
マネージャー
影響力を与えられる存在を目指したい
地方公務員を経て自己成長のために上京
Rさんは元公務員と伺いました。まずはそのお話から聞かせてください。
僕は富山県出身で大学時代を大阪で過ごし、Uターンで富山県庁に入庁しました。学生時代「将来こういう仕事がしたい」というのがなかったんです。友達や家族と一緒に過ごすプライベートの時間を優先したいと考えて、地元に戻ることにしました。
県庁では大きく2つの取り組みに関わりました。最初は医療関係の体制整備に従事。臓器移植提供の普及啓発活動として、イベントの企画から開催まで関わりました。例えば、骨髄バンクの啓発のために、過去に骨髄移植を受けた方や提供者を招いて、学生向けの講演会を開催するなどしました。それ以外にも、臓器移植の知見を持つ看護師さんを医療機関に配置するために資格を設けて付与する、などといった取り組みにも関わりました。
次に外部機関に異動して、県内中小企業の販路開拓を目的とした海外進出支援策の企画・運営に携わりました。海外からバイヤーさんを呼んで、地元企業との商談会を開催したほか、約200社の海外企業を招聘して、輸出を検討する県内外の企業を集めて展示会を開催しました。小規模なチームだったのでイベント前などは大変な部分もありましたが、裁量が大きい環境だったので純粋に楽しく、企業からは好評もいただくことができて、充実感もありました。
自分が成長できる環境へのチャレンジ
お話を伺うかぎり、理想的な環境に思えます。なぜ、転職しようと思い至ったんですか?
特別なきっかけがあったわけではないです。ただ、日々の業務をこなす中で「自分は何の影響も与えることができていない、何も生み出せていない。一体、何のために仕事をしているんだろう?」とモヤモヤした思いを抱くようになりました。
同時に、友達とただ遊び回ることにもだんだん飽きてきていました。都会に比べると遊ぶ手段もそれほど多くはないので飲み歩くことが多かったのですが、それでは自分は何も変わらない、とだんだん思うようになっていきました。そんな感じでプライベートの楽しみが減っていく中で「人生を豊かに、楽しくするにはどうしたらいいか?」と考えた時に、おのずと仕事が優先順位として上がってきたんです。自分も変化したい、仕事を頑張りたいとシフトチェンジしていって、転職しようと決めました。

そして上京されるわけですが、まさに一念発起ですね。
どういう人脈や仕事を選ぶかで、自分の将来にも影響すると考えたんです。もっとスキルもつけたいし、トップレベルになりたい。でも、それを実現するには地方だと難しい部分もあって、上京を決めました。思いきりは良かったと思います(笑)
裁量が大きくフラットな環境でお客様に向き合う
アドフレックスにはどんな経緯で入社されたんですか?
転職活動を始めた頃はどの方向に進もうか悩んでいたのですが、動きながら「自分が影響を与えることのできる職種、かつ、裁量が大きい仕事」という条件を絞り込んでいきました。上京して入社した会社ではECモールの広告運用を経験しました。その時入札単価の調整や分析にものすごく時間が掛かったんです。何か違うのではないか?という思いがある中で、Webマーケティング系の会社の情報を集めている時にアドフレックスと出会いました。アドフレックスに決めた理由は、自分の条件に合致する環境だったことに加えて、広告運用にAIソリューションを活用し、効率化を図っていることに魅力を感じました。

アドフレックスは最先端のAIをうまく取り入れて自動化していますし、レポートにもRPAが使われるなど、生産性を上げていくための取り組みを積極的に行っているところに惹かれました。
現在のポジションなどについて教えてください。
サーチチームでフロントとして金融系やEC系のお客様をメインに担当させていただいている他に、バックのサポートもしています。早い時期から担当を任せていただくなど、希望通り裁量大きく仕事ができています。コンディションが落ちているクライアントもいらっしゃいますが、その後改善してうまく成果が出てくれるとうれしいですね。お客様と信頼関係を築いていく中で新しい案件をいただけた時にも、非常にやりがいを感じます。
社内は意思決定が早くてフラットな雰囲気ですし、「こういうことを考えていて、こういう施策をやってみたい」と上司に相談すると「ロジックが通っていれば良いんじゃない?」とすぐにレスポンスしていただけます。話の質を重視してくれて、そこに上下関係はありません。メンバーも忙しい時でも質問に答えてくれたり、自分のチーム以外のことでも一緒になって考えてくれるところが良いですね。
過去の経験から人の役に立ちたいと考えるようになった
仕事に対するスタンスや日頃意識していることはありますか?
2つあります。1つは、お客様の期待値を超えることを常に意識しています。もう1つは、本質的に人の役に立ちたいと思っていて、単に指標を追いかけるのではなく、本来の目的にコミットするための最善の手段を常に考えています。

なぜ、本質的に人の役に立ちたいと思うようになったのですか?
きっかけは公務員時代に遡ります。団体の代表や企業の社長といった方々から相談を受けることが多かったのですが、行政としてできる手段は補助金くらいです。補助金の申請には要項や条件があるので、どれを選ぶのが良いか程度のサポートしかできない。そんな時、自分は役に立っていないんじゃないかと無力さを感じていました。「自分は何のために仕事をしているんだろう?」って。
僕が仕事をする理由は、人の役に立つためです。そうすることで自分の存在価値を感じることができるし、自分も幸せになる。だから、「本質的に人の役に立つこと=自分の幸せ」と捉えています。
役に立つ量を大きくしていくには、自分が影響を与えられる範囲をもっと広げていかなければいけない、と考えています。影響を与えたいと考えるようになったのも、自分が無力で存在価値がないと感じた経験があったからです。
何か自己成長につながることをされていたら教えてください。
本を読むなどしていますが、それはあくまで仕事の成果につなげるためです。一番注力しているのは目の前の仕事で成果を出すことですね。そのための努力は常にしています。
今後の目指す姿を抽象的に言うと、チームにも良い影響を与えられるような人になりたいですし、会社にも成長を与えられる存在になりたいです。 具体的には将来、経営者になりたいと思っています。それがどういう形で実現するのか、今はまだ見当がつきませんが、ゆくゆくは地元に貢献する形で何かやりたいと考えています。
楽しい瞬間ってどんな時ですか?
地元の友達と遊んでいる時が楽しいですね。一緒にバカ話をしたり、旅行に行ったりすることも楽しみです。他には、人と人がつながる場を作れた時に達成感に近いものを感じます。富山にいた頃に自分でフットサルチームを運営していたのですが、人数が足りなくなって存続が危ぶまれたことがあって、周りから批判がある中サイトでメンバー募集をしたり、試行錯誤したことがあります。結果的にチームを存続させることができて、外国籍の方たちも集まってくれて、新たな交流が生まれたのは良い経験でした。