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CTR(クリック率)とは?平均CTRや改善ポイントを紹介

CTR(クリック率)とは、広告が表示された回数に対してクリックされた割合のことです。

 

広告運用の目的は、広告を通じてユーザーに製品購入や資料ダウンロードなどをしてもらうこと。そのためにはCTRを高めて、多くのユーザーに広告を見てもらう必要があります。

 

広告運用においてCTRは重要な指標ですが、概要や目安などが分からない方もいるでしょう。本記事では、CTRに関する基礎知識や改善ポイント、便利ツールをご紹介します。

1.CTR(クリック率)とは

CTRとは:

「Click Through Rate」の略語であり、クリック率やクリック・スルー率とも呼ばれる。Web広告が表示された回数に対してクリックされた割合を意味する、広告運用やSEOにおいて重要な指標。

1-1.CTRの計算方法

CTRは、以下の計算式で算出できます。

CTR(%) = クリック数 ÷ 表示回数 × 100

例えば、広告AとBの配信結果は以下の通りでした。

表示回数クリック数CTR
広告A30,000回1,000回3.33%
広告B40,000回800回2%

この場合、広告パフォーマンスが高いのはCTRの高い広告Aとなります。

1-2.CTRが重要な理由

CTRが重要な理由は、ユーザーニーズを把握する手助けとなるためです。

 

CTRが低い場合、ターゲットの設定を誤っている、もしくはユーザーがクリックしたくなるタイトルや広告文を作れていないことを意味します。Web広告を出稿する目的は、広告を通してサイトに訪問してもらい、商品購入やコンテンツのダウンロードなどをしてもらうことです。

 

この目的を達成するには、まずは多くのユーザーに広告をクリックしてもらう必要があります。CTRを見れば、広告のパフォーマンスを測定でき、多くのユーザーを集客できる施策につなげられます

2.自然検索とリスティング広告の平均CTR

平均CTRは業界や広告の種類によって異なりますが、一般的には1%程度です。以下では、自然検索とリスティング広告の平均CTRをご紹介します。目標CTR設定の参考にしてください。

2-1.自然検索

自然検索(オーガニック検索)とは:

リスティング広告を除いた検索結果画面に表示される部分。

SEO対策では、自然検索結果の上位に表示されるための施策を取ります。

 

自然検索のCTRは、検索結果画面の上部に表示されるかどうかで大きく変わります。

SEOランキング平均CTR
1位28.5%
2位15.7%
3位11.0%
4位8.0%
5位7.2%
6位5.1%
7位4.0%
8位3.2%
9位2.8%
10位2.5%

参考:Search Enjine Journal「Over 25% of People Click the First Google Search Result」より

 

28.5%のユーザーが1位のサイトをクリックするのに対し、10位のサイトをクリックするのは2.5%です。自然検索でCTRを高めるためには、SEO対策を実施して、ランキング上位表示を狙う必要があります。

【補足】

近年、SEOの専門家の間で話題になっているのが、CTRがSEOに及ぼす影響です。SEOランキングが上がるにつれ、CTRが高まるのは当然です。話題になっているのは、「CTRの高いサイトはSEOランキング上位に表示されるのか」ということ。

この問いに対する明確な答えは出ていません。ただ、多くの専門家がSEOとCTRの密接な関係に注目していることから、SEO対策の一環としてCTRの改善に注力しておいて損はありません。

2-2.リスティング広告

リスティング広告とは:

ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索画面上部に表示される広告。

検索連動型広告のため、購買意欲の高いユーザー(顕在層)にアプローチするのに有効です。

 

リスティング広告にも順位があり、順位が高いほど、CTRは上がる傾向にあります。以下が、主な業種のリスティング広告における平均CTRです。

業種Googleリスティング広告
B2B2.41%
カスタマーサービス2.41%
Eコマース2.69%
求人2.42%
家庭用品2.44%
産業サービス2.61%
不動産3.71%
テクノロジー2.09%

参考:WordStream「Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]」より

3.CTRとCVRの違いは?

