コラム

GoogleとYahoo!のリスティング広告を徹底比較!おすすめはどっち?

広告運用 リスティング広告
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リスティング広告の主要プラットフォームといえば、GoogleとYahoo!です。

多くの人がGoogleもしくはYahoo!の検索エンジンを利用しているため、これらの広告を利用すれば、多くのユーザーに広告を届けられます。

理想は、GoogleとYahoo!のリスティング広告を併用することですが、予算やリソースの関係でどちらか一つを選ぶ企業は多い傾向です。なお、どちらか一つに絞るとしてもGoogleとYahoo!のリスティング広告の違いが分からないとお悩みではないでしょうか。

GoogleとYahoo!は、同じリスティング広告を提供しながらも、設定内容やアプローチ可能なユーザー層は異なります。大切なことは、各リスティング広告の違いを理解したうえで、自社に最適なサービスを選ぶことです。

本記事では、GoogleとYahoo!のリスティング広告の違いを比較したうえで、それぞれが最適なケースを解説します。

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1.GoogleとYahoo!のリスティング広告6つの違いを比較

GoogleとYahoo!のリスティング広告は、一見すると似ていますが、異なる点が6つあります。以下では、最適な出稿先を選べるように、GoogleとYahoo!のリスティング広告6つの違いを比較します。

1-1.ユーザー層

リスティング広告の最終目的は、ユーザーに購入や問い合わせ、資料請求などのコンバージョンを起こしてもらうことです。そのためには、自社ターゲットに最適なユーザーが多くいるチャネルで広告を配信する必要があります。

一般的に、Googleは若年層のシェアが高く、Yahoo!は40歳以上のミドル・シニア層のシェアが高いといわれる。

Yahoo!のオフィシャルサイトによると、Yahoo!ユーザーには次の特徴があるそうです。

  • スマートフォンの月間アクティブユーザー数の90%にリーチ
  • PCの月間アクティブユーザー数の75%にリーチ
  • ビジネス層、経営層、主婦層が多い
  • 年収700万円以上のユーザーの構成比が高い

出典:年代ごとの検索エンジンシェアを調査!シニア層でもGoogleが首位|マナミナ

Googleに関してはオフィシャルサイトでユーザー層に関するデータを提供していませんが、Webサイト「マナミナ」がWeb行動ログデータ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を用いて年代別の検索エンジンシェアを調査しています。

調査結果によると、どの年代においてもGoogleのシェアが高いと判明している。

ただし、ミドル・シニア層になるほどYahoo!ユーザーの割合が高くなり、全体的にみると世代間の利用率に大差はありません。

ここまでをまとめると、Google広告は若年層を中心とする多くのユーザーにアプローチでき、Yahoo!広告はミドル・シニア層を中心とするビジネス・経営層にアプローチできると考えられます。

1-2.ディスプレイ広告の配信先

ディスプレイ広告とは:

広告の掲載枠があるWebサイトやアプリケーションに配信される広告のこと。

GoogleとYahoo!では、ディスプレイ広告の配信先が異なります。主な配信先は以下の通りです。

【Googleディスプレイ広告】

  • Gmail
  • YouTube
  • BIGLOBE
  • livedoor
  • goo

【Yahoo!ディスプレイ広告】

  • Yahoo! JAPANの検索結果
  • Yahoo! ニュース
  • LINE
  • 朝日新聞DIGITAL

(Yahoo!ディスプレイ広告の主な配信先)

出典:広告掲載メディア|YAHOO! JAPANマーケティングソリューション

Googleの場合はYouTube、Yahoo!はLINEにディスプレイ広告を配信できるのが強みです。

また、Yahoo!ディスプレイ広告の配信先はニュースメディアや料理系サイトが多いことからも、ビジネスパーソンや経営層、主婦層のユーザーが多いと推測できます。

1-3.ターゲティング

リスティング広告のターゲティング機能を使えば、自社商材に最適なユーザーに効率よくアプローチできます。

以下が、Googleリスティング広告とYahoo!のリスティング広告のターゲティング設定内容をまとめた表です。

項目 Googleリスティング広告 Yahoo!リスティング広告
年齢 ×
性別 ×
世帯年収 ×
興味や関心 ×
デバイス
地域
スケジュール (曜日・時間帯)
リマーケティング/ リターゲティング

