コラム

実際に読んで分かったWeb広告を学ぶのにおすすめの本9選

基礎知識 広告運用
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Web広告の運用をするにあたり、本で知識を身につけたいと考えるマーケティング担当者の方は多々います。

実は、私もWeb広告の書籍を多数読んだのですが、「読んでよかった」と思える書籍があれば、「読む必要なかった」と感じる書籍もありました。

あれもこれもと本を読んだものの、同じ内容ばかり記載されていて、正直なところ時間の無駄でした。

あなたには効率よくWeb広告を学んでほしいからこそ、本記事では実際に読んで分かったWeb広告を学ぶのにおすすめの本9選をご紹介します。

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1.リスティング広告・SNS広告の運用におすすめの本5選

まずはリスティング広告とSNS広告の運用におすすめの本をご紹介します。

1-1.いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本

出典:インプレス

これからリスティング広告の運用を始める入門者におすすめの本です。

タイトルの通り、リスティング広告の基本を分かりやすく説明されています。具体的な内容としては、リスティング広告の仕組みやキーワードの選び方、広告文の作成方法などの運用前に知っておくべき基礎知識を網羅的に学べます。

2時間ほどで読み終えられるため、素早くリスティング広告の全体像をつかみたい方に最適な一冊。

一方、本書で触れているのは表面的な内容のため、中上級者は物足りなさを感じるでしょう。

1-2.リスティング広告のやさしい教科書

出典:MdN

「いちばんやさしい リスティング広告の教本」と同様に、これからリスティング広告を始める入門者向けの本です。しかし、「リスティング広告のやさしい教科書」のほうが、実践的な内容になっています。

そのため、「いちばんやさしい リスティング広告の教本」を読んでから本書を読む、もしくは無料のWeb記事でリスティング広告の全体像をつかんでから本書を読むと効率的。

リスティング広告の入門書は多々ありますが、「いちばんやさしい リスティング広告の教本」もしくは「リスティング広告のやさしい教科書」を読んでおけば十分だと思われます。

1-3.新版 リスティング広告 成功の法則

出典:ソーテック

リスティング広告の本を多々読んできたなかで、何度も読み返しているのが「新版 リスティング広告 成功の法則」です。

本書内で筆者にできることは、その場しのぎの解決策や飛び道具のようなものを提供することではなく、正しい方向を指し示すコンパスや羅針盤のような「考え方」を提供することだけです。

本書は2013年に出版された内容に、最新情報を加え、書き直したものになるため、たまに内容の古い箇所が見られます。

しかし、本書では上記の通り、リスティング広告のテクニック部分ではなく、本質的な考え方を学べるのが特徴です。

タイトルにある「法則」とは、一定条件下ではいつでも成立する関係のことを指しています。

つまり、本書では変化の速いリスティング広告業界において、普遍的な成功法則を学べるのが特徴。

本書は、リスティング広告だけでなく、SNS広告や動画広告などWeb広告に携わるすべての人におすすめできます。

特にリスティング広告を運用する場合は、先にご紹介した入門書のいずれかとセットで読んでみてください。

1-4.1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方

出典:PHP

大企業が大量に資本を投下するビッグキーワード市場よりも、多くの人が注目していない大多数のニッチキーワード市場を狙え。

リスティング広告やディスプレイ広告では、いかに自社に最適なキーワードを選定できるかどうかで、成果が大きく変わります。

特に予算の限られた中小企業は、上記の通り、多くのニッチキーワードを発見することが重要です。それでは、ニッチキーワードとはどのようなものであり、どうすれば発見できるのでしょうか。

本書では、売上につながるキーワードの特徴や見つけ方が詳細に書かれています。リスティング広告の中上級者には、目新しいことはないかもしれません。

しかし、入門者は本書を読むことで、自社にとってリスティング広告が最適な施策かどうかを判断でき、成果につながるキーワード選定が可能になるでしょう。

また、中上級者や自動入札を利用している方でも、本書を活用することで、新たなキーワード案が思いつくこともあります。

本書が優れているのは、キーワードだけでなく、リスティング広告で効果を出す本質的な戦略がさらりと書かれていること。

顧客リストの重要性も説かれているが、これはクッキーレスが迫った今だからこそ、多くの人に刺さります。

そのほかにも、コンバージョン設計や架電の重要性などについても書かれています。2009年に発売された点を踏まえると、本書も「新版 リスティング広告 成功の法則」と同様に、Web広告本における古典的存在になる可能性が十分にあります。