CTRと混同されるのがCVRです。

CVRとは:

「Conversion Rate」の略語であり、広告のアクセス数のうち購入や申し込みなど、コンバージョンに至った割合を示す。

CVRの計算式は下記の通りです。

CVR(%) = コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100

先にもお伝えした通り、広告の最終目標は、ユーザーに製品購入や資料請求などのアクションをしてもらうこと(=コンバージョン)です。どれだけCTRが高くとも、ユーザーの行動意欲を醸成できなければ、目標達成にはつながりません。

広告キャンペーンの成果を高めるためには、CTRだけではなくCVRを高める施策も実施することが重要。

4.CTRを改善する7つのポイント

CTRが低い場合は、原因の分析と改善を行う必要があります。しかし、慣れていないうちは、CTR低下の原因の特定と改善施策を取ることは難しいでしょう。

 

そこで以下では、CTRを改善する7つのポイントをご紹介します。

4-1.ターゲットに合ったキーワードを設定する

リスティング広告におけるキーワードとは:

広告管理画面で登録するキーワードと広告テキストに含めるキーワードのことを指す。

リスティング広告では、登録キーワードとユーザーの検索ワードの関連性が高い際に、広告が表示されます。

 

つまり、登録キーワードでターゲットが決まるのです。CTRが低い場合、適切なターゲットに広告表示されていない可能性があります。

 

ターゲット選定を誤ったままにしておくと、広告品質が低下し、広告の表示回数が減少してしまう可能性もあります。

 

そんな場合は、以下の2点をチェックしてみてください。

  • ターゲットのニーズに合ったキーワード設定ができているか
  • 広告内容とキーワードが一致しているか

    リスティング広告の場合は、「MAツールでマーケティング業務を効率化したい」など、顕在層向けのキーワードを設定するといいでしょう。

     

    一方で、認知度向上を目的としたキーワードはSEOで対策するのが有効です。

    4-2.タイトルとディスクリプションの最適化

    ユーザーはタイトルとディスクリプションを見て、広告をクリックするかどうかを判断します。

     

    CTRを高めるタイトルとディスクリプションは、以下の条件を満たしたものになります。

    • キーワードを含んでいる
    • ユーザーニーズと合致している
    • 自社ならではの価値を伝えている

      上位表示されているにも関わらず、CTRが低い記事や広告は、迅速にタイトルとディスクリプションの改善に取り組みましょう

      タイトルやディスクリプションの改善だけで、CTRが2倍近く向上することもある。

      4-3.具体的な数字やデータを入れる

      ユーザーの信頼や期待感を醸成するには、広告テキストに具体的な数字やデータを入れると有効です。

      【例】

      「業界No1!」よりも「導入企業数10万件突破」や「30%以上の費用削減可能」の方が具体性があり、ユーザーに響く。

      ユーザーの課題や悩みを特定し、それを解決できる自社ならではの価値を客観的な事実を用いて、分かりやすく伝えることが大切です。

      4-4.絞り込み部分一致を有効活用する

      絞り込み部分一致とは:

      設定したキーワードが検索語句に含まれていた場合に、広告が表示される機能。

      キーワードを絞り込めるため、狙ったユーザーに広告を届けやすくなるメリットがあります。

       

      価格が強みの製品販売を目的にする場合、「円」を絞り込み部分一致に含めれば、多くのユーザーに広告表示されます。

      【例】

      「+ビタミンCサプリ +円」で絞り込み部分一致を設定すると、「ビタミンCサプリ 100円」や「ビタミンCサプリ 月額 2000円」など、あらゆる価格検索に対応可能。

      「製品名+価格」で検索するユーザーは、購買意欲が高まっているため、高い確率で広告をクリックしてもらえる。

      4-5.広告表示オプションを設定する

      Google広告やYahoo!広告などは、住所や電話番号表示などのオプションを用意しています。適切にオプションを設定すれば、広告のサイズが大きくなり、検索ワードとの関連性も高まるため、CTR向上につながりやすくなります。