表を見ても分かる通り、Googleのほうが細かなターゲティング設定が可能です。また、Googleリスティング広告では子供の有無やライフイベント、半径単位での地域設定などができます。

1-4.表示オプション

リスティング広告における表示オプションとは:

広告タイトルの下に追加情報を表示する機能のこと。

広告表示オプションを使えば、広告の情報量と視認性がアップするため、クリック率の向上を見込めます。

以下が、Googleリスティング広告とYahoo!のリスティング広告の広告表示オプションをまとめた一覧表です。

Googleリスティング広告 Yahoo!リスティング広告
住所表示オプション クイックリンクオプション
アフィリエイト住所表示オプション テキスト補足オプション
コールアウト表示オプション カテゴリ補足オプション
電話番号表示オプション 電話番号オプション
サイトリンク表示オプション
構造化スニペット表示オプション
価格表示オプション
アプリリンク表示オプション
リードフォーム表示オプション

広告表示オプションもまた、Googleリスティング広告の方が幅広く選択できます。

見方を変えれば、Yahoo!のリスティング広告はターゲティングや広告表示オプションが限られているため、運用初心者は扱いやすいでしょう。

1-5.文字数

出典:リスティング広告の文字数を解説!広告文のポイントと効果的な作り方|YAHOO! JAPAN 広告

上記画像のように、リスティング広告は「タイトル・説明文1・説明文2・URL」で構成されています。Googleリスティング広告とYahoo!のリスティング広告では、上限文字数は同じです。

項目 文字数
タイトル/見出し1 30文字
タイトル/見出し2 30文字
タイトル/見出し3 30文字
説明文1 90文字
説明文2 90文字
URL1 15文字
URL2 15文字

以前は、Yahoo!のリスティング広告ではタイトル3と説明文2の設定はできませんでした。しかし、2020年8月19日よりYahoo!のリスティング広告でもタイトル3と説明文2の設定が可能になっています。

1-6.サポート制度

リスティング広告運用入門者にとっては、サポート制度の有無が重要です。

結論からお伝えすると、サポート制度はYahoo!のリスティング広告のほうが充実しています。まずはGoogleリスティング広告のサポート制度を見ていきましょう。

【Googleリスティング広告のサポート制度】

  • 電話もしくはLINEで担当者が新しいアカウント作成をサポート(日額1,000円以上の場合は最初のキャンペーン設定もサポート)
  • Google 広告ヘルプセンター
  • 無料のオンラインチュートリアル
  • Google広告のYouTubeチャンネル

Googleリスティング広告のサポート内容は、ユーザーが自主的にリスティング広告の運用を学べるように、FAQやオンライン動画などの提供が基本です。

一方、Yahoo!のリスティング広告のサポート制度は以下の通りです。

【Yahoo!のリスティング広告のサポート制度】

  • 検索広告 初期設定サービス
    キーワードの選定や広告文章の作成、入札価格の設定、広告管理ツールの設定などリスティング広告開始に必要な初期設定を無料代行
  • 検索広告まとめて設定代行サービス
    広告文の作成/入稿や表示オプションの設定などクリック率向上が見込める検索機能の設定を無料代行
  • コンバージョン設定代行サービス
    コンバージョン測定に必要な各種設定やタグの発行を無料で代行