1-5.ビジネスを加速させる Facebook広告&Instagram広告制作・運用の教科書

出典:つた書房

FacebookとInstagram広告の基礎を学びたい担当者やアフィリエイトをする方におすすめの本。

他の本は読む必要がないと思えるほど、詳細にFacebookとInstagram広告について解説されています。

本書の通り進めれば、広告アカウントの作成からクリエイティブの作成、出稿、分析までスムーズに行えるでしょう。また、Facebook広告の特徴的なAI対策について解説されているのも魅力的です。

本書を参考に、広告の運用開始まで進めて、あとは分析をしながら運用精度を高めると効率よく成果を出せます。

リスティング広告のおすすめ本7選!初心者・中級者・上級者別に紹介

2.ディスプレイ広告の運用におすすめの本2選

ディスプレイ広告に関する書籍は少ないですが、実際に読んで役立った本を2つご紹介します。

2-1.ネット広告運用“打ち手”大全

出典:インプレス

本書は、Googleリスティング広告とディスプレイ広告、Facebook広告について解説している本です。数あるWeb広告の本のなかでも、ディスプレイ広告に関する解説がトップクラスに充実しています。

具体的には、キャッチコピーを量産する型やターゲティング、配信サイトの選び方などを解説しています。

基礎的な内容の解説はもちろん、著者の経験から得られたノウハウや運用法までご紹介されているため、中上級者にもおすすめ。

特に、リターゲティングの依存に警鐘を鳴らしており、クッキーレスでリターゲティングが難しくなる今だからこそ、読む価値が十分にあります。

ディスプレイ広告の運用法からクリエイティブの作成まで、深く・簡潔に解説されているため、運用担当者は持っておいて損はしません。

2-2.思わずクリックしたくなる バナーデザインのきほん

出典:インプレス

ディスプレイ広告やバナー広告は、クリエイティブが成果の8割を握ると言っても過言ではありません。バナーデザインは非常に重要な要素ですが、意外なことにバナーデザインに関する書籍はほとんどありませんでした。

そんななか、2022年9月にバナーデザインに特化した本書が発売されたのです。

バナーデザインの作例がビフォーアフター形式で載っているため、効率よくバナーデザインについて学べる。

まずは本書に掲載されているポイントを意識して、ディスプレイ広告のデザインを作成してみましょう。定期的に見返すことで、課題を突破するデザインの改善点を見つけることも可能です。

3.Web広告の運用に役に立つ本2選

最後に運用するWeb広告の種類にかかわらず、読んでおくことで有益な知識を得られる本をご紹介します。

3-1.売れるコピーライティング単語帖

出典:SBクリエイティブ

「構成」とは、「何を」「どの順番で」言うか?それに対して、「言葉」とは、「何を」「どう」言うか?つまり読み手の反応を高める文章の最小単位は、構成 × 言葉 = 反応率 となる。

どのWeb広告を扱うとしても、魅力的なコピーを制作できなければ、成果にはつながりません。

しかし、「自分にはコピーライティングのセンスがない」と悩まれる方が多いのではないでしょうか。

本書を読めば、誰でも訴求力の高いコピーを制作できると自信を持てるようになります。著者の神田昌典氏は、アメリカからコピーライティングを持ち込んだトップマーケターです。

セールスコピーライティング第一人者の著者が、長年の経験で蓄積した売れる単語を実例や解説とともにご紹介しています。広告クリエイティブやランディングページの作成などに、重宝すること間違いなしの一冊です。

また、セールスライティングにおける本質やテクニックについても解説されています。本書を参考にすれば、初心者でも売れるコピーを書けるようになるでしょう。

3-2.BtoBマーケティングの戦略と実践

出典:すばる舎

本書の著者は、BtoBマーケティングのプロフェッショナル集団である株式会社才流の代表「栗原康太氏」です。

本書では、Web広告の基礎やテクニックなどについて解説するのではなく、あくまでも全体のマーケティング戦略の一環としてWeb広告が登場します。

Web広告の運用において、マーケティング全般の知識は大いに役に立ちます。本書を読めば、Web広告の役割や並行して進めるマーケティング施策、コンバージョン設計方法などの理解を深められるでしょう。

また、事例が豊富に掲載されているため、自社の課題を解決できるヒントを得られることもある。BtoBマーケティングの基本を身につけると、適切なマーケティング戦略を立案でき、効率よくWeb広告でビジネスの成長につながる成果を出せるでしょう。

