コラム

リスティング広告が思うように表示されない?12の原因と解決策まとめ

広告運用 リスティング広告
この記事は6分で読むことができます


リスティング広告の運用担当者が初めに直面する課題が、リスティング広告が表示されないことです。まずはリスティング広告の表示回数を増やし、データの蓄積とパフォーマンスの改善に取り組まなければいけません。

しかし、リスティング広告の運用になれていなければ、広告が表示されない原因の特定は難しいです。そこで本記事では、初めてリスティング広告を運用する方に向けて、Google広告でリスティング広告が表示されない原因と解決方法を解説します。

リスティング広告を世界標準のAIで改善させる

マーケティング活動で重要なリスティング広告。現状実績を改善し、さらに成果を伸ばすことに苦戦しているマーケティング担当者は多いです。弊社ではリスティングAIを活用した、まったく新しいご提案が可能です。

  • リスティング広告のコンバージョン数を確実に改善させたい
  • 人の手で実績を改善し続けるのが困難
  • リスティング広告のプロフェッショナルに課題解決の相談をしたい
まずは、無料公開の「リスティング広告最適化の秘訣」をご確認ください。 資料ダウンロードは
こちらから

1.キャンペーンが一時停止中

当然ながら、広告や広告グループ、キャンペーンが停止状態だと、広告は配信されません。

【例】
キャンペーンに開始日と終了日を設定し、すでにキャンペーンが終了している可能性。

もしくは、キャンペーンのパフォーマンスが低いため、一時停止状態になっていることもあります。

  • 解決方法
    アカウントが一時停止されているかどうかを確認する手順は以下の通りです。

    1. Google広告の管理画面にログイン
    2. [広告と広告非表示オプション] をクリック
    3. 「ステータス」で広告状態を確認

    意図せず停止状態になっている広告があれば、対象の広告のチェックボックスを選択し、 [編集] → [アクティブ] の順にクリックすることで、広告配信が再開されます。

2.検索ボリュームが少ない

「検索ボリュームが少ない」とステータス表示された場合、特殊なキーワードやニッチなキーワード、またはユーザーがあまり使用しないロングテールキーワードを登録している可能性があります。

検索ボリュームが少ないキーワードをターゲットにしていると、Googleが一時的にキーワードを非アクティブにすることがある。

  • 解決方法
    まずはキーワードのステータスを確認し、検索ボリュームが少ないキーワードを登録しているか確認します。「検索ボリュームが少ない」と表示されているキーワードがあれば、以下のいずれかの対策を講じてみてください。

    • Googleによる一週間後の自動承認を待つ。検索ボリューム数が増えれば、キーワードが承認されます
    • 別のキーワードを登録する
    • キーワードのマッチタイプを変更する(例:「完全一致」から「部分一致」へ変更)
    • ロングテールキーワードを抽象的にする
キーワード選定がリスティング広告のカギ!成功するキーワードの選び方

3.入札額が低い

リスティング広告の表示順位は、入札額と広告品質のかけ合わせで決まります。当然ながら、設定した上限クリック単価が低ければ、広告の上位表示は難しいです。

  • 解決方法
    改善策は上限クリック単価を上げることです。しかし、むやみに上限クリック単価を上げると、予算オーバーの原因となります。そこで入札単価シミュレーションを利用して、上限クリック単価数の変更が及ぼす影響を検証するのがおすすめです。

    予算内で効果を最大化する入札単価を見つけたら、設定に反映させて、広告パフォーマンスを測定する。

リスティング広告の入札単価とは?決め方や調整方法を解説

4.一日の予算を超過している

一日で配信できる予算の上限に達すると、広告配信が停止されます。

【例】
広告を素早く配信しようとすると、必然的に入札額が大きくなり、すぐに上限に達する。

  • 解決方法
    まずはキャンペーンの配信ステータスから「予算による制限」と表示されているか確認します。「予算による制限」と表示されていた場合、入札額を下げたり、一日の予算額を増やしたりして、予算と入札額のバランスを取りましょう。

5.広告スケジュールが制限されている

最適な広告スケジュールを設定することで、広告パフォーマンスの高い時間帯に広告配信できるため、広告費の最適化を行えます。しかし、広告スケジュールを制限しすぎると、リスティング広告が表示されない原因となるのです。

【例】
毎日午前10時から11時までの配信スケジュールだと、1時間の間にキーワード検索されなければ、リスティング広告は表示されない。

  • 解決方法
    キャンペーンの広告スケジュールタブから、広告スケジュールを確認します。配信時間帯があまりにも制限されている場合は、配信時間帯を広げてみましょう。

    まずはスケジュール設定なしでリスティング広告を運用し、データを蓄積するのがおすすめ。蓄積したデータを分析することで、パフォーマンスが高くなる時間帯を特定できる。

6.ランディングページの関連性が低い

リスティング広告の品質は、広告文・ランディングページとターゲットキーワードの関連性で決まります。ランディングページが最適化されておらず、キーワードとの関連性が低い場合、広告品質が低いとみなされ、表示回数の減少へとつながるのです。

  • 解決方法
    ランディングページの改善は、キーワードに対するユーザーの悩みや課題、求める解決策を特定し、それをランディングページや広告文に反映させるのが有効です。特にユーザーは流し読みをする傾向にあるため、コピーの制作に注力しましょう。

