ボリュームの少ないロングテールキーワードを入力しても、関連キーワードは出力されません。
基本的には、1~2語で構成されるビッグ・ミドルキーワードの関連語句を調査するなどの使用におすすめ。 |
また、ラッコキーワードはYouTubeのサジェストキーワードも出力できるため、動画広告に取り組む企業は重宝するでしょう。
2.広告運用自動化におすすめのツール4選
AIの精度が向上したことにより、人間とAIが共同してWeb広告を運用し、効果的に成果を上げる企業が増えています。
広告運用を自動化したい担当者に向けて、おすすめの自動化ツールをご紹介します。
2-1.Shirofune


出典:Shirofune
【料金】
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【主な機能】
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Shirofuneは、広告運用のエキスパートが開発した自動化ツールです。
GoogleやYahoo!、Facebook、Twitter、LINEに対応しています。広告出稿をしたいWebサイトやランディングページのURLを入力すると、AIが高い広告効果が期待できるキーワードを提案してくれます。
さらに、運用開始後は改善提案カードを承認/拒否するだけで、広告運用を最適化できます。
2-2.AdFlow


出典:AdFlow
【料金】
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【主な機能】
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AdFlowは利用者実績16万人突破のクリエイティブ特化型プロジェクト管理ツールです。
もともとは制作会社が業務効率化を目的に開発したツールということもあり、承認フローや発注テンプレート、チャット、素材・制作物管理などの機能が一元化されています。
そのため、作業ごとにExcelやチャットツールなどを開く手間を削減できるのが特徴。 |
クリエイティブを一ヵ所に格納できるため、クリエイティブの比較や参照も行えます。ディスプレイ広告やSNS広告などの、クリエイティブ作成を効率化したい企業におすすめのツールです。
2-3.ROBOMA AI


出典:ROBOMA AI
【料金】
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【主な機能】
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ROBOMA AIは、Facebook/Instagram広告とTwitter広告の運用自動化ツールです。
主な機能は、自動予算配分と自動予算ブースト(効率のいい時間帯に予算をブースト)、効果の悪い広告の自動停止の3つです。
時間帯や広告パフォーマンスに応じて、自動で広告運用を最適化してくれるため、費用対効果の最適化に期待できます。
2-4.Optmyzr


出典:Optmyzr
【料金】
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【主な機能】
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Optmyzrは、元Google 広告のエバンジェリストが開発したリスティング広告運用自動化ツールです。
AIが24時間365日キャンペーンを監視し、異常が発生すれば、即座に担当者に通知します。これにより急激な変化にも迅速な対応が可能であり、長期間にわたって安定した成果を生み出せます。
また、AIは入札単価や追加/除外キーワードの提案、パフォーマンスの高い/低い広告文の抽出などをするため、知識や経験に左右されない高レベルの運用を実現できます。
レポートの自動作成機能も搭載している点を考慮すると、Google/Yahoo!のリスティング広告の運用者で業務効率化と安定した成果を創出できる環境を構築したい方におすすめ。 |
興味のある方は、オフィシャルサイトより資料をダウンロードしてみましょう。
3.広告レポート作成におすすめのツール3選
広告レポート作成は、定期的に発生する業務だからこそ、ツールで自動化しましょう。
ここからは、広告レポート作成におすすめのツールをご紹介します。
3-1.アドレポ


出典:アドレポ
【主な機能】
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【料金】
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アドレポは400社以上が導入する広告レポート自動化ツールです。
GoogleやYahoo!、Facebook、LINE広告など20媒体以上とAPI連携できます。豊富なテンプレートはもちろん、自社テンプレートもそのまま自動化できます。
また、定期レポートの自動作成と送信機能があるため、クライアントやメンバーとの成果共有が簡単にできるのも魅力。 |
その他にも、改善アドバイスや表・グラフをブラウザ上で表示する機能などがあります。
3-2.Lisket


出典:Lisket
【料金】
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【主な機能】
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Lisketは、導入実績650社以上の広告レポート自動作成・予算管理ツールです。1アカウント当たり200円で運用できるため、気軽に導入できます。
主な機能は、レポートの自動作成と配信状況の一元管理です。シンプルな機能性のため、画面が分かりやすく、ITに苦手意識を持つ方でも、簡単に使いこなせるでしょう。
予算に余裕はないものの、広告レポートの作成を自動化したい企業におすすめのツール。 |
3-3.ATOM(アトム)