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4.本以外のWeb広告勉強法について

Web広告の勉強法は、本以外にもあります。ここからは、Web広告の3つの勉強法について見ていきましょう。

4-1.広告媒体のオフィシャルサイト

GoogleやYahoo!、Facebookなどの広告媒体のオフィシャルサイトを使えば、信頼性が極めて高いソースから、正しい基礎スキルを習得できます。

Web広告運用の基礎知識やプラットフォームならではの特徴、ユーザー行動に関する貴重なインサイトなどを得られる。

例えば、Google 広告のオフィシャルサイトは、チュートリアルや事例、最適化ガイドなど広告パフォーマンスを最大化するのに役立つソースが豊富です。

また、Facebook Businessのオフィシャルサイトにアクセスすると、広告運用の役立つ情報だけでなく、最新調査や結果などインサイトも得られます。

初めて媒体を利用する際は、オフィシャルサイトで十分に勉強してから、運用に取り組みましょう。

4-2.ウェビナーやセミナー

ウェビナーやセミナーでWeb広告を学ぶメリットは3つあります。

1つめが専門家の知見や業界の最新トレンドを把握できること。

Web広告セミナーの大半は、広告運用代理店やマーケティング支援会社が主催しています。

代理店主催のウェビナーやセミナーに参加すれば、経験から得たノウハウや最新の業界動向、新たな技術について学べるでしょう。

2つめが双方向の学習体験。

ウェビナーやセミナーでは、参加者は登壇者に質問したり、ほかの参加者と交流したりできます。

双方向の学習体験は、その場での疑問や不安の解消に役立ち、理解促進につながるでしょう。

3つめが利便性。

現在多くの企業が、インターネット接続さえあれば、どこからでも参加できるウェビナーを開催しています。

また、ライブ配信に加えて、アーカイブ動画を配信している企業も多いため、自分のペースで学習することも可能です。ウェビナーは気軽に参加できるため、気になるトピックがあれば、積極的に参加するとよいでしょう。

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4-3.自身でWeb広告を運用する

本やウェビナーなどを活用した勉強法は、あくまでもインプットが目的です。使える知識を習得するためには、アウトプットも欠かせません。

そこで新人Web広告運用担当者におすすめしたいのが、自身でWeb広告アカウントを開設し、実験的に運用してみること。

自身でWeb広告を運用すれば、学んだ知識やテクニックを実際のキャンペーンに適用できるため、効果を検証できます。

よい影響をもたらした知識は、業務上での広告運用に適用することで、よりよい成果を出せるでしょう。

また、Web広告運用では定期的な分析による仮説・検証が欠かせません。分析スキルは本やウェビナーでも学べますが、有効な分析をするには経験が大きな影響を与えるのも事実です。

自身でWeb広告を運用することで、経験でしか得られない貴重なノウハウや知識を獲得できます。Web広告は少額運用できるため、ぜひ自身で運用してみてください。

5.自社のリソースやノウハウ不足にはWeb広告代理店への代行依頼もおすすめ!

Web広告で売上につながる成果を出すには、十分な知識と経験、かつ、きめ細かい運用調整が必要です。

例えば、リスティング広告では定期的なキーワードの追加・除外設定が欠かせません。しかし、十分な経験や専任担当者がいなければ、費用対効果を高めるキーワード設定は困難でしょう。

事実、「自社にWeb広告の運用ノウハウがない」「ほかの業務との両立が難しい」と悩む担当者は非常に多い傾向があります。

そのような場合は、Web広告代理店へ運用依頼をするのがおすすめです。

運用代行費用こそかかりますが、プロに運用を任せることで、売上につながる成果を出せる可能性が高まる。

まずは代行依頼をしながら、自社にノウハウを蓄積するとよいでしょう。

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6.まとめ

本でWeb広告を学習するメリットは、信頼できる知識を得られることです。特に、入門者向けの本が充実しているため、まずは本で基礎知識を身につけるといいでしょう。

一方で、中上級者向けの本は少ない印象です。

より深い知識やノウハウを身につけるのなら、代理店のセミナーへの参加やWeb上での情報収集が欠かせません。

また、本やウェビナーで得た知識を実践に活かすためにも、Web広告を運用してみることをおすすめします。

ぜひ本記事を参考に、あなたに合ったWeb広告の本を選んでみてください。

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