    ユーザー問題を解決できる広告を作成できれば、広告順位の上昇を見込める。

ランディングページの作成方法!正しい手順からポイントまで、まるごと紹介

7.広告が承認されていない

Google 広告は、承認されるまでに1〜2営業日かかります。そのため、リスティング広告が表示されない原因として、広告が承認プロセス中(審査中)、もしくは広告が不承認となったことが考えられます。

  • 解決方法
    広告が審査中の場合は、そのまま待つしかありません。不承認となった場合は、ステータスで不承認の原因となった理由を確認し、広告の改善をしましょう。

8.除外キーワードの設定が誤っている

除外キーワードを設定すれば、特定の単語が含まれるキーワードを広告の表示対象から除外できます。除外キーワードを設定することで、特定のユーザーに広告表示できるようになり、費用対効果の向上を見込めます。

しかし、除外キーワードを誤って設定すると、ターゲットユーザーに広告表示できなくなるのです。

【例】
「CRM 無料トライアル」でキーワード設定しているにも関わらず、「無料トライアル」を除外キーワードに設定すると、「CRM 無料トライアル」では広告表示されなくなる。

  • 解決方法
    除外キーワードの一覧を確認し、他のキーワードを無効にしている除外キーワードがないか確認しましょう。除外キーワードは便利な機能である一方、複雑な仕組みのため、事前に除外キーワードの仕組みについて理解を深めるべきです。
【リスティング広告で成果を上げる】除外キーワードとは?選定方法や注意点を解説

9.ターゲティングの範囲が狭すぎる

ターゲティングとは:
ユーザーの住む地域や年齢層、性別などを絞って、広告配信すること。

ターゲティングをすることで、特定のユーザーに効率よく広告配信できるため、費用対効果の向上を見込めます。しかし、ターゲティング設定を限定的にしすぎると、広告表示の機会損失へとつながります。

  • 解決方法
    適切なターゲティングができているかどうか見直しましょう。まずはターゲティング設定なしで、リスティング広告を運用し、データの蓄積と分析ができてから、ターゲティングに取り組むと有効です。

10.品質スコアが低い

どれだけ入札額が高くとも、品質スコアが低ければ、リスティング広告の上位表示が難しくなります。キーワードの横に「品質スコアが低い」と表示されていると、広告の品質スコアが原因で表示されていません。

解決方法
広告の品質スコアが低い原因として、以下のいずれか1つ、もしくは複数が考えられます。

  • 予想CTRが低い
  • 広告文とキーワードの関連性が低い
  • ランディングページとキーワードの関連性が低い

広告文とランディングページを最適化するには、やはりユーザーの課題や悩みに適した解決策を提示するのが有効です。1つの要素の違いで成果は大きく異なるため、ABテストを活用し、最適なバージョンを特定しましょう。

品質スコアの改善ポイントとキーワードとの関連性を詳しく解説!【クリック率を高める広告文とは?】
【基礎】ABテストとは?今さら聞けない概要とメリット・デメリット、やり方まで解説

11.CTRが低すぎる

Googleはユーザーに最適な検索体験を届けることを目指しています。あなたのリスティング広告がクリックされなければ、Googleは広告が検索者のニーズに合っていないと判断し、広告表示をやめるでしょう。つまり、CTRが高ければ広告表示機会は増え、低ければ表示機会は減るのです。

解決方法
CTRを高めるためには、ユーザーがクリックしたくなる広告文を作成しましょう。CTRを高める広告文を作成する主なポイントは以下の通りです。

  • 見出しにキーワードを入れる
  • 数字など具体性のある内容を入れる
  • 権威性の高い単語を入れる
【作成例付き】リスティング広告でクリックされる広告文を作るポイント10選
CTR(クリック率)を正しく理解できていますか?重要性と改善ポイント

12.自身でキーワードを何度も検索している

リスティング広告の表示状況を確認しようとして、何度も自身でターゲットキーワードを検索するのも、広告が表示されない原因となります。その理由は、Googleが「このユーザーは広告をクリックしない」→「他の広告を表示するべき」と考えるからです。

  • 解決方法
    広告の表示状況はキーワード検索ではなく、「広告プレビューと診断ツール」で確認を行なえば、正しい表示状況を把握できます。また、無駄なインプレッションの発生も防げるメリットもあります。

13.まとめ

リスティング広告が表示されない原因はさまざまです。そのため、リスティング広告が表示されていないと気づいたら、まずは記事でご紹介した内容を参考に、原因の特定をしてください。

リスティング広告で成果を出すためには、問題の特定と改善の繰り返しが重要です。そのことを念頭に置き、リスティング広告の運用に取り組みましょう。

リスティング広告を世界標準のAIで改善させる

マーケティング活動で重要なリスティング広告。現状実績を改善し、さらに成果を伸ばすことに苦戦しているマーケティング担当者は多いです。弊社ではリスティングAIを活用した、まったく新しいご提案が可能です。

  • リスティング広告のコンバージョン数を確実に改善させたい
  • 人の手で実績を改善し続けるのが困難
  • リスティング広告のプロフェッショナルに課題解決の相談をしたい
まずは、無料公開の「リスティング広告最適化の秘訣」をご確認ください。 資料ダウンロードは
こちらから
本記事の著者

アドフレックス編集部

アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。

アドフレックス・コミュニケーションズ公式アカウントです。