Yahoo!のリスティング広告のサポート制度の魅力は「リスティング広告の本格運用に必要な設定をすべて無料代行」してくれるという点です。

また、Yahoo!の「公式ラーニングポータル」では、リスティング広告の運用に役立つヒントを発信しています。

初めてリスティング広告を運用する方や設定をする時間がない方などは、Yahoo!のリスティング広告に多くのメリットがあります。

2.比較して分かったGoogleリスティング広告がおすすめの人

GoogleとYahoo!のリスティング広告を比較すると、Googleリスティング広告は以下のメリットを持つと分かります。

  • 若年層を中心としたあらゆる層にアプローチできる
  • スマホユーザーと海外のユーザーにアプローチできる
  • 広告表示オプションが多い
  • 細かなターゲティング設定が可能

リスティング広告で最も重要なのは、自社に最適なユーザーに広告を配信することであり、検索ユーザーのシェアが多いGoogleは大きなアドバンテージを持っています。

また、多くの企業がGoogleリスティング広告を運用していることもあり、Googleリスティング広告に関するWeb上の記事や書籍は豊富です。

GoogleとYahoo!のリスティング広告で迷った場合は、Googleのリスティング広告を選ぶのがおすすめ。

基本的には、Googleリスティング広告はどの業界にもおすすめであり、特にターゲットが若年層やスマホユーザーの場合は、前向きにGoogleリスティング広告の利用を検討しましょう。

3.比較して分かったYahoo!のリスティング広告がおすすめの人

Yahoo!のリスティング広告の強みは2つあります。

  • アプローチできる層

Yahoo!のリスティング広告では「ミドル・シニア層」や「PCユーザー」「年収700万円以上」のユーザーにアプローチできる。

→つまり、シニア向けの商材やBtoB企業などはYahoo!のリスティング広告で成果を出せる可能性が高い。

  • 強みが充実したサポート制度

広告運用に必要な設定は、すべて無料で代行してくれるため、ターゲット層とのバランスも考慮した上でYahoo!のリスティング広告から運用に慣れてみるのもいいでしょう。

4.おすすめはGoogleリスティング広告×Yahoo!のディスプレイ広告

リスティング広告における運用効果の最大化を目指すのなら、Googleリスティング広告とYahoo!のディスプレイ広告の組み合わせがおすすめです。

モバイルのWebブラウザではGoogleがデフォルト設定されているため、課題の顕在層にはGoogleリスティング広告でアプローチします。

一方、リスティング広告では潜在層にはアプローチできません。

そこでYahoo!のディスプレイ広告に出稿し、Yahoo!ニュースやLINEなどの多くのユーザー数を抱えるメディアで、潜在層とのタッチポイントを作ります。

出典:「サーチターゲティング」とは|公式ラーニングポータル

また、Yahoo!のディスプレイ広告ではサーチターゲティングが利用できます。

サーチターゲティングとは:

ユーザーが過去にYahoo! JAPANで検索したキーワードをもとに、ディスプレイ広告を配信する機能。

【例】

Yahoo! JAPANで「新築 マンション」と検索したユーザーに対してのみ、ディスプレイ広告でマンションの広告を配信。

業種や状況にもよりますが、Yahoo!のリスティング広告よりもディスプレイ広告のほうが魅力的な場合もあります。

ぜひ費用と相談しながら、Googleリスティング広告とYahoo!のディスプレイ広告の組み合わせを検討してみてください。

5.まとめ

GoogleとYahoo!のリスティング広告は、ターゲティング項目やサポート内容、管理ツール画面など異なる点が多々あります。

特に大きな違いが、アプローチできるターゲット層です。Googleリスティング広告は若年層やスマートフォンユーザー、Yahoo!のリスティング広告はミドル・シニア層やPCユーザーを中心にアプローチできます。

まずは自社ターゲットを明確にし、どちらの媒体が最適なのか比較検討しましょう。

予算に余裕がある場合は、潜在層と顕在層の両方にアプローチできるGoogleリスティング広告とYahoo!のディスプレイ広告の併用も検討してみてください。

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アドフレックス編集部

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