       

      以下に、主な広告オプションをご紹介します。

      • サイトリンク表示オプション

      広告が上位3位以内に表示された際、サイト内のページをテキストリンクとして表示させる機能。広告が大きく表示されるため、クリック率の向上が見込める。

      • 電話番号表示オプション

      広告と共に電話番号を表示できる機能。電話での問い合わせが多いビジネスにおすすめのオプション。顧客はスマートフォンやデスクトップなどから、簡単に問い合わせができるようになる。

      • プロモーション表示オプション

      広告文の下に割引情報を掲載できる表示オプション。広告サイズが大きくなるため、CTRの向上に期待できる。

      その他にも、「コールアウト表示」や「住所表示」、「価格表示」などさまざまなオプションがあります。

       

      広告の目的に応じて、可能な限りオプションを設定し、広告の掲載結果を最大限に高めましょう。

      4-6.A/Bテストを実施する

      A/Bテストは、タイトルや広告文などの特定要素を変更した2種類以上の広告キャンペーンを同時に実施し、成果が高くなる要素を検証します。

       

      A/Bテストを実施するにあたって、事前に仮説を立てる必要があります。仮説が曖昧なままA/Bテストを実施したとしても、結果から改善点や成功要因などを特定することは難しいためです。

       

      リスティング広告のCTR改善が目的の場合、主にタイトル・広告文・リンク先をA/Bテストで検証します。広告の運用中は定期的にA/Bテストを実施し、分析と改善を繰り返すことで、広告パフォーマンスの最大化を行えます。

      4-7.ランディングページ(LP)を見直す

      ランディングページ(LP)の内容が検索ワードのニーズを満たしていないと、ユーザーの早期離脱につながります。すると、Googleなどの検索エンジンは広告の質が低いと評価し、広告の表示回数が減少してしまいます。

       

      LPは、広告の目標達成に不可欠なCVR向上に大きな貢献を果たすため、最適化をしておきましょう。

      5.CTRの改善に役立つツール2選

      CTRの改善はツールを使うことで効率化できます。以下では、CTRの改善に役立つツールをご紹介します。

      5-1.アクセス解析ツール

      アクセス解析ツールとは:

      サイトや広告を閲覧したユーザー属性や行動を分析するツール。

      アクセス解析ツールを使えば、リスティング広告を閲覧したユーザーのセッション時間や離脱率、興味を持ったコンテンツなどを分析できます。

      【例】

      セッション時間が短ければ、検索ワードやタイトルと広告内容が合っていない可能性がある。

      →そのまま放置してしまうと広告表示回数の減少につながり、CTR低下の原因になる。

      【例】

      複数のユーザーが同じページを見ていると判明したのであれば、「潜在顧客は一定の確率で同じ悩みを抱えている」と仮説を立てられる。

      →悩みを反映したタイトルや広告文を作成すれば、CTRの向上を見込める。

      アクセス解析ツールは、広告効果の最大化の実現に向けたサポートをしてくれますので、使いこなせるようになりましょう。

      5-2.A/Bテストツール

      A/Bテストツールを利用すれば、簡単に高度なA/Bテストの実施と分析が可能になります。

       

      CTRの改善だけでなく、CVR向上にも活用できるため、A/Bテストツールは積極的に使うことをおすすめします。

      まとめ

      CTRは、広告の表示回数に対するクリック率の割合です。

       

      広告運用のゴールは、広告を通して製品購入や資料ダウンロードなどをしてもらうことです。目標達成のためにも、まずはCTRを高めて、多くのユーザーに広告をクリックしてもらう必要があります。

       

      数あるCTRの改善ポイントの中で、特に大切なのはユーザーニーズを意識することです。検索ワードの裏に隠れたユーザーニーズを把握し、具体的な数字やデータなどを用いて、自社ならではの価値をタイトルや広告文で伝えましょう。

       

      CTRは広告運用の基本でありながら、重要な指標です。ぜひ記事を参考に、分析や改善に取り組んでください。


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