出典:ATOM
【料金】
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【主な機能】
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ATOMは500社以上が導入する広告レポート自動化ツールです。
GoogleやYahoo!、Facebookなどの主要媒体に加えて、AmazonやIndeedなどの媒体への広告出稿にも対応しています。
豊富な定型レポートや数値管理などに加えて、アラート通知が用意されているのが特徴。 |
アラート通知とは、予算超過やKPIが好調などの指定条件が発生したときに、担当者に通知が送信される機能のことです。
アラート通知を上手く使えば、入札単価の最適化などが可能になります。
4.広告用サイトを改善するためのツール2選
広告の役割はあくまでも集客であり、集客先のサイトが最適化されていなければ、売り上げや問い合わせなどのコンバージョンにはつながりません。
ここからは、広告用サイトを改善するためのツールをご紹介します。
4-1.ミエルカヒートマップ


出典:ミエルカ ヒートマップ
【料金】
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【主な機能】
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ミエルカヒートマップは、サイト内のユーザー行動を色の濃淡で可視化するヒートマップツールです。
具体的には、熟読箇所・離脱箇所・クリック箇所が可視化されます。
【例】 ファーストビューでの離脱箇所が多い場合、ユーザーが求める情報を提示できていないと仮説でき、ファーストビューにCTAを持ってくるなどの改善策を立てられる。 |
ヒートマップツールは汎用性が高いため、コンバージョン率の低い企業におすすめ。 |
4-2.MIL


出典:MIL
【料金】
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【主な機能】
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MILは、インタラクティブ動画制作プラットフォームです。
インタラクティブ動画とは: ユーザーがタップして視聴コンテンツを選べる動画のこと。 |
従来の動画とは異なり、ユーザーは興味関心のある動画だけ視聴できるため、高いエンゲージメントやコンバージョンを期待できます。
広告運用におけるMILの活用法は、LPへの設置です。LPと言えば、長文で構成される1ページものが一般的ですが、動画に置き換えることでユーザーに分かりやすく・魅力的に商材の訴求ができます。
実際にトヨタホーム東京は、LPにアンケート形式のインタラクティブ動画を設置したことで、コンバージョン率と成約率の向上を達成しているそうです。
動画は情報伝達力が高く、ユーザーに与えるインパクトも大きいため、インタラクティブ動画でコンバージョン率の向上を図るのは有効な施策。 |
5.広告の不正出稿検知におすすめのツール2選
競合があなたのブランド名や製品名で広告出稿することを「不正出稿」と言います。
不正出稿されると、クリック単価の高騰やブランド毀損などのリスクが生じます。しかし、人間がすべての不正出稿を確認するのは困難です。
だからこそ、不正出稿検知ツールを使いましょう。ここからは、広告の不正出稿検知におすすめのツールをご紹介します。
5-1.ISSEKI


出典:ISSEKI
【料金】
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ISSEKI(イッセキ)は、アプリに対応した不正出稿検知ツールです。ISSEKIを導入すれば、47都道府県すべての検索結果より不正出稿をチェックできます。
不正出稿を発見した場合、自動でキャプチャを取得するため、簡単に不正出稿の防止が可能です。登録できる検索キーワードの上限数は100であり、2語以上の掛け合わせキーワードにも対応しています。
なお、ISSEKIは弊社、アドフレックス・コミュニケーションズが開発したツールです。サービスサイトも公開されておりますので、以下より参考にしてみてください。
5-2.チェックメイト


出典:チェックメイト
【料金】
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チェックメイトは自動で不正出稿を検知するツールです。不正出稿を検知したら、キャプチャの取得とともにメールで担当者に通知します。
また、1つのキーワードを登録すれば、関連するワードも自動追跡するため、網羅的に不正出稿の把握が可能です。
さらに、LP内のリンク検知もできるのは本ツールの強みではないでしょうか。アフィリエイトコードの検知もできるため、競合だけではなく、アフィリエイターによる不正出稿にも対応できます。
6.まとめ
今後のWeb広告運用においては、いかにツールを賢く使えるかどうかが、競合と差をつけられるポイントになります。
効率化できる業務はツールに任せ、人間は広告作成やユーザー調査などのクリエイティブな業務に注力しましょう。
ツール選定で迷った場合、まずはOptmyzrのような運用からレポート作成まで自動化できるツールの導入がおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、自社に必要なツールを選定してみてください。
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